影山貴彦のテレビのホンネ。「フットボール後藤と岩尾 の2人が揃うとやはりいい!」

2019年7月3日 13:23更新

関西ウォーカー

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フットボールアワーの後藤&岩尾


関西人は特に掛け合いの妙が好きだ。2 人のさりげないトークが嬉しかった


テレビ大阪が6月15日に放送した「陣取りクロスワード あんたはホンマに関西人?」がとても面白かった。『パズルゲームの定番「クロスワード」、そこに陣取りの要素をプラスした新感覚クイズ番組』と書かれた番組ホームページを見た時は、正直「なるほど」というフツーの思いだったが、やはり番組はナマモノだ。活字では説明しきれない魅力が、そこにはあった。

 大殊勲者は、司会のフットボールアワー(後藤・岩尾)だろう。最近は後藤が単独で司会を務めることも増えたが、2人のさりげないトークを交えて番組が進行していく様子を見て、嬉しくなった。関西人は特に掛け合いの妙が好きだ。フットボールアワーの漫才もテレビでもっともっと見たいと強く思った。

 約2時間のスペシャル番組は、4つのコーナーで構成されていた。たとえば、「知らないと恥!関西人の常識クロスワード!」では、『大阪の自動車についているナンバープレートの地名は、大阪、なにわ、和泉とあとひとつは?』という問題が出された。正解は「堺」だが、パネリストの面々が正解を出すのに結構てこずっているのを見て、イライラしながら楽しんだ視聴者も少なくなかったろう。

 「アレなんやっけ?関西平成クロスワード!」のコーナーで、阪神タイガースが平成15年、18年ぶりのリーグ優勝を果たしたニュースに関連づけ、岩尾が、1985年の「バース・掛布・岡田のバックスクリーンホームラン3連発」を甲子園で見たと話した。印象深かったのは、「その時は、これほどのことになるとは思わへんかった」というニュアンスの彼の言葉だ。人々を感動の渦に巻き込んでも、時の流れとともに忘れられる出来事もある中、「バックスクリーン3連発」は34年の年月を超えて、今なお多くのファンの記憶に輝き続ける。関西いいなぁ。

元毎日放送プロデューサーの影山教授


【著者プロフィール】影山貴彦(かげやまたかひこ)同志社女子大学 メディア創造学科教授。元毎日放送プロデューサー(「MBSヤングタウン」など)。早稲田大学政経学部卒、ABCラジオ番組審議会委員長、上方漫才大賞審査員、GAORA番組審議委員、日本笑い学会理事。著書に「テレビドラマでわかる平成社会風俗史」(実業之日本社)、「テレビのゆくえ」(世界思想社)など。

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関西ウォーカー

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