【後編:羽生結弦編】 数々のドラマを生んだ全日本フィギュア選手権。その名勝負を振り返る

東海ウォーカー

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2019年12月19日(木)から22日(日)まで「国立代々木競技場」(東京都渋谷区)の第一体育館で「第88回 全日本フィギュアスケート選手権大会」が開催される。日本のフィギュアスケートイベントにおいて最も権威があり、数々の名勝負の舞台となった大会だ。男子シングルでは、2015年以来の出場となる羽生結弦の活躍や、今季不調ながら全日本選手権3連覇中の宇野昌磨の復調ぶり、そして次世代を担う若手の台頭など、見どころの多い大会となりそうだ。

今回は前編に引き続き、羽生結弦の過去の全日本での戦いぶりを振り返りたい。羽生結弦が出場した全日本選手権、全日本ジュニア選手権、全日本ノービス選手権は全て取材しており、紹介したい写真は数え切れないほどある。

フォトセッションにて、両手がふさがっていたため賞状を口にくわえる羽生結弦


2004年、明治神宮外苑のリンクで開催された全日本ノービスにて全日本デビューを果たした羽生結弦。当時、大会前から「今年は凄い逸材がいる」と関係者の間で話題になっており、私も大きな期待をもって取材に赴いたことを覚えている。この年は圧巻の内容で優勝を飾ったのだが、その後、2年連続で優勝を逃すなど、必ずしも順風満帆に来たわけではなかった。しかしその後、2008年の全日本ジュニアで優勝すると、翌シーズンは破竹の勢いで勝利を重ね、一気にスターダムにのし上がることとなる。その後の活躍ぶりは今更述べるまでもないだろう。

【写真を見る】2004年の全日本ノービスにて、全日本デビュー


ただ全日本選手権においては、2012年の初優勝後、4連覇を果たすものの、2016年以降は怪我などのために3年連続で欠場しており、今年は久し振りの全日本出場となる。今季はグランプリシリーズでも好調ぶりをアピールしており、ハイレベルな演技を披露してくれそうだ。どんな演技、そしてどんな表情を見せてくれるのか、楽しみでならない。

2009年全日本選手権での演技


2012年の全日本選手権で初優勝を果たした。これほど嬉しそうな表情も珍しい


中村康一(Image Works)

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