“東京・赤羽で昼飲み”を吉田類が解説!

東京ウォーカー(全国版)

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赤羽は下町風情が残るのんべえの聖地。まだ日が高いうちからお酒を求めて人がわんさか集まる。なんと朝から立ち飲みできる店も!そんな赤羽を、今回は酒場詩人としておなじみの吉田類の案内で、昼間からジョッキ片手に“ぶらり旅”をすることに。「赤羽は外から来た人にも温かい気質だから大丈夫。格好つけず、飲んで食べて楽しめばいいんだよ」と吉田。吉田行きつけの店や、おすすめの激安店、朝7時から飲める店などを一挙に紹介!

最初に紹介する店は、吉田も常連として通う、赤羽一番街のシンボル的存在「鯉とうなぎのまるます家」。1950年創業の、赤羽を代表する酒場だ。酒はもちろん、うな重、定食、コイ料理など、あらゆるメニューがあり、“ファミリーレストランの走り”のような存在だったという。店内に2台並ぶコの字型カウンターは昼間から、酒を飲む客でギュウギュウだ。900mlのハイリキがそのまま出てくる「ジャン酎モヒート」を注文し、さっそく隣の席の客と談笑を始める吉田。見知らぬ客と会話をして、酒が繋げる出会いを楽しんでいるのだとか。

続いて向かったのは「シルクロード」。そこには吉田が夏でも食べたくなるというおでん専門店「丸健水産」がある。店内の一角が立ち飲みスペースになっており、カウンターでおでんをつまみながら赤羽のカップ地酒が楽しめる。関西風の澄んだ出汁で煮込んだ、40種前後を揃えるおでんはひとつ70円からとリーズナブル!豊富なおでん種の中でも、牛すじは絶対に食べたい一品だそう。そしてもうひとつ頼んでおきたいのは、カップ酒が3分の1ほどになったところにおでん汁を注ぐ「大将割り」。これでかなり“ツウ”な赤羽飲みが堪能できる。

吉田がおすすめする店はまだまだある。赤羽で飲む人なら知らない人はいないという名店「米山」だ。下町の飲み屋の定番グルメ“焼きとん”が名物の店である。「ここの焼きとんを求めて開店2時間前から行列ができるんだからすごいよ」と吉田も驚きを隠さない。東口から徒歩6分とやや離れているが、赤羽に行ったら足を延ばしてみたい。

全体的に良心的な価格設定をしている赤羽の飲み屋だが、その中でも吉田が安さで太鼓判を押す店がある。それは「立ち飲み いこい 支店」だ。旬の魚介類や手作りのつまみも充実。ハイボール(190円)、マグロ刺身(130円)と信じられない価格で提供している。コストパフォーマンスの良さで赤羽屈指の人気がある。朝7時から営業しており、開店と同時に客が入り出すこともあるのだとか。

朝から開いている飲み屋があるほど酒好きの多い赤羽だが、じつは東京23区で唯一の酒蔵「小山酒造」があることでも知られている。1878創業の歴史ある酒蔵だ。昔から酒に所以がある土地なのだ。そんな赤羽について吉田は「赤羽は北の玄関口。戦後、北の方から東京へ出稼ぎに来た人々が食事をしたり、酒で疲れを癒した名残がこの飲み屋街。だから歴史ある店は食事が安くて美味いし、人柄もいい。一軒一軒をアトラクションのようにはしご酒するのが最高だよ。まさに大人のテーマパークだね」

歴史を感じながらじっくり昼飲み…そんな贅沢な一時を赤羽で過ごしてみてはいかがだろうか【東京ウォーカー】

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