「ポッと出のウイルスには負けない!」桂浜水族館によるコロナ禍を逆手にとった楽しみ方に迫る
東海ウォーカー
「飼育員が尊い」「フォロワー数と来館者数が比例しない」など、Twitterで話題の桂浜水族館(高知県高知市)が5月11日より営業を再開。独特のツイートを発信する公式マスコットキャラクターの『おとどちゃん』に、コロナ禍における桂浜水族館の今やこれからについてなど、じっくりと聞いてみた!
キャッチボールしたり、男子高生の青春のように過ごした休館中の日々
―― まず、休館中の水族館の様子はどうでしたか?
おとどちゃん「いたって変わりなし!あんまりネガティブになってはなかったで!飼育員みんなで、浜やテラスでご飯やお菓子を食べたりのほか、ショーやイベント、接客の時間がない分、生きものといっぱい遊んだりも。男子高校生が青春を過ごしゆう感じで(笑)。
こればっかりは悲観だけしていても仕方がないき、今この状況すらも逆手にとって楽しんじゃろうって感じやった。普段は年中無休やし、営業中はこんなことできんかったき。
あと、生きものもそれほどストレスを感じちゅう風にはなかったです。なんせ普段からお客様が少ない水族館やき…、のんびりごろごろしよったで!悲劇の中で生み出す喜劇こそが本物の笑いだと。こんなこと言うと、ほれ不可避!?」
―― そして、外出自粛要請の解除に伴い営業再開ですね。
おとどちゃん「桂浜水族館はこれまでずっと、台風の日も休まず年中無休で営業してきた。戦後初の長期休館は、おとどらスタッフだけじゃなく、地元の方や応援してくださりゆう県外の人にも大きな影響を与え、「あの桂浜水族館が休館するくらいだからコロナやばい」「桂浜水族館が休館するって相当」などの声も…。誰かにとってはどうでもいい場所かもしれん。一生必要のない場所かもしれん。けんど、桂浜水族館が心の拠り所である人もおる。ここに、この田舎の小さな水族館に、やっとの思いで生きる意味を見出している人もおる。行き場のない人たちの居場所をできるだけ早く再開し、駆け込めるようにしたいという思いもあって、桂浜公園の駐車場が5月11日に封鎖解除されるのに合わせて当館も開館することにしました!」
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