「ポッと出のウイルスには負けない!」桂浜水族館によるコロナ禍を逆手にとった楽しみ方に迫る

東海ウォーカー

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戦争だって乗り越えてきた桂浜水族館は、ポッと出のウイルスには負けない

―― 多くの人が再開を待ちわびていたかと思います。反応はいかがでしたか?

Twitterで飼育員と生きものたちを見ながらおうち時間を。写真は飼育員「せーいち」とコツメカワウソ

おとどちゃん「桂浜水族館のファンは県外の人が多いき、再開したものの爆発的な来館者数にはなっちゃあせん。地元の方が「再開おめでとう」ってお花やお菓子をプレゼントしてくださりに来たり、生きものたちや飼育員、スタッフに会いに来てくださったり、のんびり日常を取り戻しゆう感じです! 」

―― 営業再開はしても、まだ県をまたいでの移動や、積極的なおでかけはできませんしね…。
おとどちゃん「仕方がないことやと思います。焦らずゆっくり、みんなでこの異常が始まる前のかけがえのない日常に帰ったらいいがです。生命はたくましいけんど、人間は弱いもんです。少しの気の許しが、死へと繋がる。桂浜水族館は、負けません。戦争だって乗り越えてきたがです。89歳です。ポッと出のウイルスには負けません。やき、今はまだもう少し、おうち時間を過ごしてもらっても。TwitterをはじめSNSで、家にいても桂浜水族館は楽しんでもらえるき、焦られん焦られん(訳:焦らない焦らない)」

飼育員「まるのん」など、Twitter上には生きものと飼育員のハッピーな2ショットがいっぱい

――休館前と再開後で変化はありましたか?
おとどちゃん「休館前は7万人やったTwitterのフォロワー数が14万人を超え、再開後もじわじわと増え続けゆう。これまでも都度都度バズったり、メディアに取り上げてもらうたびに注目を集めてはおったけど、やっぱり休館中の1か月間は夢でも見ゆうみたいやった。コロナ以前から「飼育員」にフォーカスを当てた発信をしよったけど、外出の自粛が求められたことにより、多くの人が「人」と接触せんことが増え、そのために「人」が「人」に強く興味を持つようになったがないやろうか?「人と生きもの」の仲睦まじいハッピーセットな画に、多くの人が自粛疲れの癒しを感じゆうがじゃないかと思います。まさに水族館だけど水入らず!

カピバラに押し倒される飼育員「ウラ」

あと、休館中に建物のメンテナンスとか改装をしたき、休館前はボロボロで田舎感丸出しやった所が近代的に。休館前と再開後のお客様における変化はまだ感じられんけど、おとどらが日常だと思い込んじょった日々は、いろんな偶然や奇跡が折り重なって構築されちょっただけで、何か一つ歯車が狂ったら簡単に壊れてしまう、はかないもんやったがやと痛感…。(この発言)おとど、かっこいい!」

木製だった柵をアルミにするなど、トドショープールをリニューアル

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