裏動画や軽トラのご支猿⁉客よりサルのほうが多い日本モンキーセンターで飼育員が奮闘中!

東海ウォーカー

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仕事の裏側から驚きの暴露話まで!?飼育員だからこそ作れた動画が話題に

Twitterで手応えを感じた飼育員が次に取り組んだのがYouTube。それまでTwitterを動かしていた5人をYouTube担当へと転向させた。当時、公式YouTubeアカウントでの動画投稿も、イベント情報の発信程度。そこで、「公式チャンネルがあまりにつまらないと評判なので、なんとかしたい飼育員5人が、園内のサルたちや、飼育員の仕事について好き勝手に全力で紹介します」(YouTubeの紹介文より)と、20年1月からスタートしたのが、日本モンキーセンター公式『裏』チャンネルだ。

公式『裏』チャンネルでは、ANO、シュート、たかし、Kさんの名前で登場している

毎週月曜日の18時と、さらに週に1本以上、不定期に動画を投稿。あくまでもサルに興味を持ってもらう動画を目的にしつつも「まずは自分たちが楽しめる動画にすること、そして、飼育員にしかできない内容に」(石田)と、ほかの動物園とは一線を画した個性的な仕上がりに。目隠しして利きエサをしたり、ジェスチャーゲームをしたりと、ただ飼育員が好き勝手に楽しく遊んでいる企画動画のほか、普段の仕事や飼育員視線の動物の姿も垣間見られる「飼育員のコシゴト」シリーズも展開。なかでもユニークなのが「飼育後の飼育員」シリーズ。毎回、一つのお題をもとに2人の飼育員が自由に語り合うという動画だ。「動物園の就職事情は闇が深いって話」「〇〇動物園の財力ハンパないって話」など、かなり突っ込んだ内容も多く、飼育員だからこその本音満載のトークがおもしろい。

ジェスチャーでサルの種名を当てられるかに挑戦。4人の仲のよさもうかがえる

「飼育員のコシゴト」シリーズ。寄付でもらったイチゴをヤクシマザルにあげる舟橋さん。撮影を担当しているのは根本さん

「飼育後の飼育員」シリーズは、飼育員がただ1テーマについて語り合うだけだが、それがおもしろいと好評を得ている

「公式『裏』チャンネルの活動は、どれだけがんばっても上司には未だ”趣味”で片付けられる」(舟橋)ため、すべて業務後や休憩中に撮影などを行い、休日に20時間程度かけて動画編集をするという。そのかいもあって、着々とチャンネル登録者は増加中。飼育員宛に手紙が送られてきたり、「お客様からKさんと、『裏』チャンネル内での呼び名で声をかけられる」(根本)ことも増えてきたそう。「YouTubeをはじめ、twitterや公式ブログで飼育員の名前が公開されています。気に入った飼育員がいたら、本人に会いに来ていただけるのも大きなポイントです。作業中でもお客様から質問があればお答えしますし、動物のガイドも要望があれば、ゲリラ的に行うことも」(舟橋)、「お客様と飼育員の近さではほかの施設に負けないはず!」(根本)と、来園者とのコミュニケーションにも積極的だ。

「悲しいことに職員専用通路がほとんどなく、飼育員が来園者の方と同じ観覧通路を移動しているので、声をかけやすいかと思います(笑)」(石田)


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