世界最高峰のデジタルアート集団「モーメント・ファクトリー」に聞いた!“食神さま”の魅力って?
東京ウォーカー(全国版)
皆さんは「モーメント・ファクトリー」をご存じだろうか。マドンナなど一流アーティストのライブ演出をはじめ、バルセロナのサグラダ・ファミリア大聖堂、シルク・ドゥ・ソレイユ、ディズニー、ソニーなど350件以上のショーや体験型イベントを作り上げ、世界的な実力と実績を誇る、世界最高峰のデジタルアート集団だ。そんな彼らがデジタルアートを製作した「食神さまの不思議なレストラン」展が現在、東京、茅場町にて開催中。今回特別企画として、「モーメント・ファクトリー」に直撃インタビュー!本展の企画進行を務めたキャサリン氏と、代表のドミニク氏に“食べ神さま”の魅力や、日本文化の魅力、今後の活動内容について聞いてみた。

「食神さまの不思議なレストラン」展について
――本展を開催することになったきっかけについてお聞かせください。
ドミニク「3年前にソニーミュージックエンターテイメントと初めてコンタクトをとった時、新しいエキジビジョンを日本で広げていきたいという話をしたんだ。その時、最新テクノロジーと日本の食文化の融合させた新しいエンターテイメントを作ろうという話題が出て、今回実現に至ったんだ」

――本展の特徴や、みどころはどのようなところでしょうか?
キャサリン「今回の作品は“日本の食文化”からインスピレーションを受けているわ。自然の中にある食物が食卓に届くまでの過程を、見て触れるインタラクティブコンテンツとして、キツネの案内役“ウカ”と共に旅をしながら最後はレストランで実際に食べ物を味わえる内容になっているわ」
日本に対して持っているイメージ
――日本の魅力はどういったところでしょうか?
ドミニク「僕はカナダで育ったんだけど、小さい頃からウルトラマンだったり、アトムといった日本のアニメや映画にたくさん触れてきたんだ。そういった日本のクリエイティブな部分にとても感銘を受けた。日本に初めて来た時には、日本食の素晴らしさだったり、人柄の良さを肌で感じて、日本文化に刺激を受けている部分はたくさんあるよ」

――日本国内ではチームラボやライゾマティクスなどの企業が、デジタルアートの分野を牽引していますが、日本のデジタルアートシーンについてどのような印象をお持ちですか?
ドミニク「たくさんのインスピレーションを受けているよ。チームラボのことは長年知っていたし、彼らの芸術的な感性にはとても刺激を受けてきたよ。ライゾマティクスとはこの前初めてお会いして、デジタルアート業界についてや、今後どのようにコラボレーションしていくかについて色々な話をしたんだ。彼らとは活動理念が一緒だったりと、共通点がたくさん見つかって嬉しかったね。僕たちは日本で活動する上で、日本のアーティストたちと“競争”よりも“共存”をすることが大切だと思っているんだ。今後も多くの日本アーティストと一緒に仕事をしたいね」
――日本を色に例えると何色ですか。またその理由をお聞かせください。

キャサリン「そうね、森っぽい感じかしら(笑)。モーメント・ファクトリーのイメージカラーと一緒ね」
ドミニク「日本はどこに行っても自然があるからね、僕も緑かな」
今後の活動について
――2017年は東京を拠点に活動するとのことですが、どのような取り組みを予定されていますか?
ドミニク「まずはソニーミュージックと一緒に活動をしていくんだ。その過程でライゾマティクスとのコラボレーションも実現させたいな。あと森の中にマルチメディアを設置して、自然とアートを融合させた“ルミナ”というプロジェクトがあるんだけど、それを日本でも計画してるよ」
――最後にメッセージをお願いします。
キャサリン「ぜひ足を運んで私たちのアートと、食べ物も楽しんで下さい」
ドミニク「和食という日本の文化を通して、僕たちと日本の繋がりがより強くなったら嬉しいよ。ぜひ来てくださいね」

2017年は東京を拠点にアジアで活動を広げていく世界最高峰のデジタルアート集団「モーメント・ファクトリー」。今後の活動からも目が離せない!そんな彼らがデジタルアートを手掛けた「食神さまの不思議なレストラン」展は、5月21日(日)まで東京、茅場町にて開催中。和食とアートの融合を体感しにぜひ足を運んでみて欲しい。【ウォーカープラス編集部/コダマタイチ】
※2017年1月取材
コダマタイチ
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