【コロナ対策情報付き】小樽運河の楽しみ方をガイド!歴史を感じるレトロな景観は昼も夜も見ごたえたっぷり

東京ウォーカー(全国版)

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小樽運河の見どころからグルメ・お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介しているイベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

小樽運河ってどんなところ?海運の歴史を今に伝える小樽屈指の観光スポット


美しい景観が魅力の小樽運河は小樽観光で外せない定番スポット!

北海道を代表する観光地、小樽市の人気スポットとして知られる小樽運河。運河沿いには重厚な石造倉庫群が立ち並び、海運で栄えた小樽の歴史を今に伝えている。

小樽運河は、北海道開拓の玄関口として発展した小樽港の物資の運搬を効率化するために造られた水路。1923年(大正12年)に完成し、昭和初期にかけて商都・小樽を支える大きな拠点となった。しかし、戦後は港にふ頭が整備され、役目を終えた運河を道路拡充のために埋め立てる計画が浮上。十数年におよぶ論争の末、1986年(昭和61年)に、運河の幅の半分は埋め立てて道路とし、残りは散策路や街園を整備した現在の形に生まれ変わり、小樽も観光都市として注目を浴びることとなった。

小樽運河について「繁栄から衰退、再生という歴史を経てきた現在の姿をぜひご覧ください」と話してくれたのは小樽観光協会の担当者。さらに「もともとは海だった場所に、海岸線を埋め立てて造られた小樽運河。曲線を描く運河の美しい風景をお楽しみください」とその魅力を教えてくれた。訪れる際は、ノスタルジックな雰囲気とともに、水をたたえた運河の眺めを存分に堪能したい。

【見どころ1】写真を撮りたくなる風景がいっぱい!3つのポイントを巡る

小樽運河は全長1140メートルで、南側から浅草橋街園、中央橋街園、北運河の3つのポイントがある。浅草橋街園から北運河まで続く風景を眺めながら、のんびり散策路を歩くのもおすすめ。3カ所の特徴をそれぞれ見ていこう。

すがすがしい風景が続く夏の小樽運河。浅草橋街園は写真撮影におすすめのスポットだ

秋は倉庫の壁のつたが色づきひときわ美しい景観に

雪が積もる冬の小樽運河も魅力

浅草橋街園は、小樽運河の記念撮影スポットとして定番の場所。湾曲した運河をバックに写真を撮りたいときはここを訪れよう。広場には観光案内所があり、街歩きの情報収集にも便利。日本銀行旧小樽支店金融資料館、小樽堺町通り商店街、旧国鉄手宮線などの観光スポットも徒歩圏内だ。

中央橋から浅草橋街園方向を望む

運河クルーズで船上から街の風景を眺めるのもおすすめ

浅草橋街園から散策路を通り、徒歩5分ほどの場所にあるのが中央橋街園。中央橋は「小樽運河クルーズ」の発着地になっていて、乗船すると水辺から運河周辺の景色を楽しめる。所要時間は約40分で、中央橋―小樽港―北運河―浅草橋を巡るコース。一般料金は、デイクルーズが中学生以上1500円、小学生以下500円、日没後出航のナイトクルーズが中学生以上1800円、小学生以下500円(各税込)となる。 

今も小型船が係留される北運河は港町の雰囲気たっぷり

昔ながらの運河の風情を残している静かなエリア

中央橋街園から徒歩10分ほどの場所に位置する北運河は、埋め立て前の運河の幅40メートルを保っているエリア。今も小型船や遊漁船が係留され、昔ながらの情緒あふれる風景を垣間見ることができる。周辺には、童謡「赤い靴」のモデルとなった親子の像が立つ運河公園もある。

【見どころ2・イベント】夜の運河はライトアップで幻想的な姿に!

夏の夜を彩る幻想的なライトアップ

秋は明かりに照らされた蔦紅葉が訪れた人の目を楽しませる

昼の景色とは一転し、夜の小樽運河は幻想的な風情に様変わり。夕暮れ時にはガス灯がともり、毎日日没から22時30分の時間は石造倉庫群がライトアップされる。建物や明かりが水面に映る様子はひときわロマンチック。ナイトクルーズで夜景を満喫するのもおすすめだ。

【写真】キャンドルの明かりに彩られる冬のイベント「小樽雪あかりの路」も人気

冬の散策路をキャンドルの明かりがやさしく照らす

そして、例年2月に行われているのが、小樽の冬の恒例イベント「小樽雪あかりの路」。メーン会場のひとつとなっている小樽運河には、古い漁具をモチーフにした浮き玉キャンドルが輝くほか、散策路がスノーキャンドルやオブジェなどで装飾され、心温まる雰囲気に。運河一帯がやさしいイルミネーションに包まれる。真冬の夜のイベントのため、訪れる際はマフラーや手袋などの防寒対策をお忘れなく。

【グルメ・お土産】散策ついでに立ち寄りたいスポットも充実

運河沿いには往時の倉庫を活用した店舗が点在している。浅草橋から中央橋付近には、ビアパブと醸造所を備えた「小樽ビール・小樽倉庫No.1」や食堂、カフェ、レストランがあり、ランチや夕食にもぴったりだ。また、中央橋から道道454号を渡ってすぐの場所に建つ「運河プラザ」は、観光案内所や休憩所、喫茶コーナー、お土産物販コーナーが入っていて便利。さらに、運河プラザ隣の「小樽百貨UNGA↑(うんがぷらす)」(火曜定休)は、おしゃれなお土産を探している人ならぜひ訪れたい小樽のこだわりの逸品が揃うショップだ。そのほか、北運河沿いにも倉庫の建物を使ったカフェやレストランがあるので、散策ついでに立ち寄ってみて。

【アクセス】電車の利用がおすすめ!運河周辺の街歩きも楽しんで

小樽運河へのアクセスは電車が便利だ。最寄り駅はJR小樽駅で、JR札幌駅から快速で約35分、新千歳空港からはJR快速エアポートで約75分で到着。小樽駅から小樽運河の浅草橋街園へは徒歩15分、中央橋街園へは小樽駅前の中央通を直進して徒歩10分ほどで着く。小樽駅から小樽運河周辺にかけては、観光スポットや趣きがある歴史的建造物も数多く、見どころたっぷり。街歩きを思う存分楽しめるので、プランを立てて小樽巡りを満喫したい。

バスを利用する場合は、札幌駅から小樽駅まで約65分。車の場合は、札樽自動車道札幌北ICから約35分で小樽運河に到着する。車を止める際は近隣の有料駐車場を利用しよう。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・ソーシャルディスタンスの確保にご協力ください。
・観光案内所や周辺の施設では、アルコール消毒液を用意するなど感染対策に取り組んでいます。

取材・文=角川アップリンク

<施設情報>
住所:北海道小樽市港町5
アクセス:【電車】浅草橋街園:JR小樽駅から徒歩15分。中央橋街園:JR小樽駅から徒歩10分 【車】札樽自動車道札幌北ICから約35分
営業時間:通年散策可能。運河倉庫群ライトアップは日没~22:30
定休日:なし
駐車場:近隣の有料駐車場を利用

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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※2020年8月時点の情報です。

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