京の奥座敷「貴船神社」の見どころを徹底ガイド!「水」や「えんむすび」にまつわるお守りやお土産も【コロナ対策情報付き】
東京ウォーカー(全国版)
目次
- 貴船神社ってどんなところ?平安京遷都以来“水”とえんむすび”の神様として信仰を集める格式高い神社
- 【見どころ1】四季折々の景観と朱い灯篭のコントラストが美しい「本宮参道」
- 【見どころ2】神社一帯が幻想的な雰囲気に包まれる季節ごとのライトアップは必見!
- 【回り方】本宮・結社・奥宮の「三社詣」で御利益アップ!
- 【見どころ4】貴船神社に来たからには「水占みくじ」にチャレンジ!「御神水」と「御神水ラムネ」は参拝記念にもおすすめ
- 【イベント】貴船の町を金色の神輿が巡業する年に一度の祭礼「貴船祭」
- 【お土産】貴船神社ならではのお守りをゲットしよう!京都ゆかりのブランドとのコラボアイテムも
- 【おすすめ】広報担当者に聞く!貴船神社の楽しみ方
- 【アクセス】貴船神社へはバスや電車などの公共交通機関で
- 【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
貴船神社の見どころから楽しみ方、お土産までおでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示や施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)
貴船神社ってどんなところ?平安京遷都以来“水”とえんむすび”の神様として信仰を集める格式高い神社

京都は鞍馬山の麓、鴨川の水源地に鎮座し、全国に約500社を数える貴船神社の総本宮。水の供給を司る神様を祀り、古くより祈雨の神として雨乞いや雨止めの神事が行われている格式高い神社だ。
和泉式部が夫との復縁を祈願し叶ったことから「えんむすびの神」としても名高く、悪縁を絶って良縁を結ぶ両方の利益があるとされ、恋愛の縁、仕事や出世に関する縁、子授けなどあらゆるえんむすびを願う人々が日本全国から参拝に訪れる。
【見どころ1】四季折々の景観と朱い灯篭のコントラストが美しい「本宮参道」

石段に沿って鮮やかな朱色の春日灯籠が連なる本宮参道は貴船神社のシンボル。毎年春から夏に移り変わる季節には、青々とした新緑に灯籠が映え貴船神社を象徴する景観を見ることができる。桜や紅葉、雪景色と灯籠のコラボレーションも美しく、撮影スポットとしても人気の場所だ。

【見どころ2】神社一帯が幻想的な雰囲気に包まれる季節ごとのライトアップは必見!

春の「新緑ライトアップ」と「花のen」、夏の「七夕笹飾りライトアップ」、秋の「貴船もみじ灯籠」、冬の「積雪日限定ライトアップ」と貴船神社では年に5回ライトアップイベントを開催。色とりどりの七夕飾りや紅葉、真っ白な雪景色に包まれた春日灯籠や境内がライトアップされると周辺には幻想的な景観が広がり、昼間とは違った雰囲気が楽しめる。なお、春日灯籠はイベント時以外も夕暮れ時から20時頃まで点灯しているので、比較的人が少ない夜間に灯りを楽しみながら参拝するのもおすすめだ。


【回り方】本宮・結社・奥宮の「三社詣」で御利益アップ!

貴船神社は鳥居がある入口から水を司る本宮、結びの神の結社、水や船の神そして貴船神社の起源とされる奥宮の三社が鎮座しており「三社詣」を行うと「運氣隆昌、えんむすび、諸願成就」それぞれの運気が上昇するとされている。
参拝する際は本宮、奥宮、結社の順序となるので注意。所要時間は平均1時間から1時間半ほどだが、コースの貴船川沿いには川床や茶屋が並び、御神水や船形石などの名所も点在しているので訪れた際は三社を巡り「運氣隆昌、えんむすび、諸願成就」を祈願しよう。


【見どころ4】貴船神社に来たからには「水占みくじ」にチャレンジ!「御神水」と「御神水ラムネ」は参拝記念にもおすすめ


本宮社殿前の石垣からは貴船山の湧水があふれ出ており、過去に一度も涸れたことがない「御神水」とされている。夏は冷たく冬は温かい弱アルカリ性の「御神水」は無料で自由に汲むことができ、良質の天然水なのでお茶やコーヒー、炊飯にもぴったり。
授与所ではオリジナルの御神水容器(600ミリリットル、1本500円)を頒布しているので参拝の記念やお土産として持ち帰りたい。さらに、御神水を一部使用して作った「御神水ラムネ」(500円)を冷やして販売している。参拝のあとは御利益たっぷりのラムネで乾いた喉を潤そう。


ほかにも、貴船神社では水にまつわる神様ならではのおみくじ「水占みくじ」が人気。御神水脇の水占い専用の池「水占齋庭(みずうらゆにわ)」に用紙を浮かべると文字が浮き出てくる珍しい仕様で、恋愛、病気、学問、商売など5つの項目を占える。「当たる」と評判なうえに、記載されているQRコードをスマートフォンなどで読み込むと英語、中国語、韓国語に翻訳表示されることから外国人観光客にも好評。
【イベント】貴船の町を金色の神輿が巡業する年に一度の祭礼「貴船祭」

貴船神社では年間を通して多彩な行事を執り行っているが、そのなかでも最大かつ重要な祭典とされているのが毎年6月1日の「貴船祭」。午前中は本宮での神事、午後は貴船大神の御分霊を奉安した金色の神輿が貴船町内を練り歩く。奥宮では子供たちの健やかな成長を願う「こども千度詣り」や、ヤマタノオロチ退治神話を再現した「出雲神楽」を奉納。神事以外は一般客も参加可能なので、歴史情緒あふれる祭礼を間近で見学することができる。

【お土産】貴船神社ならではのお守りをゲットしよう!京都ゆかりのブランドとのコラボアイテムも
貴船神社では、願い事を書いて結ぶ「結び文」をモチーフにした「むすび守」(1000円)やブレスレットタイプの「ひとつなぎ守」(1500円)、命の源である水に感謝することで水難除けやえんむすび、復縁、商売繁盛などさまざまな利益につながる「水まもり」(1000円)などバラエティ豊かなお守りを授与している。デザインやカラーも豊富に取り揃えているのでお気に入りのお守りを探してみよう。

また、貴船神社と京都に所縁のある2つのブランドがコラボした頒布品も授与所にて取り扱っている。帆布かばん店「一澤信三郎帆布」が手掛けた「御朱印帳かばん」(3500円)は、シンプルで飽きの来ないデザインと手作りならではの温かみのある風合いが特徴。御朱印帳の収納としてはもちろん、小物入れとして持ち歩くのにもちょうどいいサイズで巡拝には欠かせないアイテムだ。


さらに、京あめの老舗「クロッシェ」が手掛けた「結縁 恋珠」(800円)は恋愛の成就を願い「御神水」を練り込んだ逸品。手鞠をモチーフにした可愛らしいフォルムの京あめと和柄のパッケージは女性好みのデザインでお土産やギフトにも最適。
【おすすめ】広報担当者に聞く!貴船神社の楽しみ方
「貴船神社は京都の中心部から少し離れた山麓にあるため、夏は涼しく過ごすことができ、冬は雪景色が楽しめます。近年は貴船川沿いの川床にカジュアルなカフェや甘味処もオープンしているので、参拝後に自然豊かな景色を眺めながら休憩するのもおすすめです。川床のシーズンである夏場や紅葉時期は混雑しますが、冬の初詣時期は比較的空いておりゆっくりと参拝できますよ」と、貴船神社 禰宜の高井大輔さん。
【アクセス】貴船神社へはバスや電車などの公共交通機関で
貴船神社へのアクセスはJR京都駅から地下鉄と京都バスを乗り継ぎ、または京阪電車 出町柳駅から叡山電車の貴船口駅に到着後、京都バスを乗り継ぐのが最短ルートとなり、どちらも片道約1時間弱かかる。駐車場の用意はごくわずかで周辺の道幅も狭いため、車の利用は避けて公共交通機関を利用しよう。
※2021年2月現在、叡山電車市原~鞍馬間は土砂崩れの影響により運転を見合わせ。貴船口駅へは市原よりバス利用となる。詳細は叡山電車公式サイトを要確認。
【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
・各施設、店舗に消毒液を設置
・手指の消毒、マスク着用を呼びかけ
<施設情報>
・住所:京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
・アクセス:【電車】叡山電車貴船口駅から京都バス33系統貴船行約5分 「貴船」下車徒歩5分
・営業時間:冬期(毎年12月1日~4月30日)6:00~18:00、通常期(5月1日~11月30日)6:00~20:00、授与所9:00~17:00(通年)※正月三が日は20:00閉門、ライトアップ開催期間中は参拝時間延長
・定休日:なし
・駐車場:25台(800円/120分)
・料金:参拝料無料
取材・文=角川アップリンク
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
※2021年6月時点の情報です。
同じまとめの記事をもっと読む
この記事の画像一覧(全18枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介