絶景パワースポットとおいしい地酒で冬の大洗を満喫しよう!

東京ウォーカー(全国版)

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遠くへの旅行や帰省が難しい今年の冬は、都心からのアクセスも良い、茨城県の大洗町を訪れてみるのはいかがだろうか?都会の喧騒から離れて、海や山などの自然を感じつつ、地元のおいしい食べ物を味わうことができる大洗町。そんな大洗の魅力を、モデル・インフルエンサーとして活躍する垰智子(たおともこ)さんが徹底レポート!

海が見渡せる大洗磯前神社でパワーチャージを

茨城県の文化財にも指定されている大洗磯前神社の社殿は、水戸藩第2代藩主・徳川光圀公が造営の工を起し、再建された


最初に訪れたのは、斉衡(さいこう)3年(856年)に創建された「大洗磯前神社」。日本神話に登場する「大己貴命(おおなむちのみこと)」と「少彦名命(すくなひこなのみこと)」の2柱の神様が祀られていて、古くから家内安全、海上交通の守り神として信仰を集めている。県指定文化財の本殿・拝殿はもちろん、神様が降り立ったと言われる「神磯(かみいそ)の鳥居」もぜひ立ち寄りたいスポットだ。

少し急な階段を上ったところにある磯前神社。鳥居を通して見える海はとても綺麗

随神門の横には、大黒様と恵比寿様が。「たくさん撫でて“大福”をいただいてください」とのことで、大黒様の頭を撫でる垰さん

随神門の正面と背面の中央には、祭神である大己貴命のご威徳を表す「因幡の白兎」が彫られている


手水舎の柄杓が撤去されていたり、参道の幅が通常より広めに確保されていたりと、新型コロナウイルス対策もばっちりな同神社。隋神門から参道へ入ると、目の前にはお参りをする拝殿、そして拝殿の奥に本殿がある。本殿には、神様の御神体である2つの石が納められているのだが、神主さんでも中に入ることはめったにないそうだ。本殿の中に入ることはできないが、周りを囲うようにぐるっと1周することができるので、お参りをしたあとは奥まで立ち寄ってみて。

拝殿にてお参りを。家内安全・海上安全・縁結びなど、そのご利益は多岐にわたる

本殿の茅葺屋根は、よく見ると色の濃淡がついていて縞模様のようになっているので、チェックしてみて


さらに、同神社は人気アニメ「ガールズ&パンツァー」の聖地としても有名で、近年は“ガルパン”ファンの訪問も多いとのこと。神社の境内には、巨大な“ガルパン絵馬”のほか、ファンによるイラスト入りの絵馬も多く奉納されている。

神社でお参りしたあとは、すぐそばの海岸沿いにある「神磯の鳥居」へ

参拝後は、再び階段を下りて二の鳥居まで戻り、海岸の方へ。「神磯の鳥居」があるのは、大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)の2柱の神様が降り立ったとされる神聖な場所。「文徳実録」には、斉衡3(856)年12月29日に、自然災害や疫病、政治の混乱など世の中が乱れていた当時、「苦しむ人を助けたい」という思いからこの地に降りてきたという記述が残っている。

海岸に立つ鳥居と、荒波が岩礁に当たり白く砕ける様子は圧巻!

パワースポットで思い出の1枚を


日の出や日の入りの時間帯は特におすすめ。鳥居と海、そして太陽が織りなす景色は、思わずカメラに収めたくなるほど美しい。さらに「神磯の鳥居」は初日の出スポットとしても有名で、毎年元旦には宮司以下の神職が、神様が降り立ったとされる神磯の前で初日の出を奉拝する。神秘的な景色と共に、気持ち良く1年のスタートが切れそう。

「月の井酒造店」で大洗ならではの上質なお土産を

神社や鳥居で神様からのエネルギーをいただいたあとは、磯前神社から車で5分ほどのところにある、「月の井酒造店」へ。1865年の創業以来、材料から製法までこだわり、ていねいな酒造りを行ってきたこちらの蔵元でぜひ購入したいのが、大洗の地酒。また、お酒だけでなく酒粕を使った食品やハンドクリームなども販売しているので、そちらもぜひチェックしてみて。

創業当時は「松前屋」の称号で酒造りを始めたそう

普段はなかなか見る機会がない酒蔵を見学させてもらった


月の井酒造店のメインブランドとして打ち出している地酒が「月の井」。こちらは、日本民謡“磯節”の中の「波の背に乗る秋の月」という一節、さらに、自社の井戸水を使用していることから「月の井」と名付けられたそう。酒米は独自のネットワークを活かし、兵庫県の山田錦、福井県の九頭竜米など全国のブランド米を使用しているこだわりの商品だ。

今回お話を伺った八代目蔵元の坂本直彦さん

写真左から「和の月」、「月の井」、「彦市」


月の井酒造店の創業140周年を記念して造られた「和の月(なのつき)」は、有機のお酒と称するための厳しい基準をクリアしてできたオーガニックの日本酒。原料が有機米というだけでなく、瓶詰めして王冠を閉めるまでのすべてを有機的製造工程で、出荷するまで化学薬品に汚染されることなく造り上げている。オーガニックにこだわることで、健康に、より長くお酒を楽しんでもらいたいという蔵元の思いも詰まっているそう。

2014年に立ち上げた新ブランド「彦市(ひこいち)」は、地元一貫造りをテーマに、稲作から酒造りまですべて地元大洗町で行われている。大洗の米・水・技術で醸す日本酒は、ここでしか味わえない唯一無二のお酒だ。パッケージに施された波の絵も、荒々しい大洗の海をイメージしているのだとか。

こちらは麹作りを行う部屋。室内は常に30度ほどで保たれているそう


また、お酒が苦手な人にも酒蔵へ足を運んでもらえるようにと、「和の月」を使用した酒粕ドレッシングや酒粕アイスなど、お酒以外の商品開発にも力を入れている。中でも、「和の月」の酒粕エキスを使用したハンドクリームは、しっとり潤うのにべたつかず、すーっと肌に馴染むのが特徴。保湿力や美白効果が期待できるので、酒粕パワーで白くすべすべな手になれそう!

写真左から「月の井酒粕ドレッシング」(税込756円)、「月の井ハンドくりーむ(50g)」(税込1200円)

こちらは「月の井 和の月酒粕アイス」。「優しい甘さの中に、酒粕の香りやコクが感じられて美味しい!」と垰さん


お土産も購入できたところで、そろそろお腹が空いてくる頃。次の記事では、旅の疲れを癒やしてくれる「大洗ホテル」や、冬の大洗名物「あんこう鍋」について紹介しているので、そちらもお見逃しなく!【ウォーカープラス/PR】

撮影=阿部昌也

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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