好調の要因から休日の過ごし方まで。 かわいい系Bリーガー、 長野誠史選手の”今”を解剖!

東海ウォーカー

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現在、西地区首位(2020年12月21日現在)を走るシーホース三河。好調なチームにおいて、流れを変えるシックスマンとして存在感を見せているのがポイントガードの長野誠史選手だ。勝敗を決めるビッグプレーを連発するなど印象的な活躍を見せ、昨シーズン以上の輝きを放っている。プロ生活を迎えて3年目。充実一途の長野選手に好調の秘訣などを聞いて来た。

今シーズン、ブレイク中!シーホース三河のポイントガード、長野誠史選手

バスケはメンタルスポーツ。「技術面よりも気持ちの変化が大きい」

“緩急自在のプレーメーカー”。それが、チームによる長野選手のキャッチコピーだ。激しいディフェンスやスピードを生かした攻守の切り替えなどで、試合のリズムを変えられるのが彼の強み。そんな彼の活躍もあり、シーズンの約1/3を終え、シーホース三河は17勝6敗(2020年12月21日現在)と西地区首位。ここまでの自身のプレーについて、「正直、今までにないくらい調子はいいです」と振り返る。ただ、「急にスキルアップしたわけではないです」と技術面での向上ではなく、メンタル面の充実を好調の要因としてあげた。

そのきっかけとなったのが開幕戦。「手応えを掴むことができたのは、開幕戦のサンロッカーズ渋谷戦です。プレッシャーの強いチームを相手に自分らしいプレーができたので。それ以降の好調は、メンタル面の変化が大きいと思います」と、プレーに自信を持つことで、プロ3年目の飛躍につながったと分析した。

そしてもう一つ、飛躍のきっかけとしてあげたのがコミュニケーションだ。
「チーム練習は中身が濃いですし、量よりも質という感じがして、これまで経験してきたものと異なりますね。あくまで僕の場合ですが、プロになってから、学生時代と比べてもっとも違いを感じたのがコミュニケーションの部分です。高校や大学でもチームメイトと密にコミュニケーションを図っていましたが、プロではもっと深い部分で共通理解が求められます。そうしないと“合わせる”プレーができないので」

長野選手が話す“合わせる”とは、よくバスケで使われる表現だ。例えばゴールに向かってドリブルをした場合、他の選手はどこへ動くのか、どこにパスを出せばいいのか。こうした理解がないとテンポのいいプレーができない。そして、全員の意図がピタリとハマった瞬間、ファンがあっと驚くプレーが生まれる。

個人がいきなり上達するのは難しいが、チームの成長はそうでもない。コミュニケーションを深めれば深めるほど、短期間でも見違えるようなチームになるのがバスケットボールのおもしろさだ。

「シーホース三河に加入して2年目ですし、チームメイトのスタイルもわかってきた。それもいいプレーにつながっているのだと思います。あと、オフにアシスタントコーチと細かく話し合って、自分の役割を明確にできたのも好調の理由ですね。1年目からわかっていたつもりですけど、今思えば迷いや遠慮があった。今は自分がやるべきプレーをできているのかな」

スピード感あふれるプレーと激しいディフェンスが長野選手の持ち味。得点の取れるポイントガードだ

試合中でも細かな指示がある。こうした意思の疎通がプロバスケには欠かせない


「最近は先輩や友人とゲームをするのが一番の楽しみ」

一部のファンから「かわいい系」「愛され系」のキャラとして定着しつつある長野選手。休日はどのように過ごしているのか。

「土日に試合があるため、休日は月曜日が基本です。水曜日に試合がある場合は木曜日が休日になることもありますね。僕の場合はスパッと気持ちを切り替えて、リラックスして過ごすようにしています。起きてからYouTubeやSNSをチェックして、昼食を取りながらゲームをするとか、買い物をする日はもう少し早く起きて、ららぽーとに行くとか。僕は身長が大きくないから目立つわけじゃないですし、今はマスクをして出歩くじゃないですか。だから、外に出ても声をかけられることはないですね。影が薄いのかもしれない(笑)」

長野選手の趣味は漫画、アニメ、映画、ショッピングなど。「家でごろごろと過ごすのが大好き」で、最近はゲームに夢中なのだとか。「友人に勧められてプレイステーションを買ってから、『CoD(Call of Duty)』にハマってしまいました。大学の先輩や後輩、友人と一緒に『やるよ!』ってメールして集まって、オンラインでプレイ。今はこれが一番の楽しみです」と笑う。

休日の過ごし方は同世代の若者と違いはなく、とても親近感を感じさせる。ちなみに好きなアニメや漫画について聞くと「『キングダム』『あひるの空』『ONE PIECE』『ゴールデンカムイ』…多すぎて選べません(笑)」とのこと。

最後に、長野選手が考えるプロバスケ選手にとって大切なことは?
「キャリアが浅いので偉そうなことは言えませんが、先輩たちを見ていると、プロで長く活躍するためには体のケアが欠かせないと感じます。怪我をしないようにストレッチに十分な時間を割くなど、とても基本的なことが大切なのかなと。栄養管理もそうですね。僕はまだまだですが (笑)。残りのシーズンも体調を整えてがんばります!」

白熱した試合が続くBリーグ。長野選手が「アリーナで見てもらえればわかります!」と話すように、派手な演出や迫力満点のプレーなど、アリーナでしか味わえない楽しみがある。ぜひとも遊びに行ってBリーグの魅力を体感しよう。

【写真】バスケを知らない人でも楽しめるのがBリーグのアリーナだ。みんな「アリーナへ行けばハマる」と口を揃える

長野選手が「大学時代に知り合って今でも仲良し」と話す、シーホース三河の高橋耕陽選手(中央)


※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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