小日向文世が全編アメリカロケの映画「サイドウェイズ」に主演!

2009年10月30日 18:36更新

関西ウォーカー

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ワインを通じて出会った男女4人の恋模様と、彼らが人生の新たな一歩を踏み出す様子を全編アメリカロケで描いた「サイドウェイズ」。ハリウッド映画のリメイクとなる本作で、仕事に悩む脚本家・道雄を演じた小日向文世が作品に対する思い入れを語ってくれた。

─本作はアカデミー賞脚色賞に輝いた「サイドウェイ」のリメイクですね。作品のどの点に魅力を感じましたか?

「最初、オリジナルを観て“日本人キャストがリメイクしても、おもしろくなるのかな”と思って、出演を迷ったんですよ。だけど、4人の群像劇ながらも主演でオファーをいただき、しかも日本映画初の全編アメリカロケで現地スタッフとの仕事だと聞いて、出演したいと思ったんです」

─全編アメリカロケを敢行した日本映画第1弾だけに、気合いも相当なものだったのでは?

「そうですね。今回は脚本の直しにも参加して“日本人が海外に行った時の挙動不審なおかしい様子をもっと入れたほうがいい”とか、スタッフと何度も話し合いました。監督は日本語が話せるので、現場でセリフについて僕から意見したこともありましたし。僕はこれまでも“情けない男”の役を演じることは多かったんですけど、ただいつものように情けないだけの男にはしたくなくて…。道雄は恋愛ベタだけど、仕事に対してきちんとプライドを持っているから認められたいと思っている男なんですよね。なので“頑張れ!”と共感できる役にしたかったんです。僕自身も思わず応援したくなる、そんな役になったと思います」

─ちなみに“役作り”という点で、今回はカツラを着用されていたとのことですが…。

「道雄は生瀬(勝久)さんが演じている親友の大介と同い年という設定なんです。実際は、生瀬さんより僕のほうが年上なので、先輩に見えてしまわないようにということで、カツラをかぶって若い雰囲気を作ろうということになったんですよ」

─周囲の反応はいかがでしたか(笑)?

「撮影現場にインした時も、僕はカツラをかぶっていると思われるのがイヤだったので(笑)、“これは役作りだぞ”と言わんばかりにあえてピンでカツラを留めないで、アメリカ人スタッフの前で“よろしくお願いしまーす”って、帽子みたいにカツラを取ったんです。さすがに、みんな“えぇ〜!?”ってびっくりしていたけど、思っていたよりウケなかった(笑)」

─(笑)。今回演じられた道雄は人生に迷いながらも、それを打破しようとする一生懸命な姿が印象的ですが、小日向さん自身は仕事に悩んだ時はどうされていますか?

「悩むことはあっても、役者をやめようと思ったことは一度もないんです。“いかにして役の心境を想像して肉付けするか”という点で、昔はよく悩みましたけど、この年齢になると、今はどんな役を演じていても“小日向文世”なんじゃないかなっていうくらい、肩肘張ることなく役に取り組めるようになりました」

─どんな役を演じても小日向さんは自然体で、観客の印象に残る俳優だと思います。

「僕は“人の記憶に残る俳優”になりたいと思っているので、そう言っていただけると、役者冥利に尽きます。あと、ステキな作品に巡り会えるかも重要ですね」

─本作も小日向さんにとって、記憶に残るステキな作品になりましたか?

「もちろんです。人生に悩む中年男や、アメリカで一生懸命生きている女性の姿に思わず応援したくなって“年齢を重ねることはステキだな”と思える映画なので、若い人にもぜひ観てほしいですね」

■MOVIE

「サイドウェイズ」

監督:チェリン・グラック 日本版脚本:上杉隆之 脚本:アレクサンダー・ペイン ジム・テイラー

出演:小日向文世 生瀬勝久 菊地凛子 鈴木京香('09FOX)上映時間:123分

※シネ・リーブル梅田ほかにて上映中

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