貴重な人形を公開、福岡県久留米市の有馬記念館で「人形づくし、春づくし」が開催中

2021年2月27日

東京ウォーカー（全国版）

福岡県久留米市の有馬記念館で、企画展「人形づくし、春づくし」を3月31日(水)まで開催中だ。

貝合わせ雛(有馬家蔵)／幅3.6センチメートルの蛤の中に一刀彫の内裏雛(だいりびな)を飾る写真は主催者提供

江戸時代のおよそ250年間、久留米藩21万石を治めた大名有馬家。初代藩主有馬豊氏(とようじ)が初めて久留米城に入ってから、2021年で400年の節目を迎える。

本展では、象牙や銀などの贅沢な素材で精巧につくられた、有馬家伝来の人形や調度品を一堂に公開する。雛人形をはじめとする極小の人形たちは、表情豊かで生命感にあふれ、大名家にふさわしく華やかにつくられた調度品が並ぶ様子はまさに春爛漫。

【写真】文字書き人形(久留米市教育委員会蔵)／久留米が生んだ偉大な発明家、田中久重の手によるからくり人形。「寿」「松」「竹」「梅」の4文字を書くことができる写真は主催者提供

また、久留米が生んだ偉大な発明家、田中久重の手による貴重なからくり人形「弓曳き童子」や「文字書き人形」などの、味わい深い郷土玩具が揃う小野コレクションも紹介している。

個性あふれる人形たちの競演を楽しめる、企画展「人形づくし、春づくし」へ出かけよう。

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※取材時点の情報です。新型コロナウイルス感染拡大予防対策・その他の最新情報は、公式サイト等でご確認ください。

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