天空の聖地・高野山へ紅葉ドライブ!オールシーズンタイヤ「CELSIUS」で山道も快適

関西ウォーカー

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世界文化遺産にも登録されている和歌山県の高野山は、弘法大師空海によって開かれた真言密教の聖地。標高1000メートル級の山々に囲まれた関西でも有数のパワースポットで、平地より少し早い10月下旬から11月上旬に紅葉が見頃を迎える。

高野山と龍神村を結ぶ全長42.7キロメートルの高野龍神スカイラインでは、色彩豊かな紅葉を眺めることができる


初夏の新緑と並ぶ美しさの秋の高野山へ、TOYO TIRES(トーヨー タイヤ)の全天候型オールシーズンタイヤ「CELSIUS」(セルシアス)を装着して出発。「高野山へ車で行くのは初めて」という、関西ウォーカーの編集部員・近藤がナビゲートする。

小雨と朝露に濡れた山道を走って高野山へ

出発時点での天気は、あいにくの雨。大阪市内から出発して阪神高速道路、阪和自動車道、そして京奈和自動車道と、雨の高速道路でいきなり「CELSIUS」の性能を体感することになった。

普段はノーマルタイヤを装着する近藤だが、初の全天候型オールシーズンタイヤに対して、「いつも乗っている車と同じような感覚で走れています。初めて『CELSIUS』で雨の中を運転していますが、違和感はまったくないです」とご満悦。

京奈和自動車道かつらぎ西ICから一般道を走って高野山へと向かうのだが、この国道480号線の大半が山道。時折降る雨と山地特有の朝露に濡れた路面も、しっかりとしたグリップ力で山道に不慣れな近藤をサポートしてくれる。

真言密教のシンボルでもある根本大塔のある壇上伽藍。その中門は天保14年(1843年)に消失。高野山開創1200年に当たる2015年に再建したものが現在の中門。かつらぎ西ICからここまで40分ほど。「濡れた山道に最初は少し不安でしたが、いざ走り始めるとなんの問題もなくスムーズに走行でき、予定していた時間より早く到着しました」

標高約800メートルに位置する高野山の中心地。12〜2月には積雪も見られるので、「CELSIUS」のような全天候型オールシーズンタイヤはドライブの心強い味方となってくれる


高野山の総本山を参り、大師様が眠る奥之院を見学

高野山に到着した近藤が最初に向かったのが、「総本山 金剛峯寺」。ここは弘仁7年(816年)に弘法大師空海が開いた高野山真言宗の総本山。東西約60メートル、南北約70メートルの大主殿(本坊)には、斉藤等室の襖絵「群鶴図」が飾られる大広間や、豊臣秀次が自害した「柳の間」などの部屋があり、中を拝観することもできる。

ここから1キロメートルほど東には、弘法大師空海が入定された御廟を中心とした高野山最大の聖域・奥之院もある。杉並木に包まれた約2キロメートルの参道には、武田信玄や織田信長などの戦国大名をはじめとする20万以上の墓石や供養塔が並ぶ。

約4万8000坪の広大な境内が広がる金剛峯寺。もとは文久3年(1863年)に再建された青巌寺を、明治期に寺号を金剛峯寺と改めて総本山が置かれた

山本探斉作の柳鷺図が描かれた座敷の柳の間。文禄4年(1595年)に養父・秀吉の命で豊臣秀次が自害したことから「秀次自刃の間」とも呼ばれる。「学校で習った歴史を間近に感じますね」

主殿から渡り廊下を抜けた場所に広がる蟠龍庭は、2340平方メートルの国内最大級の石庭。雲海の中で向かい合った雌雄一対の龍が奥殿を守っているように表現されている。龍を模した石は、弘法大師空海が生まれた四国の花崗岩を使用

一の橋から御廟前に立つ拝堂の燈籠堂まで、2キロメートルほど続く奥之院の参道。神秘的な雰囲気の高野山最大の聖域には、戦国武将や歴史的著名人の墓碑も並ぶ。「シロアリやロケットとか、ユニークなお墓もあって歩いているだけでも楽しい」と近藤


■総本山 金剛峯寺
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山132
電話:0736-56-2011(代表)
時間:8時30分〜17時(最終受付16時30分)、奥之院は境内自由※燈籠堂は8時30分〜16時30分
休み:なし
料金:拝観料大人1000円、奥之院は参拝無料
駐車場:約100台(無料)

五色・五味・五法を守る高野山の伝統料理

高野山といえば、気になるのが精進料理。近藤が昼食に選んだお店は、総本山 金剛峯寺から歩いて5分ほどの「中央食堂さんぼう」。金剛峯寺などに精進料理を仕出しする高野山の人気店で、地元の食材を使った料理を気軽に味わえると評判だ。

おすすめは精進花籠弁当。精進料理の五葷(ごくん)はもちろん、弘法大師の教えの五色、五法などを守る料理は、ヘルシーかつ素材本来の旨味が魅力。高野山に窯を持つ陶芸家の器など、目でも楽しめる。

ゴマ豆腐に季節野菜の天ぷら、刺身コンニャク、春羹(しゅんかん)と呼ばれる季節野菜の煮物などが入った精進花籠弁当2300円。ご飯は麦大豆ご飯で、食材も地元のものにこだわる

精進料理の「五葷」とは、動物性食材やネギ、ニラなど、匂いや刺激の強い食材のこと。ダシも昆布を使うなど気をつけている。「精進料理って薄味ってイメージだったけど、ダシもしっかり利いていてすごくおいしいです」

テーブル席のほかに小上がりの席もあり、落ち着いた空間の中で高野山の伝統料理が味わえる

創業100年を超える精進料理の老舗。周辺にはみやげ物店などが集まり、金剛峯寺から歩いても行ける


■中央食堂さんぼう
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山722
電話:0736-56-2345
時間:11時〜15時※売切れ次第終了
休み:不定休
駐車:周辺の観光駐車場を利用

西洋版精進料理が味わえる古民家カフェ&ギャラリー

小田原通りと呼ばれる通りには、土産物店や飲食店などが集中する。その高野山のメインストリートを歩いていた近藤が立ち寄ったのが、古民家カフェ&ギャラリー「梵恩舎」。ここは若い頃に世界を旅していたご主人とフランス人の奥さんが営むお店。

ベジタリアンだという2人が手作りする料理は、地元の野菜などを使ったワンプレートランチ。希望すればヴィーガン料理にも対応してくれるという、まさに西洋版の精進料理。もちろん手作りケーキやドリンクなどのカフェ利用もOKだ。

手作りキッシュや地元野菜を使った料理が満載のワンプレートランチ1000円。一部乳製品を使っているが、希望すればヴィーガン料理にも対応してくれる。プラス200円で手作りケーキ(写真は豆腐のチーズケーキ)&ドリンクのセットも可

高野山の陶芸家・和田直樹氏の作品などを展示・販売するギャラリースペース。「ギャラリーを見ているだけでも楽しい!」

ギャラリースペースの奥に広がるカフェスペース。コロナ禍のため今は少ないが、外国人観光客の間でも評判で多くの外国人が訪れる

落語の演目のような三軒長屋の真ん中にあるお店。ちなみに「梵恩舎」は、以前ここに入っていたお店の屋号をそのまま使っているそうだ


■梵恩舎
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山767
電話:0736-56-5535
時間:6時30分〜17時頃
休み:月曜日・火曜日
駐車場:周辺の観光駐車場を利用

“紀州の屋根”を走り、名湯の村へ

高野山を堪能したあとに向かったのは、“日本三美人の湯”の1つとして知られる「龍神温泉」がある龍神村。高野山から龍神村へは、全長42.7キロメートルの無料の高野龍神スカイラインを走る。

標高1372メートルの護摩壇山を頂上に、1000メートル級の山々の尾根を抜けるこのルートは、両側に紀伊山地の山景色が広がり、山岳道路ならではの大パノラマが楽しめる。高野山同様、10月下旬から11月上旬が紅葉のベストシーズン。紅葉のトンネルや赤く染まる山々など、この時期ならでは絶景がドライバーの目を癒やしてくれる。

一般的にスタッドレスタイヤはトレッドゴムが柔らかいため、特に濡れた路面に弱いと言われることが多い。しかしオールシーズンタイヤの「CELSIUS」は、今回のような濡れた路面の山岳道路でもサマータイヤ同様の走りが可能だ。ところどころ乾いた路面でも不快なロードノイズを感じることなく、快適なドライブが楽しめる。

緩やかなカーブから急カーブ、そして長い直線と道路状況が次々と変化する高野龍神スカイライン。「道が濡れていたのでスリップが怖かったですけど、このタイヤはそんな気配が全然しない。運転が苦手な僕でもなんか上手になった気分(笑)」と、「CELSIUS」の性能に気分上々の近藤

初めて高野龍神スカイラインを走る近藤。今回のような天候に恵まれない状況でも安心感をもって運転できるのは、全天候型オールシーズンタイヤの「CELSIUS」ならでは

ドライ&ウェット性能と、スノー性能の両立を可能とした左右非対称のトレッドパターンを採用。雨の日や晴れの日はもちろん、突然の雪道にも対応してくれる


標高約1300メートルの道の駅から大パノラマを!

「道の駅 田辺市龍神ごまさんスカイタワー」は、標高約1300メートルの和歌山で最も高地にある道の駅だ。高野龍神スカイラインの中間地点にあり、高野山から龍神村へと向かうドライブには欠かせない休憩スポット。場内には土産物店やレストランのほか、高さ33メートルのスカイタワー展望台まで完備。

護摩供養の護摩木を積み上げたような形をした展望台からは、紀伊山地の山景色はもちろん、晴れた日には紀伊水道や四国の山々まで望むことができる。「紅葉のシーズンには真っ赤に色づく紀伊山地の大パノラマも楽しめるそうです」と近藤。

標高1000メートル級の山々が連なる紀伊山地の絶景。10月下旬〜11月上旬が紅葉の見頃。とくに夕暮れ時には紅葉する山々が夕焼け色に染まり、さらにその赤さを増す※写真はイメージ

360度の景色が楽しめる展望台。館内のパネルには景色の説明なども書かれている。「今日はちょっと天気が悪いけど、晴れていたら四国も見えるみたい」

1階にある売店では、龍神村をはじめとした地元の特産品などを販売。ここで入場料を払って展望台へと登る

標高1372メートルの護摩壇山近くにある道の駅。駐車場からも紀伊山地の大パノラマが望め、山々から朝日が昇る初日の出スポットとしても人気だ。ここから龍神温泉までは30分ほど


■道の駅 田辺市龍神ごまさんスカイタワー
住所:和歌山県田辺市龍神村龍神1020-6
電話:0739-79-0622
時間:9時30分〜17時(土日祝9時〜)、レストラン10時〜15時(現在休業中)、展望塔9時30分〜16時50分(土日祝9時〜)
休み:なし※12〜3月は冬季休業
料金:展望塔大人300円
駐車:50台(無料)

ドライブの疲れを癒やす日高川ほとりの美人の湯

今回のドライブの最終目的地となる「龍神温泉」は、島根県の「湯の川温泉」、群馬県の「川中温泉」と並ぶ日本三美人の湯の1つ。高野龍神国定公園に位置し、日高川に沿って温泉宿が立ち並ぶ。

そんな龍神温泉の中でも、この「龍神温泉 元湯」は気軽に利用できる共同浴場としてドライブで訪れる人も多い。ナトリウム・炭酸水素塩泉のお湯は肌がツルツルになると評判。関西を代表する美人の湯を源泉かけ流しで、日高川を望む大浴場と露天風呂で楽しめる。「ドライブの疲れが癒やされる!」と、帰り道に備えて近藤もリフレッシュ。

大きなガラス窓の向こうに日高川の渓谷美が広がる大浴場。11月上旬〜中旬は紅葉も楽しめる

高野龍神国定公園に位置する龍神村の自然を感じられる露天風呂。「肌がツルツルになっていくのが分かる!」


■龍神温泉 元湯
住所:和歌山県田辺市龍神村龍神37
電話:0739-79-0726
時間:7時〜21時
休み:なし
料金:入浴料大人800円
駐車:70台(無料)

往復の総走行距離300キロメートルを超えるロングドライブとなった今回の高野山〜龍神温泉コース。時折雨が降る状況下でもドライブ初心者の近藤が運転を楽しめたのは、全天候型オールシーズンタイヤ「CELSIUS」の性能の力が大きい。特にこれから紅葉を迎える季節。郊外や山道を通るドライブに行く際には、1年を通して走行できるオールシーズンタイヤを選んでおけば心強い。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
※店舗情報などは2021年9月時点のものです。変更になっている場合がありますので、おでかけ前に必ずご確認ください。

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