中川大志に平祐奈のツッコミ炸裂 「ReLIFE　リライフ」大阪先行上映会

超人気マンガアプリ「comico」で連載スタート時から人気No.1を博している夜宵草の「ReLIFE」がタイトルを『ReLIFE　リライフ』（4/15公開）として、待望の映画化。その先行上映会が4月7日（金）大阪・難波にある「なんばパークスシネマ」で開催され、上映後に出演の中川大志、平祐奈が登壇し、舞台挨拶が行われた。

大きな歓声とともに現れた2人。中川は「公開前にみなさんに観ていただいて、映画を観終わった直後にこうやってみなさんとお会いできるのは僕たちもすごく嬉しいのと同時にドキドキもします」と第一声。平は「みなさん、こんばんは」と関西弁で挨拶し「私は地元が兵庫県なのでちょっと近くに帰ってこられて嬉しいです」と満面の笑みを浮かべた。

作品について中川は「今までにない青春映画になったかなっていう印象です」と感想を述べ、続けて「すごくいろんな色があってジャンル分けをしづらいというか、主人公が27歳から17歳に戻るという不思議な設定から始まって、気付いたら本当に『ザ・青春』の友情も恋も描かれているので、大人の方にもリアルにその世代の学生の方にも楽しんでもらえる作品になったと思います」と語った。

本作では実年齢より9歳年上の役を演じた中川。初めて役どころについて聞いた際には「『27歳の役ですか』と聞き返しました」と戸惑いを隠せなかったという。実際役作りをするにあたっては「『27歳の作り方』というレシピがありまして、メイクとか、ちょっとお腹に詰め物を仕込んだりとか、これはもう企業秘密になるのでみなさんにはお教えできないのですけど、変化に驚いていただけたらなと思って作りました」と言うと、すかさず平が「どこの企業だよ」とツッコミを入れ、会場中に爆笑の渦が巻き起こった。

全く正反対の性格の役どころに臨んだという平は「まず笑顔を封印しなければならないというところから始まり、原作にもあったニタリ顔をしなければならず、鏡とにらめっこしながら練習をしました」と表情から役作りを行ったという。

撮影現場の雰囲気について中川は「みんな仲良く、わきあいあいとやっていました。やっぱりみんな同世代の学園ものなので」と言うと平が「1人違いますけど」と10歳年上の共演者である千葉雄大のことを指してツッコミ、再び会場に笑いが起こった。

この春高校を卒業したばかりの2人、現役の高校生として高校生役を演じるのは本作が最後になったという。自身の高校生活を振り返り中川は「逆に実際の学生生活でやりたかったなということが『ReLIFE　リライフ』でできました」と話し「例えば学園祭で、今回であればダンスをやったんですけど、ああやって出し物をしたりとか、浴衣を来て花火大会に行くとかもです」と言うと平が「私もずっとやりたいと思っていたことをこの『ReLIFE　リライフ』の1ヶ月間でできました」と思い出に残る撮影であったことを明かした。

関西のイメージについて中川は「さっきも劇場に入ってきて、ビシビシ伝わるというか、こう楽しい感じですよね。みなさん元気で」と言うと、平が「明るいねん」と再びツッコミを入れた。すると中川は「ノリが良くて、一緒にいて楽しい方がいいなと思うので、そういう意味では関西の女性は好きです」と言い、会場から拍手が起こった。

急遽中川が関西弁のセリフを話すことになり、観客からリクエストのあった「めっちゃ好きやねん」を言うことに。平がアクセント指導を行い「みなさん、国宝級イケメンが言いますよ」という平の前フリで、中川が「めっちゃ好きやねん」というと、キャーという割れんばかりの黄色い歓声が起こった。

最後に平は「『ReLIFE　リライフ』大阪キャンペーン初めてだったので、すごく良かったです。ご覧いただいた方にあれなんですけど」と前置きし「オフィシャルフォトブックも発売中なので、是非公開前にもご覧いただきたいと思います。宜しくお願いします」とPR。中川は「ちょうど1週間後に公開で僕たちもソワソワしているんですけれど、とにかく今日来ていただいたお客さんには、いい感想だけを周りの方にどんどん広げていっていただいて、映画を広めるお手伝いをしていただけたらなと思います」と笑いを誘い「公開に向けてまた僕たちも頑張りますので、大阪も盛り上がっていきましょう」と締めくくった。

『ReLIFE　リライフ』は、中川演じる27歳でニートの海崎新太がひょんなことから見た目だけ10歳若返り、1年間限定で高校生をやり直すこととなり、そこで出会った平演じる日代千鶴をはじめ、仲間たちとの日々を描いた青春ストーリー。『今日、恋をはじめます』（12）や『クローバー』（14）の古澤健監督がメガホンを取った作品。【取材・文/関西ウォーカー編集部】

関西ウォーカー編集部