【連載】中村静香のほろ酔いお悩み相談「ヨルシズカ」第3夜

日本一カワイイ飲み姿で世の男性を魅了する中村静香と、女“酔っぱライター”のハスが、今宵も話題の酒場でオトナの悩みを斬りまくる本連載。

今宵はサラリーマンの街・新橋へ…。大人のムード漂う「牡蠣 うにぽん」を訪れたしーママ。なんとこの店では、生ウニを溶いた特製ポン酢で、新鮮なカキを贅沢に食べるという。生ガキにはとにかく目がないしーママだが…。

し-ママ(以下し)「出たぁ～生ガキに特大カキフライ！カキの体重が重たすぎる～ッ(笑)」

ハス「大ぶりだね！しーママ、生ガキはどうやって食べるのがお好み？」

し「やっぱりレモンだけでチュルッといくでしょ～」

ハス「このお店では生ガキをしゃぶしゃぶして、生ウニを溶かした特製ポン酢でいただくんだって」

し「なんですか、なんなんですか贅沢な～。でもいっちゃうよ？(生ウニをカキにのせ、生ウニポン酢で…)なんだコレ～、すっごく甘い。夢のコラボレーショ～ン♡(笑)」

ハス「広島のカキなんだって」

し「濃厚な甘味があるね。ハスさんも食べちゃって～」

ハス「うんまっ。ちょっと、しゃぶしゃぶして食べるとまた美味だね。贅沢すぎ～って、お悩みいくのすっかり忘れてた(笑)」

今週の悩めるお客さま

電車で若者の態度に腹が立ちます。イヤホンからの音漏れ、足を膝上にかけて座る、大きなリュックを背負ったまま乗る…。こんな私は心が狭いのでしょうか？(48歳・会社員)

東京で生き抜くなら、それくらい我慢しなきゃ！

ハス「実はこれって、あたしも日々イラついちゃうんだよね。しーママはどうなの？」

し「あるあるだよね～、電車乗ってると。でも男ならズバッと注意しちゃいなさいよ～。それができないなら、自家用ジェット機買いなさい！しーママだってねぇ～、朝5時の暗～い中、渋谷に着いて“ロケバス、まだ来てないんかい！”みたいなイライラよくあるんだから。寒いんだよ～、特に冬の渋谷は。みんな頑張ってるんだよ！と…」

ハス「ハイハイ(笑)。じゃあ、とりあえずは注意できないなら我慢しろと？」

し「2016年の東京で生きていくなら、これくらい我慢しなきゃ。心が狭すぎるわッ！でもね…わかる、わかるんだよ～、あなたの気持ちもさ～」

ハス「急に共感…(笑)」

し「会社で辛いことがあるんでしょ？謝ってミスして怒られてストレスたまってるんでしょ？だからこんなちっちゃなことに、いちいちイラだっちゃうのよね？でもね、その体力がもったいない！電車の中でイライラするくらいなら、その気力を、どうか会社に向けてくださいな♡電車の中で“明日の会議どうしようかな？”、“お得意さまの接待どこのお店にしようかな？”とか考えてたら、アッという間に目的地だから♪」

いいんじゃない?もっとはんなりで♡

そこでお店から、仙台の地酒「勝山」が登場～♪

し「辛口でフルーティ～♡あと味スッキリですな」

ハス「今度はカキしゃぶを、お店直伝の山椒入りポン酢でいっちゃって～」

し「おっ、これまた美味。ピリッと効いてていい感じ！」

ハス「ホント好き嫌いがないのよね(笑)。しーママは、京都出身じゃない？やっぱり東京の人とは違って、みんなはんなりしてるの？」

し「うん、180度違うね。街を歩くスピードなんか、もう全然違うから。上京して12年になるけど、いまだにそのスピードに慣れない(笑)」

ハス「東京人って、どうしてああせっかち？イラだってるの？と思うのかな」

し「思う～。いいじゃない、もっとゆっくりで！いいじゃない、もっとはんなりで！さっ、飲もう飲もう。あー、今日も帰りたくないなぁ♡」

しーママの新橋の夜は、こうして更けていく…。

静香の結論

電車でイライラするくらいなら、その気力、会社に向けてくださいな♡

次回のヨルシズカ連載は4月18日(火)配信予定です！【東京ウォーカー/蓮池由美子】

蓮池由美子