「ゲームをやるだけでお金が稼げる!?」ビジネス系YouTuberが教えるWeb3.0時代の副業のヒント
東京ウォーカー(全国版)
これを読めば3分で分かる!「Web3.0」とは?
「Web3.0は、イギリスのコンピューター科学者であるギャビン・ウッド氏が提唱した、新しいインターネットのあり方を指した言葉です。昨今、Big Tech(※1)に集められた技術や資金データによって、生活がどんどん快適になるサービスが生み出されました。その気になれば、家から一歩も出なくても豊かに暮らしていけるでしょう。むしろ、Big Techのサービスがなければ生活に困るくらいに、依存している状況です」
Big Techのサービスのおかげで、現代はインターネットによって個人が活躍できる時代と言われている。いい例がYouTuberやインスタグラマーで、影響力を手に入れて、広告収入で暮らしている人たちもいる。
「しかし、すべてBig Techのサービスを利用しているのが懸念点で、大企業の都合でアカウントやコンテンツが消されたり、ネット上での活動が制限を受けたりする事態も起きています。
時間と労力をかけて手にしたものが一瞬で奪われてしまう。いくらフォロワーを抱えていようとも、運営する母体がなくなってしまうとまたゼロからやり直し。つまり、ネット上の活動記録やコンテンツは、本来はその人自身のものですが、現実はサービスを提供する企業の所有物にすり替わってしまっているということです」
さらに問題なのは個人情報について。
「Big Techは個人情報に基づいて、ユーザーに興味のありそうな情報が優先的に広告表示されるよう設計しています。時間が節約できて便利な一方、企業のさじ加減でユーザーに偏った情報を送り続けることもできてしまうのです。
自由だったはずのインターネットを、ごく一部の大企業が独占的に支配しているという批判の声が、近年で高まり始めました。そうして登場してきたのがWeb3.0の考え方です。非中央集権のインターネットの時代、それがWeb3.0の世界です」
(※1)ビッグ・テック。世界で支配的影響力を持つIT企業群の通称。一般的にはGoogle、Apple、Meta(旧Facebook)、Amazon、Microsoftの5社を指し、それぞれの頭文字からGAFAM(ガーファム)と呼ばれることが多い
仮想通貨に使われる技術は「Web3.0」のカギだった
Web3.0は非中央集権のインターネットの時代を指し、権力の集中を拒み、大勢でシステムを管理していく社会のこと。そこで肝となる技術がブロックチェーンだ。仮想通貨にも使われているこの技術を聞いたことがある方も多いだろう。
「ブロックチェーンの特徴を簡単に説明するなら、改竄が難しいデータを保管する技術です。取引された履歴(ブロック)をチェーンのように時系列で記録して、証拠として残します。
ブロックチェーンは、特定の管理者を必要とする従来のシステムと異なり、多数の参加者が同一のデータを分散して保持する『自立分散システム』で成り立っています。仮想通貨に限らず、さまざまな分野に応用される可能性を秘めています」
例えば、特定の管理者がデータを所持する場合、トラブルによって消失したり、悪意がある人によってデータを改ざんされたりする危険性がある。ところが、ブロックチェーンは一度記録すれば、それを書き換えることができない。透明な記録として残すことができる。
「インターネット上のデータをBig Techのような企業が管理するのではなく、インターネットに参加している人達が自分たちで管理することになります。
これまでのSNSのプラットフォームを見ても、そこで生まれたコンテンツは企業の支配を受けていました。しかし、ブロックチェーンを活用すれば企業に管理されずにやり取りができるようになります。
もちろん、課題も多く残っていますし、管理者がいないので犯罪に使われる可能性もあります。Web3.0はすぐに実現するわけではありませんが、この方向性を見据えたプロジェクトやサービスは、すごい勢いで研究や開発が進められているのは事実です」

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