【ホラー漫画】霊感がなくても視えた!?「ギオンの家」の耳元を奏でる正体に「キモっ!」ホラー漫画家の顛末は?

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

ラストのオチを考察すると戦慄が走る兎屋まめ(@usayamame)さんの「ギオンの家」。本作は、ホラー漫画家と編集者が曰くつきの怨霊スポット、京都祇園にあるような通称「ギオンの家」で起きる怪奇現象を取材に訪れたところから始まる。2人とも霊感はなく、不気味な長屋をリサーチするも「何にもない」と、取材は不発に終わるはずだったが…。本作は、ホラー漫画家としても活躍する兎屋さんがTwitterで公開した短編漫画だ。さまざまな伏線のあるラストに「続きが気になる」という声もあり、今回は制作理由や本作の魅力を伺った。

【漫画】霊感がないのに見える!?怪奇現象は、怨霊の「アレ」。「ギオンの家」の本当の意味に思わず鳥肌!画像提供:兎屋まめ(@usayamame)

――兎屋さんは、普段からホラー漫画をよく描いているのでしょうか?

怖がりながらもホラーは好きなジャンルでちょこちょこ作っています。昨年初めて出版して頂いた商業単行本もホラー漫画でした。

霊感がないS宮ですら、家の不穏に気付くほど…。ギオンの家(9/19)画像提供:兎屋まめ(@usayamame)

――好きなホラー映画や漫画家さんはいらっしゃいますか?

映画はクリーチャーがストレートに出てくる洋のホラーより、じんわり恐怖が侵食してくるような怪談めいた和のホラーが好きです。「残穢」や「女優霊」あたりでしょうか。好きな漫画家さんは、伊藤潤二先生です。突き抜けた発想とおどろおどろしい画面はもちろんですが、普通に出てくる男性や女性の造形に色気があってたまらなく大好きです。現在漫画を描かせて頂いている「Nemuki+」という雑誌で伊藤潤二先生と同じ紙面に載ってしまっていることに夢心地だったりします!

心霊が起きるという「祇園の家」の正体は!?ギオンの家(11/19)画像提供:兎屋まめ(@usayamame)

――「ギオンの家」を描くきっかけはなんだったのでしょうか?

実は密かに進めているホラー企画がありまして…。そのプロトタイプという位置付けで、今回の「ギオンの家」を作りました。

京都祇園にあるような長屋が今回の舞台。ギオンの家(2/19)画像提供:兎屋まめ(@usayamame)

――ホラー漫画という枠組みですが、絵がきれいで怖すぎず、いろいろな伏線が回収される最後が面白かったです。ラストは最初から決まっていたのですか?

ホラーは個人的にはオチが大事なジャンルだと思っていますので、あのラストありきで作り始めました。

突然亡くなったというS宮さんのこの後も気になる!ギオンの家(19/19)画像提供:兎屋まめ(@usayamame)

――編集者のS宮のキャラクターも魅力的ですし、ラストの「突然亡くなった友人のS宮ちゃん」というくだりで、ますます続きが気になる終わり方になっていますね。本作の続編の予定はありますか?

ネタはいくつか考えてあるので、機会があったら作りたいと思っています。

兎屋さんのTwitterでは今回のような試作版「ギオンの家」の他にも、「リカワリ星人」という宇宙人と暮らす不定期連載「わたしのお母さん」などの漫画を読むことができる。気になる方は、ぜひTwitterをチェックしてみよう!

取材協力:兎屋まめ(@usayamame)

この記事の画像一覧(全20枚)

キーワード

カテゴリ:
タグ:
地域名:

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

花火特集

花火特集

全国約800件の花火大会を掲載。2024年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

花火大会人気ランキング

ページ上部へ戻る