小林亮太が実食レポ！自家製のベーコンとプルドビーフを1度に味わう人気グルメバーガー

舞台「鬼滅の刃」の竈門炭治郎役や「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stageの爆豪勝己役など、人気作品に多数出演している俳優の小林亮太が都内近郊のグルメバーガー店をナビゲートする連載企画。隔週(第2・第4水曜)掲載で、食レポはもちろん、ハンバーガー好きの目線で取材したおいしさの秘密をお届けする。

今回は東京・神保町にある「folk burgers & beers(フォーク バーガーズアンドビアーズ)」を紹介！

自家製プルドビーフをサンドしたシグネチャーバーガー

「フォーク バーガーズアンドビアーズ」は、本郷三丁目にある有名店「ファイヤーハウス」で修行した店主の高野和彦さんが2018年にオープン。開業からまだ数年にもかかわらず、今回紹介する「フォーキースモーキーベーコンチーズ」をはじめ、多数のバーガーがSARAH JAPAN MENU AWARD(各ジャンルを極めた著名人などによる審査で、至極の一品を表彰するグルメサービス「SARAH」主催のグルメアワード)で星を獲得するなど、すでに人気グルメバーガー店の仲間入りを果たしている。

店内に入るとスモークの香りが充満していて、オーダー前にもかかわらず食欲が刺激される。というのも、取材に訪れた火曜日は店内でベーコンを仕込んでいるのだ。

パティとの相性にこだわって、いろいろなスモーク材を試して辿り着いたのは、くるみ科のスモークウッド。そして、ベーコンと併せて注目したい素材が、こちらも自家製のプルドビーフだ。燻製したブリスケット(牛肩バラ肉)を圧力鍋で柔らかくしたあと、ほろほろになるまで4時間ほどバーベキューソースで煮込んでいるという。

「ビアバーなどではプルドポークの方がメジャーですが、それが流行ってきたので違うものがいいなと思って、プルドポークの牛肉版として自己流で作ったんです。なので、本場のプルドビーフとは違うかもしれないです(笑)」(高野さん)

「フォーク バーガーズアンドビアーズ」のグルメバーガーには、「スタンダードバーガー」とプルドビーフをサンドした「フォーキースモーキー」の2つのラインナップがある。プルドビーフはもともとハンドチョップの際の端材で作っていたにもかかわらず、今やそのためのブロック肉を用意しなくては足りないほどの人気メニューだ。

そこで小林は、ベーコンとプルドビーフの旨みを一度に堪能できる「フォーキースモーキーベーコンチーズ」(1782円)をチョイス。「最近ハラペーニョが好きになったから、気になっていて…」と、別添えでトッピングの「ハラペーニョ」(162円)もオーダーした。

肉と玉ネギの旨さをダイレクトに味わうビルド

具材をサンドするのは、オーブンで水分を飛ばし、上にマヨネーズ、下にイエローマスタードを塗った「峰屋」製のバンズ。レタスにトマト、自家製ベーコンとプルドビーフ、チェダーチーズ、そして110グラムのパティと、その下にグリルドオニオンが鎮座する、ボリューミーな「フォーキースモーキーベーコンチーズ」が到着。

実はこのビルド(具材の組み立て)も高野さんのこだわり。

「レタスやトマトが下にあった方が安定して食べやすいので、最初は逆で作っていたんです。でも、いろいろと試す中で逆さまにして食べてみたら、食べた時に肉と玉ネギの旨さをダイレクトに感じておいしかったので、この積み方にしよう！と決めました」(高野さん)

プルドビーフの旨みと燻製の香りが食欲をかき立てる！

自家製ベーコンとプルドビーフ、ビルドにも個性が詰まった「フォーキースモーキーベーコンチーズ」をいよいよ実食！その味は？

「店内に入った時もスモークのすごくいい匂いがしていたんですけど、そのベーコンの芳醇な香りがパティと合わさってすごくおいしいです。素材からくる甘みと酸味のバランスが絶妙で…。バーベキューソースで煮込んだプルドビーフが入っているから、ほかの店のベーコンチーズバーガーとは違う、圧倒的な旨みの強さを感じるんですね。すごいって言葉しか出てこなくて悔しいけど、プルドビーフの旨みと燻製の香りが食欲をかき立てる感じがすごい(笑)。あと、マスタードの酸味も燻製と相性ばっちり。酸味が引き立って、いいアクセントになっています」(小林)

別添えにしたトッピングのことも忘れるほど、初めて食べる味に夢中の小林に、ハラペーニョを追加した感想も聞いてみた。

「ハラペーニョの風味が燻製の香りとマッチして相乗効果を感じます。ハラペーニョって本当にバーガーと合う食べ物だなぁ…。僕は辛いもの初心者なので、チーズのまろやかさとプルドビーフの甘みが、辛さをマイルドにしてくれているのもありがたいです(笑)」(小林)

燻製の香りの中で味わうのが「個人的にはおすすめ」

柔らかい肉質で赤身の旨みを味わえる、USブラックアンガス牛の肩ロースをハンドチョップしたパティを使っている同店。「パティにはあまり脂身を混ぜてないですか？」という小林の質問に「多少入れてますけど、少ないです」と高野さんが答えると、「それが、しっかりとした味のプルドビーフと合っている気がします。重くなりすぎていないというか」と小林も納得の様子。

食べ終わった小林は、「お店が燻製の香りに包まれてるから、それも旨みとして足されている気がしておいしかったです。個人的には仕込みの日に来るのがおすすめです(笑)」とコメント。火曜、水曜を狙って訪れるのも楽しみ方のひとつかもしれない。

次回は、「愛知出身だから、やっぱり味噌に惹かれるんです」と小林がラブコールを送った「ゴーダミソミートバーガー」(1512円)を紹介！

「フォーク バーガーズアンドビアーズ」は、もちろんテイクアウトも可能。店主こだわりのハンバーガーをおうちでも堪能してみて。

ヘアメイク＝田中宏昌
撮影＝小山志麻
取材・文＝大谷和美

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