廃車になった地下鉄が、かわいいバッグに生まれ変わる!開発企業のこだわりとは?「つり革を使ってみたかった」
関西ウォーカー
「今後は新たな鉄道会社との取り組みも広げたい」環境・社会に貢献できるものづくりを
廃車から生まれたアイテムはバッグだけでなく、貫通幌で作られたポーチも展開。バッグの人気は特に高く、なかでも「2WAYトートバッグ」が1番人気とのこと。購入者からも路線に合わせたカラー展開や、切符をモチーフにしたブランドタグのデザインなど、こだわりのポイントが喜ばれているそうだ。

「廃車再生プロジェクト」で作られた商品は、「RAU-RAU-G HAITETSU(らうらうじ ハイテツ)」というブランド名で、サンワード株式会社とOsaka Metro クリエイトのオンラインショップにて購入できる。「RAU-RAU-G」は今回の商品に限らず、廃棄される消防用ホースや、ペットボトルをリサイクルした再生素材の商品にもつけられている。どのような意味があるのだろうか。
「『らうらうじ』とは奈良・平安時代の古語で、『清らか』『美しい』などの意味を持ちます。地球が再び清らかで美しい星になってほしいとの願いを込めてつけました」


池田さんは、商品の開発・製作において「少しでも社会貢献ができ、手に取った皆さんが『笑顔』になるものづくりを心掛けています」と語る。サンワード株式会社ではそんな思いから、環境にやさしい商品だけでなく、平等な働き方を考慮して障がいのある人との共同企画商品なども手掛けている。最後に、今後の展望について聞いてみた。
「『RAU-RAU-G HAITETSU』ブランドとしては、Osaka Metroだけでなく神戸市営地下鉄をはじめ、新たな鉄道企業様との取り組みを広げていくつもりです。今後もっとおもしろいアップサイクル事業の構想もありますので、楽しみにしておいてください。また、障がい者アートや、環境に配慮した製品を使ったSDGsがコンセプトの空間づくりもしていきたいと考えています」
廃車プロジェクトの新たな商品はもちろん、サンワード株式会社のこれからの事業展開にも期待したい。
取材・文=松原明子
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