大和市の一等星になりたい!スターバックス&図書館で文化を発信

2022年7月18日 11:45更新

東京ウォーカー(全国版)

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神奈川県のほぼ中央、小田急線と相鉄線が乗り入れる大和駅のほど近くに「大和市文化創造拠点シリウス(以下、シリウス)」がある。図書館、芸術文化ホール、生涯学習センター、屋内こども広場を中心とした6階建ての文化複合施設だ。3階まで吹き抜けのエントランスホールの一角にあるのが、「スターバックス コーヒー YAMATO文化森店」。施設と協働で地域の文化をはぐくむ取り組みを取材した。

地域と一緒になって考え、つなぐ、“持続可能な未来”

エントランスホールには話題の新刊やテーマごとの図書の展示ワゴンが並び、シックな色合いの棚に雑誌や本が並ぶ。漂うコーヒーの香りは、ホールの一角にあるスターバックス コーヒー YAMATO文化森店からだ。印象的なのは、店内でコーヒーを飲みながら幼児に絵本を読み聞かせる父親の姿。

【写真】YAMATO文化森店には壁がなく、シリウスと一体化した造りになっている

シリウスは施設全体を図書館とみなして運営され、自由な発想で今までにないサービスを提供している。2016年の開業当初から注目が集まり海外からの視察も多い。図書館の本をスターバックスで読むことができ、購入したコーヒーも館内へ持ち込むことができる(状況により、感染症対策等のため制約がある場合があります)。施設のテラスなどでも読書ができる自由度の高い空間だ。

「市の施設内にあるのはスターバックスとしては初なので、気が引き締まる思いです」と、ストアマネジャー(店長)の森本亜沙子さん。

店内には読書を楽しむ客が多い

「お子様からご高齢者まで図書館を利用される方、生涯学習センターをサークル活動で利用される地域の方のほか、ホールのイベントでは県外からのお客様もいらっしゃいます。ほかのスターバックスにはない多様性があります」と言う。

屋内こども広場は親子同士の交流の場にもなっている

3階にはこども図書館や屋内こども広場があるため、ファミリーも多く、月に1度、店でキッズ向けのイベントを開催していた。しかし、コロナ禍においては多くの市民が集う施設にありながら、地域の人たちとコミュニケーションが取れない日が続いていたという。そんななか、転機が訪れた。2021年11月3日に開催された、開館5周年の記念となる「やまとみらいまつり」だ。

毎年開催される周年祭では店独自でイベントを行っていた。しかしこの年は一店舗としてではなく、シリウスと協働で“持続可能な未来”をテーマにコーヒー豆かすを使ったワークショップ「香り高いポプリとサシェ作り」を開催した。

森本さんは「店舗に着任した3年前のやまとみらいまつりを見て回った際に、シリウスの誕生をいつか皆さんと一緒に祝って感謝の気持ちを伝えたいと思っていました」と言い、合同で開催できたことに喜びを感じている。

ワークショップで作ったポプリとサシェ


コロナ禍のため参加者は施設内の会議室に集まりオンラインで店とつないで、ポプリ&サシェ作りのほか、豆かすリイクルの取り組みなどを紹介。森本さんは「子供たちが“サステナビリティ”という言葉を知っていることにすごく驚きました。1日どれくらい豆かすが出るの?何種類の豆を使っているの?という具体的な質問を受けて、身近なこととして捉えようとしている姿が印象に残っています」と語る。

オンラインで会場と店内をつなぐ。子供たちからたくさんの質問が出た


ワークショップは大学生のパートナー(従業員)が中心となって準備・開催された。当時3年生だったパートナーの榊原志歩さんと小菅春奈さんは当日を振り返り、充実していたと笑顔を見せる。

「作ったものを子供たちがカメラの前まで持ってきて見せてくれて、オンラインでしたが距離が近く感じられてうれしかったです」(榊原さん)

「素の私たちを知ってもらえることで安心してお店も利用していただけるし、一緒に地域を作っていけるきっかけになるのではないかなと感じています」(小菅さん)

イベントはいつもパートナーの自主性を大切に行っているそうで、今年の周年祭では大学4年生として「後輩たちに活動の良さを伝えていきたい」と、二人とも意気込んでいる。

「今後は大人も楽しめるイベントを行いたい」とパートナーの小菅さん

パートナーの榊原さんの喜びは「お客様の一日に寄り添えること」


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