「たべっ子どうぶつ」に“いない動物”はなんでしょう?学べるお菓子としても愛される「たべっ子どうぶつ」シリーズの秘密

2022年9月30日 06:30更新

東京ウォーカー(全国版)

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46種類の動物がシルエットになったビスケット「たべっ子どうぶつ バター味」。お菓子メーカー「ギンビス」を代表する商品で、薄焼きのサクッとした食感とバターの香ばしい風味がクセになるビスケットだ。

「たべっ子どうぶつ」は2022年で発売から44周年を迎え、小さな子供から年配の方まで幅広い世代に愛され続けている。2007年には新たなシリーズ「たべっ子水族館」が発売され、最近ではお菓子だけでなくポーチやぬいぐるみなどのグッズも展開。“どうぶつ型のビスケット”という唯一無二の存在でロングセラーとなった今も挑戦を惜しまない商品だが、なぜ時代を越えて話題性を維持できているのだろうか。特に「たべっ子水族館」が発売した際は「今までなかったのか…」と思った人もいるのではないだろうか。

今回は、株式会社ギンビス(以下、ギンビス) 営業本部 広報担当の吉村萌子さんに、「たべっ子どうぶつ」の変遷や「たべっ子水族館」が生まれたきっかけについて聞いた。

「たべっ子どうぶつ」は実は“おいしくて楽しい”お菓子だった


コアラがリストラ!?「たべっ子どうぶつ」誕生秘話

今やスーパーやコンビニで当たり前に見かける「たべっ子どうぶつ」だが、実はルーツとなった商品があるのをご存知だろうか。それが「動物四十七士」だ。1969年、動物の形のビスケットがなかった時代に「他社が出していない商品で勝負したい」と考えていたギンビスの創業者は、動物園の人気動物47種をシルエットにした「動物四十七士」を発売した。

「たべっ子どうぶつ」のルーツとなった「動物四十七士」


「動物四十七士」は「たべっ子どうぶつ」よりも厚みがある、素朴な味わいの昔ながらのビスケット。1978年に「もっと薄焼きのビスケットを作ろう」ということになり、材料の配合や製法を調整して、薄くても割れにくい約半分の厚さになったビスケット「たべっ子どうぶつ」を生み出した。パッケージデザインもレトロな雰囲気からポップなものに変わったが、実はこの頃に動物の種類が47種類から46種類に減っている。

「コアラだけ『たべっ子どうぶつ』になることができませんでした。コアラといえば大きくてかわいい耳が特徴ですが、製造の過程でどうしても耳が欠けてしまったため、やむなくビスケットにはしないことになりました。また、パッケージにはキリンとワニが描かれているのですが、実は彼らも“首やしっぽが欠けやすい”という理由でビスケットになっていません」

それでもキリンとワニが描かれている理由は「動物園で人気の動物」「パッケージの色合いやデザイン」からだという。同じ理由でコアラもこっそりパッケージにも描かれているので探してみよう。

パッケージ内側のたべっ子コースター。ビスケットになっていないコアラが登場!コアラはパッケージ表の側面にも…


また、発売当初はピンクのパッケージが斬新だったようで、売れるまで1年もかかったんだとか。今でこそ当たり前のように見かける「たべっ子どうぶつ」だが、定番のお菓子になるまでにさまざまな苦労もあった。

「リス」は英語で何ていう?学べるお菓子としても大活躍!

「たべっ子どうぶつ」の特徴の1つといえば、ビスケットに書かれた動物の英語名だ。「これなんだ?」とクイズを出したり、「牛は英語でなんでしょう?」と学習しながら食べることができる、親子のコミュニケーションを図れる“学べるお菓子”としても愛されている。

「私たちは『たべっ子どうぶつ』を『コミュニケーションビスケット』と呼んでいます。シルエットで動物当てゲームができるのはもちろんのこと、英語で動物の名前が書かれているので動物の名前当てや英語の勉強などを楽しむことができます。親子で楽しく交流しながら食べられる、思い出づくりにもぴったりの商品なんです」

パッケージ裏の「たべっ子どうぶつ・楽しい英会話」では基礎的な英会話を楽しめる

パッケージ裏には動物たちの英語名が書かれている


また、ビスケットだけでなくパッケージにも学習要素が。裏側には動物たちが英語で会話する「楽しい英会話」や、動物の英語名が書かれた「外国語教室 英語でどうぶつは?」など、英語を楽しむことができるコンテンツが盛りだくさんだ。ちなみに「PORCUPINE(ヤマアラシ)」や「SQUIRREL(リス)」など難しい名前の動物もいて、「大人でも知らない」という声もあるという。

パッケージ内側には「たべっ子なぞなぞ」「たべっ子じゃんけん」「たべっ子ぬりえ」などのお楽しみも。1冊の仕掛け絵本のようなボリューム感があるので、ひと箱買えばさまざまな遊びを楽しむことができる。あちこちにたくさんの工夫がされているのも、「たべっ子どうぶつ」が長い間親しまれる理由の1つだろう。

「発売して44年間、多くのファンに愛されています。特に最近ではSNSで“たべっ子どうぶつ愛”を語ってくれる方も多くてうれしいですね。動物をアイシングクッキーでリアルに再現した作品を作っている人や、目を瞑って手で触っただけで動物の形がわかる人など、おもしろい試みをする方もいて驚くばかりです。近年では動物を当てるクイズなど、YouTubeの企画でも用いられています。人それぞれの楽しみ方をしていただけて、本当にうれしいです!」

パカッとパッケージを開けてじゃんけんもできる


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