「たべっ子どうぶつ」に“いない動物”はなんでしょう?学べるお菓子としても愛される「たべっ子どうぶつ」シリーズの秘密
東京ウォーカー(全国版)
突如現れた「たべっ子水族館」とは?
2007年には「たべっ子どうぶつ」に新たなシリーズが誕生した。それが「たべっ子水族館」だ。ギンビスの主力商品「しみチョココーン」で培われた、チョコレートをスナックに含浸させる技術を使って新たな商品を作りたいという思いからできた商品だ。
「『たべっ子どうぶつ』にはビスケットに名前が印刷されていますが、『たべっ子水族館』では海の生きものの顔や形状が彫られています。開発する際はチョコレートをしみ込ませてビスケットが欠けないようにするのにとても苦労しましたが、ビスケットの形が崩れないギリギリを攻めて、47種類の海の生きものたちを表現することができました」

吉村さんは「形がわかりやすい水族館の人気者たちをピックアップしています」と話すが、生きものたちのなかにはクロダイとタイ、サメとフカなど全く見分けがつかないものも。魚同士のシルエットも似ているものが多いので、クイズを出した際の難易度は高めかもしれない。「たべっ子どうぶつ」と同様にパッケージ裏側に全ての種類の英語名が書かれているので、「ABALONE(アワビ)」や「FLOUNDER(ヒラメ)」など魚の英語名を勉強できる。魚や釣りが好きな人は必見だ。
また、現在は茨城県にある水族館「アクアワールド・大洗」で「たべっ子水族館コラボ in アクアワールド・大洗」が開催中。「たべっ子水族館」の仲間たちが描かれた水槽のなかを魚が泳ぐ「コラボレーション特設水槽」や、限定シールがもらえるクイズラリー「たべっ子水族館からの挑戦状」、オリジナルグッズが作れるワークショップなどが行われている。(2022年10月31日(月)まで)


グッズ展開で全世代から愛されるお菓子に
ギンビスが力を入れているのは、“全世代への訴求”だという。「たべっ子どうぶつ」の主なターゲットは子供と子育て世代の親たちだが、最近では小さい頃に「たべっ子どうぶつ」を食べていた10〜20代をはじめ、子供から大人まで楽しめるキャラクターのグッズ展開に力を注いでいる。
「ここ数年はグッズ展開に力を入れています。その結果、10〜20代の若い世代に再認知いただくことができました。グッズがSNSで注目されて拡散されたおかげで、より多くの人に『たべっ子どうぶつ』を知っていただくことができました。グッズはポーチやバッグ、Tシャツ、ぬいぐるみなど豊富な種類があります。ぜひどうぶつたちのグッズも手に取ってみてくださいね」





新商品も発売しており、「ミニたべっ子どうぶつアップルパイ味」や「抹茶のたべっ子どうぶつ」など大人も楽しめる味が人気だ。スタンドパウチのタイプで机の上に置いておけるので、仕事や勉強のひと休みにもおすすめ。これまでの「たべっ子どうぶつ」とは一味違った味わいを楽しむことができる。

また、ギンビスの人気商品「アスパラガス」も同じように、全世代に愛される商品になるべく商品展開がされている。「アスパラガス」の主な消費者は50代以上だが、若い世代の人にも食べてもらおうと、2022年9月に「ミニアスパラガスおつまみベーコン」を発売。コロナ禍で広がった宅飲み需要に向けた商品だ。
「ギンビスはお菓子作りにおいて『品質を変えず、美味しいを届ける』が目標です。親から子へ、子から孫へと、全ての世代に愛される商品を目指しています。2023年に『たべっ子どうぶつ』は45周年を迎えますが、グッズやお菓子などいろんな方面から楽しい企画を皆さまに届けていきたいです!」


ギンビスが掲げるのは「お菓子に夢を!」というスローガン。ひと箱の「たべっ子どうぶつ」には、全ての世代に愛されるための工夫と努力が詰め込まれていた。まだまだ歩みを止めないロングセラー商品のこれからに、期待が膨らむばかりだ。
取材・文=越前与
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