愛犬家の心を射抜いてTikTokなどSNSでバズり中!歌っているのは独特な視点を持つアーティストだった
東京ウォーカー(全国版)
愛犬と散歩にご飯。それが僕にとってはリアルなヒップホップ
SOCKSさんはこれまでもほかのアーティストなら素通りしてしまいそうなことに目をつけて、独自の視点で歌詞を書き上げてきた。DJ RYOWさんはSOCKSさんについて「ほかの人と違う」と話す。
「おもしろいですよね。視点がほかのラッパーと違うと感じています。僕が好きなことを試せる、おもちゃのようなところもありますけど(笑)。SOCKSは日常の思いついたことを歌詞にできるので、彼とだったら朝起きてから夜寝るまでを描いたアルバムだって作れるような気がしています」(DJ RYOWさん)

SOCKSさんは自身について「怒りは20代に置いてきました」と話すほど、雰囲気が穏やか。「怖い」や「荒っぽい」など、よくイメージされるステレオタイプなラッパーとはいい意味で違い、クスッとくるような楽曲も多い。
「正直に言えば、バカみたいなテーマの歌もたくさん作ってきました(笑)。でも、別におもしろいことを狙っているわけではなくて…う〜ん、昔から格好つけるのが苦手なだけなんですよね。だから、ちょっとダサいくらいでいい。ダサいけど、それを“アリ”にしたいっていう感覚です。極端に言えば、ナシをアリにしたい」(SOCKSさん)

「普段は朝5時に起きて、5時半にクレムと散歩に行って、それから朝食をとって、仕事。18時には帰ってきて、クレムと夜の散歩をして、21時には寝ています。それが僕のルーティン。たとえば昼に起きて夜はクラブ、それもヒップホップとしてアリだとは思います。クラブで生まれていく音楽もいいですけれど、ヒップホップはそれだけじゃないっていうことを知ってほしいですね。クラブでシャンパンを空けて…っていうヒップホップもあるけど、愛犬と散歩に行ってご飯…っていうヒップホップもある。僕にとっては後者がリアルなヒップホップですから」(SOCKSさん)

「あと、どの曲もヒップホップらしいフレーズというか、押さえるべきところは押さえるようには意識しています。ヒップホップを知っている人からするとニヤッとできる部分があると思うんです。バカはバカでも、ヒップホップバカでいたいですね」(SOCKSさん)

日本のヒップホップシーンの第一線でさまざまなものをクリエイトするDJ RYOWさんと一緒に制作することで、SOCKSさんの思うところの“ナシがアリに”なり、彼の輝きが増しているようにも思う。今後については「歌詞の中でも言っちゃったので、クレムの曲を作ってあげたいですね」とのこと。


最後に、SOCKSさんにとってのクレムちゃんとは?
「『子は鎹(かすがい)』という言葉と同じで『ペットは鎹』ですね。彼女が僕と妻に平穏な日々を授けてくれた場面はたくさんあります。僕にとっては家族であり、最愛の存在ですね」(SOCKS)
※本記事の制作にあたり、専門家指導のもと犬の安全と健康に配慮して撮影を行いました。
取材・文=初野正和/撮影=古川寛二/撮影協力=STILL THINKING COFFEE

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