元HKT48森保まどかが舞台初主演「不安とか緊張よりも楽しさの方が勝っていきました」
東京ウォーカー(全国版)
――今回先生という役も初めてですね。先生と教え子との交流みたいな気持ちについてはどうですか。
【森保まどか】ちょっと親目線になりつつあります。でも実はキャストはみんな同い年ぐらいで、年上もいるんですよね(笑)。最初はどうしようかと思いました。でもみんなとすっかり距離が縮まっているので、今ではタメ口でお話するぐらい仲良くなっています。

みんなのなかでは下手にピアノが置いてあるので神席と言われています(笑)
――最近はショートヘアのイメージが強い森保さんですが、今日もそうですけど、柏木ユリはロングヘアですね。
【森保まどか】ロングヘアがもう地毛かと錯覚するぐらい馴染んできました。私が勝手に想像しているんですけど、柏木先生って多分、お守りでアクセサリーとかを付けているタイプなんじゃないかな。髪の毛をずっといじっているみたいな感じの、ちょっとどっか自信がないじゃないけど、手持ちぶさたみたいな人、何か動作が多い人なのかなと思っています。
自由奔放に両手を広げて歩くっていう感じじゃなくて、どっか気にしているじゃないけど、時計を見たりとか携帯見たりとか。そういう所作が多いのかなって思うから、いじっていられるロングヘアは役作りの面ですごく役立っています。

――演出家からの演技指導はありましたか。
【森保まどか】あります。柏木先生は上京してから、都会に染まっている人だから、生徒や同僚の先生たちとは全然違う時間の軸で動いているというか、すごいせかせかしているし、相手の返事を待たない。ちょっと言いっ放しにしちゃうとか、そういう喋り方だったり、動き方っていうのを意識してね」っていうふうに言われて。それがすごく難しかったのが、私は普段福岡に住んでいて、今共演している人たちはほとんど東京の人なので、立場が逆なんですよ。
普段東京に住んでいる中学生のみんなは田舎感を出さなきゃいけないし、私は福岡に住んでいるけど東京感を出さなきゃいけないっていうので逆転現象が起きてて、それがすごく大変だなって思いながら演じています。
演出家の先生に、丁寧すぎるし優しすぎって言われています。「都会の人はそんなに相槌を打たないし、もっと他のことを考えていて忙しいから。島の船が何時に来るかなじゃなくて、山手線が次何時何分何秒っていう時間軸で動いているから、そういう人になりきって」と言われて、難しいなと思います。
――普段の生活でも都会的な森保さんに代わってしまうかもしれませんね。今回、ピアノを演奏するシーンもありますよね。
【森保まどか】ばっちりあります。ピアノを弾くシーンは3回ぐらいあります。みんなのなかではステージの下手にピアノが置いてあるので神席と言われています(笑)。立ち位置も下手が多くて。もちろん、上手にも行きます!
――全体的な作品の見どころを教えてもらえますか。
【森保まどか】ダントツで合唱シーンですね。全体として、仲たがいがあったりとか、逆に意気投合したりとか、ちゃんと協力し合ったりとか、努力とか友情とかもいろんな要素があって、全てが合唱で浄化されていくじゃないけど全部発散されるみたいな感じのストーリーになっています。だからそこをやっぱりピークに持っていきたいねってことはみんなで意識しています。
――合唱シーンでは森保さんも歌っているんですか。
【森保まどか】私は歌っていませんが、ピアノを弾いてみんなを見守っています。

――他では森保さんが歌うシーンもありますか。
【森保まどか】(力強く)あります!ピアノを弾きながら歌いますので楽しみにしていてください。
――今回の舞台主演を経験したことで、今後もいろんな舞台に出演したくなってきたと思いますが、どんな舞台に出演してみたいですか。
【森保まどか】私は結構2次元が好きですので、2.5次元の舞台に上がってみたいですね。アニメやドラマを観ていたりしても、これが舞台化するなら演じてみたいなっていう発想になってきました。
――来年はそういう姿の森保さんが見られるかもしれませんね。
【森保まどか】(目を輝かせながら)はい。2.5次元の舞台に上がっている自分を勝手に想像しているんです(笑)。舞台はファンの方にも私を直に見てもらえるし、会いに来てねって言えるのもいいですね。
――最後に、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。
【森保まどか】この作品は見終わった後に充実感だったり、満足感だったりとか、すごくハートフルな温かい気持ちになれるような内容になっています。青春時代を過ごしている学生の方はもちろん感情移入できると思うし、共感できると思います。
社会人として仕事をされている方や主婦の皆さんも、自分にもこういうとっても大切な時間があったなとか、忘れられない人と出会ったなっていうのが、自分にとっての青春だと思うんですけど、そういう青春時代を思い出して、懐かしくなって少しホロリと泣けちゃったりとか、すごく優しい気持ちになったりとか、笑顔になったりとか。そういう意味でも大人の方にも絶対に楽しんでもらえる作品だと思います。
たくさんの方に観ていただいて、共感するなり思い出すなりして、それぞれの楽しみ方で味わってもらいたい舞台だなって思っています。そのために私も頑張ります。
――お話を聞くと感動できるシーンが満載ですね。どのシーンで泣けるか楽しみにしています。
【森保まどか】めっちゃハードル上げるじゃないですか(笑)。
撮影・取材・文=野木原晃一
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