元HKT48森保まどかが舞台初主演「不安とか緊張よりも楽しさの方が勝っていきました」
東京ウォーカー(全国版)
――逆に、性格的な部分での相違点はありますか。
【森保まどか】決定的に違うのは思ったことをすぐ言うか言わないか。私は結構言わずに溜めてしまうというか、秘密主義な面もあるし言いたくないっていうところもあります。周りとあんまり喧嘩したくないとか、ことを荒立てたくないところが大きいです。
だけど柏木先生は自分からなんでも思ったことは表に出します。嫌味っぽくも言っちゃうし、ちょっと高飛車だし。そういうのを隠さずに前面に出すっていうところがちょっと違うかなと思います。

――役柄を演じて、憑依する方も多いと聞きますが、森保さんはいかがですか。
【森保まどか】周りに女優をしている友達も多くて、演技していて楽しい?と聞いたことがあるんですけど、今まで役に入り込む経験がないと言っていた子も多くて、そういう話も聞いて稽古に挑んでいるんですけど、私はありがたいことに役に入り込めているなと感じています。
母と電話越しで話す際も、「すごい声が大きくなったね」って言われますし、東京の友達とかにたまに会うときにも、「あれなんか、方言ひどくなった?」みたいな感じで、柏木先生のように激しくなっているみたいです。

HKT48のファンにとっても、卒業した2人の共演は熱いと思います
――台詞はどんな風に覚えていますか。
【森保まどか】共演する元HKT48のじーちゃん(神志那結衣)に台詞の覚え方を聞いたら、「何も見ないで台詞は言えるようにならなきゃ駄目。何もないときでも考えずに言える、ダンスみたいに考えずに踊れるみたいな状態にならないと、完全に台詞が入ったってことにならないからそういうふうにしている」と教えてくれて。
だから家でも台詞をずっと口ずさんでいます。台本は読むっていうよりもずっと声に出して。まだ稽古が始まってないときは、自分で他の人の台詞も読んで、自分の前だけちょっと開けて録音してから練習したりとか、ここで言うなとかタイミングを覚えるために録音して練習したりしました。
今では台詞はほとんど頭に入っているけど、日々ちょっと変わることもあるので、それに順応していくっていう感じですね。
――台詞だけにとらわれていると、動きの方がついていけないこともありますよね。
【森保まどか】はい。感情があって動くみたいなことを今まで考えたこともなくて、たぶんそれでみんなは演じる楽しさを見いだしていくんだろうなって気付きました。
舞台はシーン稽古を重ねるうちに、みんなの動きが変わっていくし、しかも良くなっていくし進化していく。それに合わせて自分の感情ももっと高ぶったりとか、もっと動いたりとか、毎日変化しています。
意識して動くっていうよりもちゃんと感情があって相手の話を聞いてリアクションするとか。最初はやっぱり難しかったけど、それをみんなが楽しいって言うんだなっていうふうに思えたら動けるようになりました。

――台詞の覚え方を教えてくれた、神志那結衣さん(今年9月にHKT48を卒業)との共演も話題になっていますね。
【森保まどか】じーちゃんが出演すると聞いたときはびっくりしました。じーちゃんが演じる松山先生は同期という役で、私とじーちゃんも実際に同い年なんですよ。だからすごくやりやすそうだなと思ったし、HKT48で活動しているときからも仲がいい方で、よくご飯とかプライベートで会うことも多かったので、安心しました。
稽古終わりでお茶したり、ご飯に行ったときも、「まどちゃんの初舞台、初主演の舞台に関わることができてめっちゃうれしい」っていうふうに言ってもらえて、そんなこと言ってくれるなんて私も感無量です。お互いにめっちゃ助け合っています。HKT48のファンにとっても、卒業した2人の共演は熱いと思います。
――今回、柏木ユリをどんなふうに演じてみたいと思いますか。
【森保まどか】柏木先生は最初嫌な感じだったけど、最終的になんかすごいいい人みたいな感じの感想で、みんなに好きになってもらいたいなと思います。

――そういう変化を意識して演じるわけですね。
【森保まどか】そうです。最初はみんなから思いっきり嫌われてもいいぐらいに演じています。急にガラッと変わるわけじゃなくて、中学生との合唱部などの交流を経て、段階を経ていい人に変わっていくので、上演の限られた時間の中で変化を出すっていうのが難しいですね。
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