コロナ禍で需要急増!マッチングアプリの流行で注目の副業“プロフィール写真カメラマン”のリアル
東京ウォーカー(全国版)
密着!ある日の副業カメラマン
依頼は、サイトなどであらかじめ受け付ける。依頼主とメッセージでやり取りし、自分の本業やプライベートの予定の間にうまくスケジュールを組めば、スキマ時間を有効活用できる。これが、プロフィール用カメラマンが副業に向く理由だ。
そして当日、待ち合わせ場所に向かう。取材した日の最初の依頼者は20代男性Kさん。都内の某駅近くで合流し、アプリや撮影の話をして緊張をほぐしながら撮影予定の場所へと向かう。
緊張しながら待ち合わせ場所にやってきた男性は、正味1時間ほどの撮影でみるみる自然な表情に。「気軽に話しながら撮影を進めてくれるため、“撮られている感”はそこまでなく、初めの緊張もどんどんほぐれました。スマホカメラでの撮影だったからかもしれないですね。一眼やミラーレスカメラだったらもっと緊張したかも」と利用者の男性は話す。
そして「Marimoさんは適度な距離感をもって接してくださる方だったので、とても話しやすく、美容師さんとすら会話をするのが苦手な自分でも自然体でコミュニケーションをとることができました。撮影当日の衣装のアドバイスも前もってしてくださるのでありがたかったですね。自分で勝手に選んだら絶対変な服を着てしまったと思います」と、満足した様子で去っていった。

この日は本業の合間をぬって2件の撮影をこなしたが、土日には7~8件の予約が入り、1日の売り上げが7万円ほどになることもあるという。Marimoさんは「撮影のご依頼はやはり土日の日中が多いです。利用者も会社員の方が多いので副業にぴったり。週末のどちらか1日を使って小さく副業を始めたい、という人に最適だと思います」と話す。
一番のやりがいは「良いご報告を頂いた時」

友達から恋愛の悩みやマッチングアプリの相談を受ける中で、プロフィール写真の重要性を感じていたというMarimoさん。恋愛や婚活アドバイスの付加価値も人気を呼び、4年で月50件を上回るほどの申込みが入るまで成長した。
「一番のやりがいは、良いご報告を頂いた時ですね。結婚しました、恋人ができました、とか。あと、アドバイスが役に立ったとか、リアルな女性の意見が聞けて意味があったというお声もめちゃくちゃ嬉しいです。もちろん一番はご本人の頑張りですが、アプリには“まず写真が目にとまらないと人柄を伝えるチャンスが作れない”というつらさがあるので、最初のきっかけづくりのお手伝いができるのは嬉しいですね」と話す。
“人と会えない”ことが追い風になって拡大するプロフィール写真カメラマン市場。副業の有効性が叫ばれる今、趣味でカメラを使っていたり、友達や家族の写真を撮るのが好きなら、副業の一つとして挑戦してみても面白いかもしれない。
【Marimo プロフィール】
異性から好感度抜群の“モテ撮”を得意とするカメラマン。撮影実績は年間400人以上。マッチングアプリ写真(Pairs、with、Omiai、東カレ、タップル、ゼクシィ縁結びなど)、婚活相談所写真、企業用やホームページ用写真など幅広く対応している。街コン・婚活業界も経験しているため男女心理の違いの話・プロフィール添削など各種恋愛相談サービスも行っている。
※参考1
Job総研による『2022年 副業・兼業に関する実態調査』を実施 コロナ禍を境に副業始める社会人4割増 今後始めたいは9割
※参考2
明治安田生命 「いい夫婦の日」に関するアンケート調査を実施
構成・文=酒寄美智子 撮影=島本絵梨佳
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