定年間際に衰弱した子猫を保護した父親。美人に育った猫とのセカンドライフが尊い！「お父さん若返ってる」と驚きの声も

るるをきっかけに、家族の会話も増えた！「以前より繋がりを感じています」

投稿される写真はTuriさんの母親が撮影。Turiさんは実家を離れて暮らしているため、送られてきた写真にコメントを添えてTwitterに投稿している。写真はもちろん、Turiさんのやさしい一言にも温かい気持ちになる。投稿の際、心掛けていることなどあるのだろうか。

「実は国語が苦手です。ときどき文章を褒めていただけることがあるのですが、正直ビックリしています。なるべく写真や動画の背景を伝えられたらと思っています」

ふたりの様子には、毎回「見てるだけで幸せ」「いつも癒やされています」などコメントが続々。数ある写真の中から、Turiさんの思い入れのあるものを聞いてみた。

「やはり私にとって一番印象に残っているのは、子猫のるるが親父の背中に乗っている写真です。コロナ禍ということもあり、医療従事者の方々からのメッセージやコメントも、とても多い写真でした。私自身も、当たり前な日常の尊さをとても実感しています」

また、Turiさんによるとお父さんだけでなく家族にも良い変化があったという。

「元々家族のLINEグループがありましたが、これまでは両親へ孫の写真や動画を共有することが多かったです。今は両親からるるの写真や動画が送られてくるようになり、母親は『こっちからも送ることができて楽しい』と言っていました。やりとりも活発になり、兄弟や両親みんなでグループ通話をすることも度々です(笑)。離れて暮らしていても皆の顔が見れますし、以前より繋がりを感じています」

投稿を続ける現在の状況について、「私もフォロワーさんと一緒に、親父と猫の日常を覗いているような感覚です」と教えてくれたTuriさん。最後にメッセージを貰った。

「いつも写真や動画を楽しんでいただけて嬉しいです。これからも親父と猫の日常を、共有できたらと思っています」

これからもふたりの変わらない優しい日常を見守りたい。

取材・文=松原明子