ベビースターラーメンのために造られた日本酒、誕生のきっかけは1件のTwitter投稿

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今回取り上げるのは、株式会社おやつカンパニー(以下、おやつカンパニー)のロングセラー商品「ベビースターラーメン」との相性を考え抜いて造られたオリジナル日本酒「若エビスタ～」。三重県で創業した2社、おやつカンパニーと若戎酒造株式会社(以下、若戎酒造)がコラボし、三重の素材にこだわって特別に醸造した。地酒専門店や若戎酒造の蔵元直売サイトなどで、2023年4月18日(火)より数量限定で販売が開始されている。

“こんなところにもベビースター” 異業種コラボに込める思い

「先行きの見えない予測不能な毎日のなかで、ちょっとお疲れ気味な全世代に“ワクワクする気持ちを取り戻してほしい”」との思いから、おやつカンパニーでは、おやつの常識にとらわれない、さまざまなコラボ企画を行っている。

企画の背景について、おやつカンパニーの担当者は次のように語っている。

「ベビースターラーメンは1959年の発売以来、3世代にわたり愛されるロングセラー商品となりました。しかし、かつての子どもたちとの出会いの場であった駄菓子屋の減少、少子高齢化の進行による喫食頻度の低下という課題に直面しています。そこでベビースターはこの状況を乗り越えるため、新たな取り組みとして、スナック菓子や駄菓子の領域とは異なる場所やカタチでベビースターを登場させ、“こんなところにもベビースター”という状況を創り上げる『#おやつの常識を超える』異業種コラボを2022年8月より加速させ、各種展開しています」と話す。

その第22弾として登場したのが、日本酒「若エビスタ～」だ。同商品には、「お酒を飲むようになった大人世代に“お酒のつまみにもなる”ベビースターを思い出して、再びベビースターを楽しんでほしい」という思いが込められている。

こだわったのは“ALL三重”

三重県の2社がコラボした「若エビスタ～」は、三重県産の米「みえのえみ」、三重県酵母「MK5」、伊賀青山の水を使用。発売日も、三重県「県民の日」である4月18日と、まさに“ALL三重”。

なかでも、日本酒造りにおいて重要となる酵母選びにこだわったという。

「ベビースター特有の香ばしいチキンスープの香りや味わいにマッチするように、『酵母』を選ぶ際はベビースターラーメンのプロであるおやつカンパニーと、日本酒のプロである若戎酒造様の両社で利き酒を重ね、複数種の候補から、濃酵な風味に仕上がる酵母『MK5』を選択しました。若戎酒造様においても、ひとつの肴に合わせるための日本酒造りは初めてとのことで、かつ三重県産のお米『みえのえみ』と三重県酵母『MK5』の組み合わせも初めてで、味や香りを狙いどおりに仕上げるため、搾り上げるまで緊張が続いたと伺っております。できあがった『若エビスタ～』は、狙いどおり、ふくよかで芳醇な味わいの中にきれいな酸味を含んだお酒に仕上がっており、冷から燗まで幅広くお楽しみいただけます」と担当者は話す。

誕生のきっかけは1件のTwitter投稿だった

今年で75周年を迎えるおやつカンパニーと、170周年を迎える戎酒造株。コラボレーションのきっかけは、1件のTwitter投稿だったと担当者は明かす。

「おやつカンパニーがTwitterで日々投稿している、ベビースターの麺を使って文字や絵を作る「#麺文字」。2022年8月4日、若戎酒造様がこの麺文字にチャレンジされた投稿を見つけた弊社が、『何かおもしろい取り組み、一緒にしませんか？』とオファーし、ベビースターに合う日本酒の開発が決定しました」

一本一本手作業で包装、まちがい探しも

パッケージにもこだわりがつまっている。商品名「若エビスタ～」の長音符「～」はベビースターの麺を使って表現。包み紙にはすべてにベビースターをあしらった“全麺柄”のデザインを施している。

また、ベビースターとのマリアージュを楽しんでもらおうと、ベビースターラーメン(チキン味)1袋付きの仕様に。リーフレットには子どもから大人まで楽しめるようにと、まちがい探しがついている。

「ベビースターを中心に『若エビスタ～』とともに楽しむ大人たち、まちがい探しやベビースターをおやつとして食べるお子様たちと、皆様の笑顔を思い浮かべながら、1本1本手作業で包装しました。見て、味わって、ベビースターらしいワクワクする気持ちも皆様にお届けできればと思っています」と担当者は語ってくれた。

遊び心あふれる日本酒「若エビスタ～」は1本(500ml)1430円。大人も子どもも、ベビースターとともにワクワクする時間を過ごしてみてはいかがだろうか。