「企業の研修・教育制度を重視」が8割超、成長できる環境に魅力。来春卒の学生にアンケート
東京ウォーカー(全国版)
スカウト型就職サイト「あさがくナビ」の運営などを行う株式会社学情が、2024年3月卒業・修了予定の大学生・大学院生を対象にアンケートを実施。就職活動において、8割を超える学生が「企業の研修・教育制度を重視する」と回答した。

「成長できる仕事・職場」に魅力
就職活動において、「企業の研修・教育制度を知ると志望度が上がる」と回答した学生が45.7%。「どちらかと言えば志望度が上がる」40.7%を合わせると、9割に迫る学生が「研修・教育制度」を知ると志望度が上がるとしている。

「研修や教育制度が充実している会社は、社員のことを大切にしていると思う」「業務をこなすだけでなく、成長できる仕事・職場は魅力的だと思う」「仕事を通して成長できる環境で働きたい」「新卒で入社する企業で社会人としてのベースを築くことになると思う。スキルや知識を身につけられる企業に就職したい」といった声が寄せられた。
20代転職希望者を対象に実施したアンケート結果と比べると、「研修・教育制度を知ると志望度が上がる」と回答した割合は、2024年卒学生のほうが12.3ポイント高くなった。学生のほうが、より「研修・教育制度」への関心が高いことがわかる。

「異動や配属に関する希望を出せる制度」も重視
就職活動において、「企業の研修・教育制度を重視する」と回答した学生は41.8%だった。「どちらかと言えば重視する」40.1%を合わせると、8割超の学生が、企業選びにおいて「研修・教育制度」を重視していることがわかる。

「企業として大切にしていることや、業界のルール、業務の目的や進め方を理解したうえで仕事をしたい」「仕事を通して、スキルを身につけたい」「研修や教育制度を通して、社員の能力開発を支援する企業は魅力を感じる」といった声が上がった。

研修・教育制度、キャリア形成支援で重視するものは、「社内研修の実施」が最も多く68.5%。次いで「資格取得支援」50.3%、「異動や配属に関する希望を出せる制度」47.0%となった。また、「同じ職種でキャリアを積める制度」26.1%が「定期的なジョブローテーション」15.0%を上回った。
企業の終身雇用や年功序列が崩れつつある時代、主体的にキャリア形成を行える環境を望む人が増えているようだ。
【調査概要】
調査期間:2023年3月31日~2023年4月10日
調査機関:株式会社学情
調査対象:「あさがくナビ2024」へのサイト来訪者
有効回答数:481件
調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある。
文=伊藤めぐみ
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