登録者数50万人超えの人気マネー系ユーチューバーが優しく解説。「円相場」変動の要因とその影響
東京ウォーカー(全国版)
円相場の変動の要因は、「需要と供給」
では、この円安・円高はどんな要因によって変動するのでしょうか?その要因というとさまざまですが、基本的な仕組みを理解するのはそんなに難しいことではありません。端的にいうと、「需要と供給」によって決まるのです。
たとえば、アメリカの米ドルや欧州のユーロなど他国の通貨より日本円を欲しがっている人が多いと、円の価値が上がって円高になります。逆に、日本円より他国の通貨を欲しがる人が多ければ、円の価値が下がって円安になります。
この構造は、ふだんの生活のなかにもよく見られます。今、卵の値上がりが頻繁にニュースにとり上げられていますよね。その原因のひとつは、鳥インフルエンザの感染拡大によって卵の出荷量が大きく減少していることなのですが、日常の食卓に欠かせない卵を欲しがる人はたくさんいます。需要に対して供給が足りていないために卵が値上がりしているわけで、構造としては円相場の変動と同じなのです。
2022年は、円安が急激に進んだ年でした。2022年のはじめは1ドル=115円程度でしたが、一時は1ドル=150円台という、32年ぶりの水準にまで円安が進みました。その要因も、日本円より他国の通貨を欲しがる人が大きく増えたからです。
その背景としては、2022年になってアメリカで急激に利上げが進んだことがあります。日本は「ゼロ金利時代」ともいわれるように、メガバンクの普通預金の金利が0.001%というような超低金利の状況が続いています。そのなかで、多くの人が「どうせお金を持っているなら、金利が高くつくほうがいい」と考えて円を売って米ドルを買う流れが加速し、円安が急進したというわけです。
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