桜田ひよりが花江夏樹の言葉に共感「声優は実年齢に関係なく幅広い役柄を演じられる楽しさがある」

東京ウォーカー(全国版)

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映画「雄獅少年/ライオン少年」でヒロインの日本語吹き替えを担当した桜田ひより

映画「雄獅少年/ライオン少年」の日本語吹替版が2023年5月26日(金)に公開される。本作は2021年12月に中国で公開され、興行収入2.49億元(約50億円)、動員数638万人という驚異の数字を叩き出した大ヒット作品。

現代中国を舞台とした完全オリジナルストーリーに加え、超美麗アニメーションで観客の目を奪う本作で、格差社会でもがきながらも獅子舞バトルで自分の将来に立ち向かう少年・チュンを人気声優の花江夏樹が演じる。そして、チュンに獅子舞のきっかけを与え、折に触れて彼を励ますヒロイン・少女チュンには主演作多数で、2022年にはドラマ「silent」で確かな演技力を見せつけた桜田ひよりが抜擢された。

そんな桜田に本作の見どころやアフレコ時のエピソードはもちろん、声優業と俳優業の違いなどを語ってもらった。

【写真】透明感あふれる、桜田ひよりの撮り下ろしカット多数!


花江夏樹をはじめ豪華声優陣に囲まれ「すごくプレッシャーを感じていました」

――本作のお話を聞いた時の印象はいかがでしたか?

【桜田ひより】作品を拝見して、中国ならではの楽器を使った音楽や映像美にすごく胸を打たれました。大迫力のシーンもいくつもあって、ここに日本の声優の方々が声を吹き込んでいくんだと思うと、とてもワクワクしました。

――花江夏樹さんをはじめとした豪華声優陣との共演作となりました。

【桜田ひより】とにかくほかの声優さん方が豪華すぎるので、最初は「本当に私がいていいのかな?」と思っていました。自分が声優の経験をたくさんしていたら、少しは自信を持てたのかもしれないですけど、まだ2度目なので…。どうしたらいいんだろうと自分の中ですごく考えてしまいましたし、すごくプレッシャーも感じていました。台本も映画やドラマとまったく違うので、まず読み方を勉強するところから始めないといけないなとか、そういうことも考えながらやっていました。

――アフレコはお一人でされていたそうですね。

【桜田ひより】そうなんです。アフレコ中も、監督に何度も「大丈夫でしたか?」と確認をしていましたし、監督からも「ここをこうした方がよくなる」、「一度、自分で聞いてみる?」とアドバイスや提案していただいたりと、試行錯誤しながら進めていきました。ひとりでのアフレコだったからこそ、監督にもしっかりと指導していただけたので、とてもやりやすかったです。


――ヒロイン・チュンを演じるにあたり、特に意識したことはなんでしょうか?

【桜田ひより】チュンは強さの中にかわいらしさがあるような女の子だったので、年相応なところも出しつつ、主人公のチュンが心を動かされるような、女性でも男性でも憧れて、尊敬できるような素敵な女性像を表現したいなと。でも、そこが難しくもありました。

――本作をご覧になって、特に印象に残っているシーンがあれば教えてください。

【桜田ひより】要所要所で出てくるコメディシーンがすごく好きです。本作はバトルシーンや、友情を描くシーンが多くて、熱く惹き込まれていくような感覚だったんですけど、その中にコメディ要素があって少しクスッと笑えるので、そこも見どころだなと思います。真面目なシーンからいきなりコメディに変わったりと、予想外の方向に話が行ったりするので、観ていてすごく楽しかったです。


あとは、最初は獅子舞と聞いて、作中に出てくる獅子舞ほどカラフルではなくて、もっと日本のお祭りに出てくるような獅子舞をイメージしていたんです。でも、本作の獅子舞は色とりどりで、その獅子舞に囲まれる映像美や、獅子舞バトルだからこそ表現できるような動きだったりも観ていてかっこいいなと思いました。

映像の演技と声だけの演技の違い

――今回、声優として声のみで演じるということで、普段の映像での演技と比べて演じ方に違いはありましたか?

【桜田ひより】声のお仕事は、想像していた以上に声量が大事で、お腹から出す声じゃないとほかの声優の方々と並んだときに、自分の声がすごく小さく聞こえるなという印象がありました。あと、映像には音楽もプラスされていくので、声量が小さいとかき消されてしまって、声量をもっと上げてほしいと言われたのが印象的でした。思ったよりも大きな声で喋らないといけなくて、そのうえで感情を出して演じていかなければいけないので、すごく難しかったです。声ひとつに集中した演技だと、映像の演技での動きや顔の表情もふくめての表現がなくなるので、本当に声優の方々はすごいなと改めて尊敬しました。


――声優業と俳優業の違いを踏まえて、それぞれのお仕事の魅力に感じることや楽しさについても教えてください。

【桜田ひより】映像は自分の見た目とか視覚的なもの込みで演じる楽しさがありますし、10代だからこそできる作品、20代だからこそできる役柄というのがあるなと。おばあちゃんになって制服は着れないですし、“今を楽しむ”ということが強みだなと思います。逆に声のお仕事は、大人になっても学生の役ができるということが最大の魅力だと思います。これについては、以前お会いしたときに花江夏樹さんがそう仰っていて、「たしかに!」と思いました(笑)。なおかつ、実写では表現できない動きもアニメーションでは表現できますし、実年齢に関係なく幅広い役柄を演じることができる楽しさがあるなと感じます。

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