活用はビジネスシーンだけじゃない。失恋したから「ChatGPT」に相談してみたら…頭に浮かんだ700年前の随筆
東京ウォーカー(全国版)
対話型AI(人工知能)サービス「chatGPT」。この4月からはオープンAIのサム・アルトマンCEOが各国首脳との面会を重ねるなど、さらに話題を集めている。今回、ある女性ライターさんがchatGPTのプライベートでの体験談を寄稿してくれた。その活用方法とは…。

1年付き合った彼氏から、LINEが返ってこなくなった。電話をしても出ない。「振られたかも」と友達に言うと、返ってくるのはだいたい同じような言葉。「もう忘れて次の人を探そう」「もっといい人いるって」。優しさで言ってくれているのはわかるが、今は家でNetflixでも見ていたい気分。次の恋愛をすすめられると気が重かった。こんなときAIだったらどう返すのだろう。そう思いながら「ChatGPT」を開いた。
AIと仲良くなれる?
米スタートアップ企業「オープンAI」が手がける対話型AI「ChatGPT」。文脈を理解して、人間のように自然な受け答えができ、プログラミングや作詞だってできる。一方で、誤回答の多さや著作権侵害といった課題、仕事を奪われるかもしれないという恐れもある。AIは敵なのか味方なのか。どうせなら仲良くしたい。仲良くなるなら、プライベートなことを打ち明けるのが一番だ。

すごく聞き上手そう。どことなく育ちもよさそう。

寄り添ってくれるし、新しい恋愛もすすめてこない。何より「自分の安全と幸福を優先しましょう」と言われると、すごくうれしい気持ちになった。面と向かってだと恥ずかしいようなことも、サラッと言えてしまうのは、感情がないAIならではなのかもしれない。

友達に聞いたら「知らないよ」と言われそうな質問にも、ていねいに答えてくれる。ほかにも「感情を整理するにはどうすればいい?」と問いかけると、考えていることをノートに書き出す、友人や家族に話す、瞑想する、運動や散歩をするなど、具体的に提案してくれた。
そういえば、映画「her/世界でひとつの彼女」(2013)では、ホアキン・フェニックス演じる主人公・セオドアが最新AIと恋愛をしていた。もしかしたら、これからはAIと恋愛する人も出てくるのでは?

今のところ恋愛はできないようだ。「ChatGPT」に相談してみて「こういう“友達”が1人いるといいかも」と感じた。吉田兼好は鎌倉時代にこんな言葉を残している。「善き友三つあり。一つには物くるる友。二つには医師。三つには知恵ある友」(『徒然草』)。令和の世は、誰でも“智恵ある友”が持てるのかもしれない。
この記事の画像一覧(全5枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介