「カゴメ トマトジュース」が誕生90周年!“デキる男の飲料”と言われた時代も!?長く愛されるブランドの秘密に迫る
東京ウォーカー(全国版)
2023年で誕生90周年!ロングセラー商品ならではのエピソードも
2023年で誕生90周年を迎えた、カゴメのトマトジュース。シンプルな商品ではあるものの、ここまで愛飲され続けているのは、時代ごとに商品の魅力を再発見・実感できるように、ブランドを構築してきたカゴメの企業努力にほかならないだろう。そして「お客さまをはじめ、農家さんやお取引さまには感謝しかありません」と語る伴さんに、これからの展望を聞いた。
「契約農家さんとの信頼関係をこれまで以上部深めていき、その想いをお客様にお届けし続けることが大切だと考えています。たとえば、栽培時農家さんの負担となっていた『へたの除去』が簡単にできる品種の開発などこれまで取り組んできましたが、現在では、今後を見据えた新しい品種開発も進めており、トマトのおいしさだけでない、契約農家さんの栽培負担を減らすことにも注力しています。また、昨今の異常気象により、トマトにおいても環境が国内でも難しい局面が増えてきております。契約農家さんが手塩にかけて育ててくださった想いを、我々が熱量を持ってお客さまにお届けすることで、次の100周年に向けて一緒に歩みを進めてまいりたいと思います」

また、1933年の発売以降「機能・シーン・おいしさ・自然」の4要素で、今や全世代で飲料化しているとのことで、伴さんは「若い方ですと美容面で、ご年配の方でしたら健康のために飲んでいただいているように、今後も新たな魅力を再発見していただけるような商品づくりを目指します」と意気込んだ。さらに、ロングセラー商品ならではのエピソードも。
「5歳のお子さまから届いたお便りには、『じいじがトマトジュースを飲むのが好きで、私も大好きなのでどうしても届けたかった』とあふれる想いを伝えてくれました。そのあとに、保護者の方からは『今度子どもが生まれるので、離乳食にも使いたいと思います』とあって、なんだかとてもほっこりしましたね」


筆者も子どものころには何気なく飲んでいたが、今では健康面を意識して愛飲している。この先もライフスタイルに合わせて飲み方を変えていくとなれば、もはや人生においてなくてはならない飲み物と言っても過言ではないのかもしれない。
この記事のひときわ
#やくにたつ
・ユーザーはもちろん、取引先や契約農家への配慮も十分に心がける
・今でも一斉出荷の際には店頭に足を運ぶなど、初心を忘れない
・メーカーとしては珍しく、トマトの種子や栽培から携わるといったこだわりを持つ
・シンプルな商品だからこそ、品種開発・栽培・製造技術とトマトそのものの“おいしさ”を追求
取材・文=西脇章太(にげば企画)
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