最も薄毛に厳しい都道府県はどこ?「薄毛の境界線」変化にリモートワークの影響も
東京ウォーカー(全国版)
シャンプーの「スカルプD」などを販売するアンファー株式会社が、全国の男女4700人を対象に「薄毛の境界線」に関する調査を実施。薄毛だと思うおでこの広さを聞いたところ、眉毛の上から生え際までの長さが平均6.1センチだった。前年の調査結果と比較するとマイナス0.09センチで、薄毛だと思うおでこが狭まっていることがわかった。
最新調査では6センチが「薄毛の境界線」

眉毛の上から生え際までの長さ4~8センチの1センチ刻みの選択肢から、4センチ、5センチと回答した人を「厳しい」、7センチ、8センチと回答した人を「寛容」とし、薄毛と感じるライン「薄毛の境界線」を調査した。

回答数が最も多かったのは6センチで、およそ指4本分だ。2019〜2022年は4年連続で7センチが最も多く、薄毛に「寛容」だったが、今年の調査結果では「厳しい」に一歩近づいた。

男女別で見てみると、4センチと5センチと回答したのは男性33.8%、女性18.8%で、6センチは男性28.4%、女性38.5%、7センチと8センチは男性37.8%、女性42.7%だった。昨年の調査結果と比較すると、「厳しい」にあたる4センチと5センチと答えた男性は昨年よりも4.6%、女性は2.2%増えた。

男女年代別での平均値を見ると、男性は20代5.86センチ、60代6.31センチと、年代が高くなるごとに「薄毛の境界線」は寛容になる。一方で女性は20代から60代までほぼ変化はない。
スカルプDブランドマネージャーの吉川竜司さんは、「調査の結果、ニッポンは薄毛に厳しくなっている傾向がわかりました」とコメントしている。「コロナ禍におけるオンライン会議などで、以前に比べて自身の容姿に気づきを得る機会が増えています。特に男性は、それをきっかけに、スキンケアをはじめとした、容姿に対するケアを行う人が増えていると思います。それは、頭髪ケア需要の増加にもつながっているはずです。そして、自身の容姿に対する意識の高まりは、周囲を見る目にも表れ、薄毛の境界線が厳しくなったと考えております」と分析。同社の発毛剤「スカルプD メディカルミノキ5」シリーズの2023年1月~4月の売り上げは前年同月比で112%だった。
薄毛に厳しい都道府県は?
都道府県別では、兵庫県が平均5.7センチで最も薄毛に厳しいという結果に。頭皮のケアについて「投薬や医薬品を使用している」と回答した人、「薄毛の症状で通院したことがある」と回答した人が全国で最も多く、自身がケアをしているので「他人に対しても厳しい目で見ている」と考えられるという。2位は富山県、3位は群馬県と続く。
一方、薄毛に寛容な都道府県の第1位となったのは長野県(平均6.35センチ)だった。「現状の髪の状態に満足しているか?」に対して「満足していない」と回答した人が全国で6番目に多く、「健康に対する不安があるか?」という問いに「不安がある」と回答した人は全国で4番目に多かった。自身の健康や容姿に関して不安を抱えていることから、他人の容姿も「厳しい目で見ていない」という背景があるのかもしれないという。
「いつまでも健やかで美しい頭皮・頭髪を」
今回の調査について、担当者に話を聞いた。
「(今回の調査の狙いは?)正しい頭皮・頭髪ケア情報の啓もうです。本調査によると、男性の5人に1人が将来の薄毛に不安を抱えています。薄毛は早めのケアによる予防や、進行を遅らせることができます」
「(読者へのメッセージは?)外見の変化は“自信”にもつながり、人生を楽しむことにつながると考えておりますので、『自分にはまだ早い』と思っている方も、本調査により“自分ゴト化”してもらうことで、正しい頭皮・頭髪ケア情報に興味を持っていただき、いつまでも健やかで美しい頭皮・頭髪を維持していただきたいと思っております。本調査をきっかけに、日本全国の皆様に、悩みのない笑顔あふれる日々をお届けできれば幸いです」
加齢による変化は誰にでも起こるが、薄毛に悩む人や不安を抱える人は、諦めずにケアしてみてはいかがだろうか。
■調査概要
調査手法:WEB調査
対象地域:全国
対象者条件:男女、20代以上70代未満
サンプル数:4700
調査実施日:2023年3月
文=伊藤めぐみ
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