日常生活がトレーニングに?株式会社三笠が開発した手指動作トレーニング手袋「にぎるくん」とは?
東京ウォーカー(全国版)
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今回取り上げるのは、株式会社三笠が2023年7月より販売を開始した手指の動作トレーニング手袋、「にぎるくん」だ。共同開発を行った奈良県立医科大学MBTコンソーシアムの「社会貢献や地域医療の充実に役立てる製品作り」という理念のもと企画製造されたこの「にぎるくん」は、手指機能の衰えによる困難を抱える人に向けた商品となっている。
日常的なトレーニングを可能に!靴下製造メーカーの新たな取り組み

「にぎるくん」の最大の特徴は、日常的に使用することで手指のトレーニングができること。これまで、「あったらいいな!」をカタチにすることを心掛け、主に靴下の製造に力を入れていた、株式会社三笠。履き心地や着け心地をよくするための開発がほとんどだった株式会社三笠にとって、トレーニング機能を付与した製品の開発は新しい試みだったが、細かい修正と試作を重ね、3年の開発期間を経て商品化にいたった。
「にぎるくん」誕生の背景
「にぎるくん」の特徴や開発にいたるまでの苦労などについて、担当者に話を伺った。
ーー「にぎるくん」開発の意図や狙いなどについて教えてください。
筋力が衰えるシニア層や運動機能に不安のある方は多いと聞きます。そのなかでも、握力が衰えるというのは老化現象以外でも起こり得ると聞き、誰にでも起こり得る=誰もがなじみのあるもので日常的にトレーニングできれば喜ばれるのではと考えました。日常の動作のなかで自然に行えることを重要視して、靴下製造業の知見を活かし特殊な製法でグローブを開発しました。

ーー「にぎるくん」のイチオシポイントを教えてください。
「にぎる」という動作に負荷をかけるというのは通常の手袋ではありえないことです。本来であれば「スムーズに握れる」ようにカーブをつける、この製品は逆カーブをつけて負荷を増大させています。この点が画期的です。

ーー「にぎるくん」の製造において、株式会社三笠のノウハウはどのように活かされましたか?
靴下製造が本業の企業ですので「編み物」は得意です。また無縫製で編み上げる特殊な技法ですので1セット編むのに数十分かかります。効率の悪い製品ですが、お客様の不安や課題を解決できる自信作です。
日常生活をしながらトレーニングをすることができる。株式会社三笠の靴下製造技術に奈良県立医科大学MBTコンソーシアムの専門知識が加わって生まれた「にぎるくん」は手指機能の衰えを感じた人々の悩みを解決し、より輝く日々を提供する商品。着けるだけでトレーニングになるこの商品、興味がある人はチェックしてみよう。
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