パインアメ缶、約70年ぶりの“里帰り”エピソードに約20万いいね。数量限定で復刻販売
東京ウォーカー(全国版)
パインアメを製造販売するパイン株式会社(大阪市)が、2023年8月16日(水)から阪神梅田本店(同市)で開かれる催し「パインなおやつ」にて、約70年前のパインアメ缶を復刻し、数量限定で発売する。復刻のきっかけは、同社に届いた1通のメッセージだった。

祖母の遺品を整理していたら…
輪切りのパイナップルを模したパインアメは1951年に発売。当時、パイナップルの缶詰は高級品だったことから、「もっと気軽にパイナップル缶のおいしさを楽しめたら」と誕生した。

同社のホームページに問い合わせがあったのは2023年3月。他界した祖母の遺品を整理していたところ、古いパインアメの缶を発見したという内容だった。その缶をどうするか悩んでいたところ、同社が過去の商品の缶や瓶をネットオークションで落札したということをSNSの投稿で知り、製造元で保管してもらうのがいいのではと連絡したという。
SNSで約20万いいね!復刻を望む声も
約70年ぶりに“お里帰り”することになったパインアメの缶。側面には、創業当時の社名「業平製菓」とある。昭和26年から30年の4年の間に製造された貴重なもので、同社で保管されることになった。
このエピソードをX(旧Twitter)にポストすると、一連の投稿に合計約20万の「いいね」を獲得(2023年8月9日現在)。「素敵なお話」「レトロでかわいい」といったコメントが寄せられた。「復刻してほしい」という声も多く、一部のデザインを変更して復刻、販売することになった。元の持ち主が手芸のボタン入れとして使用していたことから、感謝の気持ちを込めて、缶の中の包装にはランダムでボタン柄をあしらっている。

「クラブハリエ」とのコラボ商品も販売
今回の商品について、担当者に話を聞いた。
「(今回の商品の狙いは?)『パインなおやつ』に初出店するにあたり、SNSで話題になったパインアメの缶を復刻し、弊社の目玉商品として販売することにいたしました」

「(今回の商品はどのように生まれましたか?) 弊社に寄贈された約70年前の缶をもとにデザインをし、社名の刻印は創業当初の「業平製菓」から「パイン株式会社」に変更して復刻しました」
「(イベントの目玉となるものは?)復刻パインアメ缶をはじめ、弊社のパインアメ関連商品や、クラブハリエとのコラボレーションで誕生した『バームアメ』『パインバーム』など、今回のイベントのために誕生した商品をお楽しみください」


「パインなおやつ」は8月16日(水)〜21日(月)、阪神梅田本店1階の「食祭テラス」で開催。「復刻パインアメ缶」は限定3000個、価格は1650円。
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