募金額は通常時の10倍に!「セブン銀行ATM/NFT募金キャンペーン」成功の裏側を社長&クリエイターが語る
東京ウォーカー(全国版)
セブン銀行は2023年7月18日から10月16日までの期間限定で、ATMを通じて対象団体に募金すると、NFT(非代替性トークン)を活用したデジタルアート作品をノベルティとして配布する、「セブン銀行ATM/NFT募金キャンペーン」を実施中。さらに、こちらのキャンペーンの初日の募金額を通常時のATM募金額と比較したところ、10倍以上になっていることが明らかになった。
これを記念して、セブン銀行代表取締役社長・松橋正明氏と、デジタルアートを手掛けた現代芸術家・窪田望氏による公開対談が実現。「NFT×ATM募金という初のコラボレーションが生まれた背景」や「なぜ、10倍の募金額になり、共感がうまれる募金活動となったのか?」について、トークがくり広げられた。
本キャンペーンは、期間中にセブン&アイグループ各店舗をはじめ、さまざまな商業施設、空港、駅などに設置してある全国26000台以上のセブン銀行ATMにて、セブン-イレブン記念財団(NFTと記載があるもの)へ募金取引をした人全員が対象。
NFTには、現代美術家である窪田望氏の制作による、環境貢献活動をコンセプトとした限定のデジタルアート作品が紐づいており、全4 種類の中からランダムでひとつがアートNFTとして配布される仕組みになっている。
ちなみに、本キャンペーンに募金をした人にアンケートをとったところ、アンケート対象者全員がATMから募金ができることを知らなかったそうで、今回の取り組みを通して、対象者の93%が自然環境保護への意識が高まった……とも回答している。
NFT×ATM募金誕生の裏側が明らかに
対談ではまず、「NFT×ATM募金という初のコラボレーションが生まれた背景」についてやり取りがなされ、松橋氏いわく、セブン銀行ではかねてより、ブロックチェーン、NFT、Web3.0といった新しい技術を導入し、ビジネス化するための方法を模索していたという。
そんな矢先に、共通の知人から窪田氏を紹介され、NFTアートの活用方法を模索するように。さらに同タイミングで、ATM募金などの社会貢献活動を担当する部署より企画の相談を受けたそうで、そうした諸々の要素が奇跡的に融合し、「NFT×ATM募金」というアイデアが誕生した…とのこと。
また「なぜ10倍の募金額になり、共感がうまれる募金活動となったのか?」という議題については、窪田氏が回答。
キャンペーンの開始後、同氏のもとには募金をして、NFTアートを受け取った人から多数の連絡があったそうで、その中には「コンビニで募金ができることは知っていたけど、ATMでもできる…ということは、今回のキャンペーンで初めて知りました」や、「NFTアートがもらえるので何回も募金したくなります。今回のキャンペーンを通して、自然環境保護に対する意識も高まりました」といった意見が多かったという。
さらに公開対談の終了後、セブン銀行からは以下のコメントも寄せられた。
「NFTという新たなデジタル技術を社会貢献に繋げることができ、非常に新しい取り組みが生まれたと実感しています。当社のATMから募金ができることを、お客様はあまりご存じなかったのではないかと思います。個人の考えや行動をデジタル上に記録するNFTとは親和性が強く、募金に参加されたシンボルとして機能していると考えております。当社ATMやNFTを通して、今後新しい社会貢献の形が普及していくことを楽しみにしております」
こちらのNFT募金キャンペーンは、10月16日まで実施しているので、自然環境保護に興味のある方はもちろん、NFTアートとはどのようなものなのか、実際に受け取って確認してみたい…という方は、この機会にセブン銀行から募金を行ってみてはいかがだろう。
取材・文=ソムタム田井
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