“木を飲む飲料”?木食ブランドがリニューアル!よりおいしく、より環境に寄り添うための工夫とは

東京ウォーカー(全国版)

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TOGE(以下、トウゲ※)は、2021年より木の食用化を発信してきた期間限定ブランド「木(食)人」での試みをさらに発展させて、より環境に寄り添い、よりグローバルに、より新しい体験を提供していくことを目的とし、本ブランドを「KAMOSHIKA Drinks(以下、カモシカ飲料)」にリニューアル。

新ブランド第一弾プロダクトとして、「カモシカソーダ森林炭酸(以下、カモシカソーダ)」と「カモシカシロップ森林糖蜜(以下、カモシカシロップ)」がオンラインストアで発売中だ。

ブランド名を「木(食)人」から「KAMOSHIKA」へ

日本草木研究所(合同会社山伏)との共同プロジェクト「木(食)人」が目指していたのは、人と自然の新たな関係性を築くことや、里山の持続的な管理、そして新たな嗜好品の開発などで、これはその実験と挑戦の第一歩だった。「木(食)人フォレストソーダ/シロップ」は、ユーザーから好評を得て完売。トウゲはこれまでの展開のなかで出てきた要望や課題点を改善・発展させていくためにセカンドフェーズとして、ブランドをリニューアルした。

新しいブランド名には「より環境に寄り添い、よりグローバルに、そして、より新しい体験を提供したい」という次なる挑戦への想いが込められている。

KAMOSHIKAロゴ


トウゲの拠点である軽井沢の離山に生息しているニホンカモシカは、シカともウシともヤギとも見える不思議な存在。日本における数少ない特別天然記念物の動物であり、古来より森とともに生き続けてきた。あまり知られていないが、日本中の森の中でひっそりと木の皮や木の枝を食べて暮らしている。

木を食し、昔も今もこれからも森とともに生き続けていくその力強い姿、歴史的神秘性を持ちつつも愛嬌のあるその姿が、トウゲの目指したい姿と重なり、日本中、ひいては海外でも愛されるブランドになってほしいという想いも込めて、森林列島である日本を象徴するひとつのアイコンとしてカモシカをブランドロゴに表現した。

リニューアル:よりおいしく、より環境に寄り添う

【写真】左から、カラマツ、アカマツ、モミ、ヒノキ、アブラチャン

「カモシカ飲料」は、原材料の99%(※1)が長野・軽井沢の森の木を使った、“木を飲む飲料”だ。新ブランドへのリニューアルにあたり、よりおいしく、より環境に寄り添うための工夫が凝らされている。

軽井沢の離山でとれる5種の木(カラマツ、アカマツ、モミ、アブラチャン、ヒノキ)を原料とし、香りを抽出するという手法は変えずに、従来の「木(食)人」の製品より甘味を抑え、砂糖を従来の「上白糖」から上品な甘さを持つ「グラニュー糖」に変えたことで、軽やかな味わいに。

また、「木(食)人」でとっていた5種の木の混合蒸留法から、木の種類ごとに個別蒸留法を取り入れることで雑味を抑えて木の香りをより際立たせつつ、スパイスは従来の「ブラックカルダモン」よりも木の香りをより引き立たせる「タイム」に変更した。

ソーダ、シロップともに原材料に用いる間伐材の割合を大きく増やし、より環境、持続可能性へ寄り添う。特に本製品では、木の産地である離山西部において、戦後に過剰植林されたカラマツを木の主原料としている。

これに伴い新パッケージでは、遠くから見た森林の深い緑から、木の幹を開いたときに現れるビビッドな内部の赤にかけたマクロとミクロをつなぐ視点で、森林のグラデーションが表されている。

※1.製造所における製品品質基準に基づく砂糖および加水分を除く原材料の99%。

新製品ラインナップ:「カモシカソーダ森林炭酸」「カモシカシロップ森林糖蜜」(小)(大)

カモシカソーダ

「カモシカソーダ」は木の爽やかな旨味を凝縮したストレートタイプの炭酸飲料。これまでのニーズに応え、甘さ控えめに、かつこれまでの木の香りに対するこだわりはそのまま。アクセントとして木の味と香りを引き立てるタイムと晩柑をレシピに加えている。

仕事終わりにほっと一息つきたいときの一杯や、友人を迎えるウェルカムドリンク、あるいはサウナ後にすっきりする一杯など、開栓後すぐに楽しむことができる。

カモシカシロップ


「カモシカシロップ」は炭酸水やお酒などで割って楽しむ濃縮シロップタイプの製品。2021年に「木(食)人フォレストシロップ」として発売され親しまれてきた製品が、木の濃密なエッセンスはそのままに、旧製品で多く要望があった甘さへのニーズに応えて糖度を35%に引き下げ、より飲みやすく、より木の香りを楽しめるようにアップデート。

甘さを抑えたことで飲料以外の料理やデザートにも甘味料として幅広く使うことも可能となり、好奇心や実験心をくすぐる製品に生まれ変わった。

森を飲む、チル。

森を飲むことで得られるチルを追求

近年、目まぐるしく変化し続ける社会を生き抜くうえで、自然の中に身を投じることで得られるリラクゼーション効果やチル文化(「チル」は「まったりくつろぐ」などの意味)へのニーズが高まっている。「カモシカ飲料」はこれに応える形で、これまで以上に森を飲むことで得られるチルを追求。

木に含まれる「フィトンチッド」という香り成分は、シトラスやベリーのように華やかで爽快、そして甘い香りが特徴。研究では、精神安定効果が期待できるとも言われている。たとえば本製品にも含まれている「フィトンチッド」のテルペンやリモネンは、森林浴効果をもたらしてくれる。

今回のリニューアルでは、甘さを控えめにすることでより「チル」を促すとともに、用いる木の量を増加。これによって、よりリラックス効果を高めることを目指した。

「カモシカ飲料」について、担当者に話を聞いてみた。

ーー「KAMOSHIKA Drinks(カモシカ飲料)」にリニューアルした意図について詳しく教えてください。
「Kamoshika Drinks(カモシカ飲料)」は、これまでの展開のなかでいただいたご要望や課題点を改善・発展させていくためのセカンドフェーズです。味に関しては「より飲みやすく」、材料に関しては間伐材の割合を増やして「より環境にやさしく」、デザインに関しては「よりコンセプチュアルに」、総合的にリニューアルしました。

ーー「カモシカ飲料」のアイデアはどのようにして生まれましたか?
もともと「木(食)人」の開発は「木を食べる」という行為を通して人間と自然の関係性を捉え直してみよう、という実験的な試みでした。離山の木の素材を使った味の開発に関しては、自分たちでもキッチンで長時間かけて試作をし、製造工場ともかなりの回数の試作のやりとりをしたため時間はかかりました。

ーー木を飲むことに抵抗感がある人も少なくはないと思いますが、誰でもおいしく飲めますか?
「KAMOSHIKA Drinks」は、木を煮詰めてシロップ化したものと、蒸留したものとのミックスで作っています。現状、どんな人でもお楽しみいただけていますが、幼児、妊婦の方は成分が強い可能性があります。また、原材料中の植物で過去に強いアレルギー反応がみられた人は、念のため摂取をお控えください。

ーー最後に、ユーザーへのメッセージをお願いします。
「KAMOSHIKA Drinks」は、全国の飲食店や宿泊施設、小売店などで展開予定ですが、現状はオンラインストアでどなたでもご購入いただけます。ぜひお試しください!

製品概要:「カモシカソーダ森林炭酸」「カモシカシロップ森林糖蜜」

カモシカソーダ森林炭酸

・製品名:「カモシカソーダ森林炭酸」
・品名:炭酸飲料
・原材料名:グラニュー糖、カラマツ、アカマツ、モミ、アブラチャン、ヒノキ、晩柑果汁、タイム/炭酸、酸味料
・パッケージ/メーカー希望小売価格:500ml/2600円
・発売日:2023年8月23日
・販売地域:全国

カモシカシロップ森林糖蜜

・製品名:「カモシカシロップ森林糖蜜」
・品名:清涼飲料水
・原材料名:グラニュー糖、カラマツ、アカマツ、モミ、アブラチャン、ヒノキ、晩柑果汁、タイム/酸味料
・パッケージ/メーカー希望小売価格:250ml/2300円
・発売日:2023年8月23日
・販売地域:全国

カモシカシロップ森林糖蜜(業務用)

・製品名:「カモシカシロップ森林糖蜜(業務用)」
・品名:清涼飲料水
・原材料名:グラニュー糖、カラマツ、アカマツ、モミ、アブラチャン、ヒノキ、晩柑果汁、タイム/酸味料
・内容量:500ml
・卸値価格:要問い合わせ
・発売日:2023年8月23日
・販売地域:業務用オンラインストア

※「TOGE」の「O」は長音符号つきが正式表記。
※記事内の価格は特に記載がない場合はサービス料・税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

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