【漫画】耳の穴の入り口まで耳アカがぎっしり…。耳かき専門店で働く漫画家志望が遭遇した特殊な耳アカ
東京ウォーカー(全国版)
自身の耳かき専門店で働いていた体験をベースにしたオリジナル漫画「耳かき専門店で働いて自己否定“沼”から抜け出すハナシ。」をX(旧Twitter)で発信する森民つかさ(@uouououoza1)さん。知られざる耳かき専門店の裏側や、店を訪れる個性的なお客さんたちとのエピソードを優しいタッチで描いた作品には、多くの反響が集まっている。この記事では、著者・森民さんにインタビューを行い、先日公開された第3話の見どころや裏話を聞いた。

ロウソクのようにカチカチに固まった特殊な耳アカに困惑
漫画家を志望して活動するも、落選続きでパッとせず、バイトも全然長続きしない主人公。そんな生活を続けているなかで、ガリガリと自己肯定感が削られていき、気づけば自己否定の“沼”にどっぷりと浸かってしまっていた。なんとか耳かき専門店に勤め始めるが、初めてのことばかりで不安を抱えながら働いていた。
働き始めて数週間。ビクビク、オドオドしながら接客をする日々を過ごしつつも、少しずつだが仕事に慣れてきた。そんななかで、今までに出合ったことのない、特殊な耳アカのお客さんに遭遇する。
一般的に、日本人は乾いたパサパサ系の耳アカが多いと言われるが、中には湿ったタイプの耳アカの人もいる。そしてそれらは、グラデーションのように程度があり、乾き具合や湿り具合が人それぞれに異なっているため、タイプに合わせた器具を使い耳かきをしなくてはならない。
今回訪れたお客さんは、耳の穴の入り口まで耳アカが詰まり、ロウソクのようにカチカチに固まってしまっていた。困惑しながら耳かきに着手するも、耳アカが硬すぎて竹製の耳かきでは歯が立たず、金属製のものでガリガリと掘削していくことに…。
「粉チーズ型」「あんこ型」「水あめ型」…耳アカにはさまざまなタイプが

――第3話では、さまざまな耳アカのタイプを説明されています。耳かきをする側として、取りやすい耳アカ、取りにくい耳アカはありますか?
個人的には、パサパサに乾いていると、取ったそばからこぼれてしまったりすることがあり、やや湿っていたほうがまとまりがあって取りやすいです。作中ではわかりやすいように「カツオブシ型」「粉チーズ型」「あんこ型」「水あめ型」「りんごジュース型」の5タイプに分類していますが、「あんこ型」が一番取りやすいと感じます。ただ、体感では8対2、7対3くらいの割合で乾いたパサパサ系の耳アカの人が多いですね。
――作中ではカチカチに固まった耳アカのお客さんが登場しましたが、ほかに遭遇した珍しいタイプの耳アカはありますか?
耳の穴の表面一帯に、耳アカがこびりついていて、木の表皮を鉋(かんな)で削ったときに出る、鉋屑(かんなくず)のような耳アカが取れたお客さんは印象に残っています。質感が独特だったので、取ったときにこのような形状になったのだと思います。ほかにも、耳の穴に沿ってらせん状に耳アカが固まっていた方や、完全に液体タイプの方もいらっしゃいました。ちなみに、漫画のなかでも触れましたが、私も液体タイプで、一切固形の耳アカが出ません(笑)
――耳アカを取り終えた後、お客さんはどのような反応をすることが多いですか?
耳かき自体は、すっきりした、リラックスできた、と感じてもらえることが多いようです。ただ、最後に「今日はこれくらい取れました」と耳アカをお見せすると「見せなくていいです!」と、恥ずかしがる方が多いです。常連さんや、慣れている方は、何ともないようなのですが、特に初めていらっしゃった方は、恥ずかしい、という感情になりやすいようですね…。スタッフはいろいろな方の耳アカを見てきていますし、まったく気にしていませんので、恥ずかしがらないで大丈夫ですよ、と伝えています。
あと、初回のお客さんで「汚いと恥ずかしいので」といって自分で耳掃除をしてから来店される方も結構いらっしゃいます。耳掃除をするために来ていただいているのに、きれいだとスタッフは逆に困ってしまうので、ぜひ掃除をしないで来てください(笑)。
画像提供:森民つかさ(@uouououoza1)
【漫画】耳かき専門店で働いて自己否定“沼”から抜け出すハナシ。を1話から読む
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