アクアリウムでカフェの集客を支援!店舗とアクアリストをつなぐ癒やしのサービス「MIJIKAfish」の実証実験がスタート

東京ウォーカー(全国版)

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アクアリスト(水槽愛好家)向けコミュニティサイト「おサカナ図鑑」を運営する「株式会社Aqua Channel」(以下Aqua Channel)が、カフェとアクアリストをつなぐマッチングサービス兼店舗マーケティング支援サービス「MIJIKAfish」の実証実験をスタート。東京都立川市の「cafe facile(カフェ ファチレ)」にて運用を始める。

左から「Aqua Channel」代表の河口さん、cafe facileの鎌田店主、運営スタッフ兼アクアリストの中山さん

【写真】見る人を魅了する「cafe facile」のアクアリウム


店舗とアクアリストマッチング!

近年、癒やしの趣味として広く楽しまれている“アクアリウム”。定義はさまざまだが、簡単に説明すると“水槽や容器で水生生物を飼育すること”で、金魚を鉢で飼うことも、巨大水槽でアマゾンを再現することも、アクアリウムに含まれる。

「アクアリウムをもっと身近に」がコンセプトの「MIJIKAfish」は、そんなアクアリウムを置きたいカフェと、趣味や自己表現のひとつとしてアクアリウムを楽しむアクアリストをつなげられたら、お互いにとってプラスになるのではないか?という思いから発案された新しい形のサービスだ。カフェは癒やしを提供してくれるアクアリウムを置くことができ集客につなげられ、アクアリストは自己表現の場としてカフェにあるアクアリウムをメンテナンスすることで趣味の一歩先へ。普段はあまり関係のない業種をマッチングし、双方を盛り上げていけるーーAqua Channelでは、そんなプラットフォームの提供を狙っている。

MIJIKAfishマーケティングの強み


[カフェにとってのメリット]
・Aqua Channelが運営するアクアリスト用コミュニティサイトやSNSでの発信により、アクアリウムに興味のある層をターゲットにした集客効果

・アクアリウムを置くこと自体の癒やし効果で、カフェとして提供するメニュー以外に来店動機を創出

・インテリアとしておしゃれな空間、映えスポットに

・メンテナンスや費用の点も考慮して、MIJIKAfishが最適なアクアリストを紹介。サポート体制もあるので安心。一般のアクアリストに頼むことで低コストに

[アクアリストにとってのメリット]
・SNSなどの2次元ではなく、アクアリウムを不特定多数の人に実際の成果を見てもらえる

・活動において孤独になりがちなアクアリストにとってアクティブに活動できる機会や、友人などを気軽に呼べる場を得られる

・運営主催のコンテストやイベントなどの参加で同じ趣味を持つ人同士のコミュニティが広がる

・MIJIKAfish独自の審査基準で自身の信頼やレベルを証明でき、レベルによっては報酬が増える仕組み

アクアリウムの魅力


cafe facile・鎌田店主のコメント

鎌田店主

お店をオープンしたばかりのタイミングにMIJIKAfish様からアクアリウムを活用した集客の話をいただきました。お客様が楽しさ、豊かさ、快適さを感じられる水槽に仕上げていただきました。水槽を置いた経験がなかったのですが、アクアリストの方に店舗での管理の質問にも速やかに対応していただき、心強く安心感があります。水槽を設置することで、お客様は水槽を眺め癒やされ、コミュニケーションにつながっているように感じております。

●cafe facile(カフェ ファチレ)
住所:東京都立川市羽衣町1丁目18-1 土方ビル1F
営業時間:平日9時~19時、土日祝9時~18時、水曜定休

運営スタッフ兼アクアリスト・中山さんのコメント

アクアリウム愛好者の私は、SNS以外の共有の場を求めていました。お店でアクアリウムを設置し、多くの喜びを得たことでアクアリストとしての喜びがさらに深まりました。素晴らしいアクアリウム愛好者がまだ知られておらず、認識されていない現状があります。この新しいサービスを通じて、彼らの活躍を広く知らせる機会を提供し、アクアリウムの魅力をともに広められることをやりがいに感じています。

中山さんが手がけたアクアリウム


店舗・アクアリストを募集中!

Aqua Channelでは、水槽を活用した店舗集客に興味がある店舗や、アクアリストを募集中。応募や問い合わせは専用フォームから。

[アクアリスト要件]
・アクアリスト歴5年以上(SNSなどで過去の実績の証明ができる人)

・東京都内のカフェに定期的に通うことができる人

・カフェの定休日、または閉店時間にメンテナンスに行くことが可能な人(相談可)

・車があると便利

今回の実証実験に関して、担当者に話を聞いてみた。

「(今回の実証実験の意図や狙いは?)まず、アクアリウム(水槽)を店舗に置くことによって集客につなげることができるのか。また、ただ宣伝をして集客する手法とは異なって、生物の入ったアクアリウムの設置がお客さんや働き手の癒やしになるかどうか。ほか、癒やし以外の効果はあるのか、アクアリウムの設置により、店舗のみならず設置したアクアリストはどういった経験をし、趣味として家でメンテナンスをしているときに比べて幸福度が上がるなど、得るものがあるのか。そうした点を検証することを狙いとしていました」

「(『MIJIKAfish』のイチオシポイントは?)アクアリウムのメンテナンスをしてくれる業者さんは多数存在しますが、MIJIKAfishのユニークな点はアクアリウムのメンテナンスをするのが一般のアクアリストだというところです。メンテナンスにお金を支払いビジネスとしてのみ関わるのではなく、店舗側はアクアリストに活躍の場を提供するとともに、お客さんにも喜んでもらえる空間を得る、その結果お客さんも増えるという、人と人の心が通うような温かみのあるサービスです」

「アクアリウムは家で楽しむことのできる趣味ですが、それがいい点でもあり、移動できないことから孤独になりやすい趣味でもあります。現在はSNSなどで横のつながりも持てますが、それでも画面ではなく実際に水槽を見せたり同じ趣味を持つ人と悩みや楽しさを共有するということがなかなか難しい趣味でもあります」

「また、趣味と一言で片付けるにはもったいないほどの技術を持つアクアリストがたくさんいるにも関わらず、それを見てもらえる場、発表する場はコンテストぐらいしかありません。そんなアクアリストの作ったアクアリウムがカフェなどの店舗で気軽に見られるようになれば、これまで自身や家族だけが楽しんでいた趣味から、たくさんの人を喜ばせられる趣味になります」

「また、店舗にアクアリウムを置くことでインテリアとして楽しんでもらうことができ、映えスポットになるかもしれません。見るだけでも癒やされる空間になり、他店との差もつけられるので集客につながるのでは、と考えました。アクアリストは活躍の場を、店舗は集客効果や癒やし効果など相乗効果を得られます」

「(『MIJIKAfish』のアイデアはどのようにして生まれた?また、実現にあたって苦労した点は?)アクアリストのスキルや知識を発表できる場として、また情報交換の場としておサカナ図鑑というアクアリスト専用のSNS兼情報ポータルサイト(osakanazukan.com)の運営を開始し、アクアリストやアクアショップの方と関わるうちにSNS以外に実際にアクアリストが活躍できる場を提供できないか、ということで生まれたサービスです」

「アクアリウムを店舗に提供し、メンテナンスする業者はすでに存在しており、そういった業者とは違った形でアクアリストが活躍できる場はどのように実現するのかというアイデアを具体化することに苦労しました」

「アクアリストの『アクアリウムをたくさんの人に見てほしい』という思いを叶えるため、どこにアクアリウムを置くべきかを考え、最初に思いついたのがカフェでした。そこで、アクアリストとカフェをつなぐ新サービス、MIJIKAfishを着想しました。名称の由来は、『アクアリウムをもっと身近に』というテーマにあります。アクアリウムのメンテナンス以外に集客支援も行うことで、業者との差別化もでき、新しいサービスにできると考えました。カフェだけに限らずコワーキングスペースや店舗などアクアリウムを置いてもらえる場所は幅広いと思います」

「はじめ、実証実験の協力店舗を探して近所のカフェに呼びかけましたが、アクアリウムがさほど一般的でないため、断られることが多々ありました。置いてもらえればどこでもいいというわけでもなかったので、協力したいというお店が本当にあるのかとあきらめそうになりましたが、アクアリウムを置いたらお客さんが喜んでくれそうなお店を巡るうちに、cafe facileさんに出合い、営業とは関係なく何度か通わせていただきました。メニューもいろいろ試させていただき、お店の方とも少し交流が生まれたときに実証実験に協力をいただけないかと持ちかけて、初めて1店舗目のOKをもらえました」

「(カフェにアクアリウムを設置することで得られた効果は?)お店の中心に置かれていることですべてのお客様の目に留まり、お店の人とお客さんの会話のタネになったり、お客さん同士の会話のきっかけにもなっている。レジの近くでもあるので、注文を待っている間も見ていることができる。子どもさんへの人気も高く、1歳半から小学生くらいのお子さんがアクアリウムに張り付いていることもある。常連さんも日々アクアリウム内の変化などを楽しんでおり、カフェにくる理由のひとつにもなっている。水草が入っているのでお店に小さなジャングルがあるようで、癒やし効果にもつながっている。カフェの造り的に外からもアクアリウムが見えるので、アクアリウム目当てに入ってくる人もいる、などです」

「(読者へのメッセージは?)アクアリウムをもっとたくさんの人に知ってもらい、癒やされたり楽しめる空間を提供したいと思っています。ぜひ一度、MIJIKAfishの手がけるアクアリウムのあるお店にお越しください。アクアリウムを置きたい店舗や、アクアリウムのレイアウトができるアクアリストの方も募集中です!」

店舗にとってもアクアリストにとっても期待が高まる今回の実証実験、どんな結果が得られるか、楽しみに待ちたい。

※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

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