初心者がまず学ぶべきは投資のテクニックではない。「大きな経済の流れ」をとらえれば、「勝てる投資法」が見えてくる
東京ウォーカー(全国版)

机上の空論ではない、実践を通じた知識を増やす
そして、「大きな経済の流れ」を理解できたなら、まずは少額から投資をはじめてみてください。投資本などから投資のノウハウといった細かい知識を学ぼうとするのももちろん悪いことではありませんが、実際に投資をすることで学びが加速するからです。
投資の初心者からすると、少額であっても不安や恐怖心を感じるかもしれません。投資額がわずか1万円だったとしても、やはり最初はハラハラします。だからこそ、自分が投資した商品の価格がどのような要因で変動したのかを自分なりに分析し、理解しようとする。そうして、机上の空論ではない、実践を通じた知識を増やしていけるのです。
そういう意味では、今はとてもいい時代になっていると思います。マネーリテラシーの低さが指摘される日本でもようやく高校で金融教育がはじまったり、投資ブームといわれるなかでそれこそ少額からでも投資をはじめやすい環境が整ったりしてきています。
日本の文化のなかでは、どこかでお金をタブー視する風潮が長く続いてきました。漫画やテレビドラマといったフィクションの影響もあってか、「お金持ちはなにか不正なことをしてたくさんのお金を手に入れた」といった思い込みを持っている人もいます。
でも、その思い込みは間違いです。きちんとまっとうに働いて、しっかりと知識を使って投資を続ければ、将来的に困らないくらいの資産を形成できるのですから、ぜひ若いうちから積極的に投資について学んでいってほしいと思います。
この記事のひときわ
#やくにたつ
・経済の流れを大きくとらえる<br />・インデックスファンドにコツコツと投資を続ける<br />・実際に投資をすることで学びが加速する
構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹、撮影=樋口涼
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