全長約1.5kmの『ヨコハマミライト』が横浜・みなとみらいエリアの人々を魅了。SDGsに取り組む今の時代のイルミとは

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今回取り上げるのは、イルミネーション「ヨコハマミライト」。今年(2023)も横浜・みなとみらいエリアの冬の風物詩として、11月9日(木)から2024年2月11日(日)まで「ヨコハマミライト2023 ～みらいを照らす、光のまち～」が開催される。来場人数は延べ約2900万人(※ヨコハマミライト実行委員会調べ)と横浜最大級。SDGsへの取り組みも行う今の時代のイルミネーションについて、主催者に話を聞いてみた。

――『ヨコハマミライト2023 ～みらいを照らす、光のまち～』開催の狙いを教えてください。
ヨコハマミライトは、まちのにぎわいを創出し、エリアへの集客に貢献するだけでなく、このまちで暮らす人々が未来へと向かう希望の光となり、「みなとみらい人」としての誇りを感じていただけるイルミネーションです。今年で6年目であり、冬の横浜・みなとみらいにたくさんの方々にお越しいただき、盛り上げていく狙いがあります。

――イチオシポイントを教えてください。
横浜最大級のイルミネーションの長さです。ヨコハマミライトは「横浜駅東口」から「グランモール公園」まで全長約1.5kmと横浜最大級の長さです。約35万球のブルーを基調としたLEDライトでみなとみらい各エリアが鮮やかな光で包みこまれています。

――SDGsへの取り組みで注目すべき点はありますか？
昨年に引き続き、太陽光や風力などの自然エネルギーで発電された「グリーン電力」を使用しています。くわえて今年は、樹木の育成環境に配慮した装飾個所の調整などを行い、「まちづくり型イルミネーション」としてSDGsへ取り組んでいます。

――ユーザーへのメッセージをお願いします。
ご家族やご友人、大切な方とイルミネーションを見ながら、冬の横浜・みなとみらいですてきなひとときをお過ごしください！

コロナ禍を経て今年で6年目の開催となる『ヨコハマミライト』は横浜駅東口からグランモール公園まで全長約1.5kmにわたる長さで、約35万球のブルーを基調としたLEDライトが横浜・みなとみらいエリアの人々を魅了する。

開催期間中には、まちと共に発展する「まちづくり型イルミネーション」をめざし、エリア企業や行政との連携イベントを実施。クリスマスムードの高まる12月には光と音のフェスティバルも予定されている。

また、みなとみらい21地区着工40周年記念イベント「MM Grass Park 2023」の一環でイルミネーションの先行点灯や期間限定のストリートピアノの設置も。毎年注目を集めるSDGsへの取り組みは、昨年(2022年)から引き続き、太陽光や風力などの自然エネルギーで発電された「グリーン電力(※)」を使用。くわえて今年は、樹木の育成環境に配慮した装飾個所の調整により、さらに環境を大切にした、サステナブルなまちに寄り添うイルミネーションとなっている。

※「グリーン電力」とは、風力、太陽光、バイオマス(生物資源)などの自然エネルギーにより発電された電力。石油や石炭などの化石燃料による発電は、発電するときにCO2(二酸化炭素)が発生するが、自然エネルギーによる発電は発電するときにCO2を発生しないと考えられている。また、再生可能であるため環境への負荷が小さいエネルギーである。本イルミネーションは、自然エネルギーにより発電された電気の環境付加価値を、証書発行事業者が第三者認証機関(一般財団法人日本品質保証機構)の認証を得て、「グリーン電力証書」という形で取引する仕組み「グリーン電力証書システム」を活用し、サステナブルなイルミネーションとして実施する。

開催概要

・イベント名:ヨコハマミライト2023 ～みらいを照らす、光のまち～
・開催期間:2023年11月9日(木)～2024年2月11日(日)
・点灯時間:16:00～23:00　
　※12月9日(土)および16日(土)はグランモール公園のみ点灯延長予定
　※点灯範囲および点灯時間が変更になる場合あり
・実施エリア:横浜駅東口、はまみらいウォーク、みなとみらい歩道橋、53街区(みなとみらい大通りすずかけ通り側工事の状況により変更あり)、グランモール公園、帆船日本丸(船体整備期間は除く)など
・全長:約1.5km
・電飾球数:LED約35万球「ブルー、ゴールド、ホワイト」

イルミネーション実施エリアマップ

「横浜駅東口」から「グランモール公園」までの全長約1.5kmが約35万球のブルーを基調としたLEDライトで彩られる。

文=土屋梨夢