AKB48馬嘉伶が卒業、“真楪伶”に改名を発表!「AKB48の8年間がどんな困難があっても自分の糧になる」

東京ウォーカー(全国版)

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「これまでと違う馬嘉伶を楽しみにしてほしいなって思ってます」


――お話を聞くと、AKB48を卒業するのがもったいなく感じます。

アイドルはもちろん楽しいですけど、AKB48に入る前からずっとお芝居はやりたいと思っていました。でもやっぱり言葉の問題もあって、なかなかチャンスもいただけなかったんですけど、この1年は7本もの作品に出演させていただきました。

2月落語、3月舞台、5月舞台、6月舞台、9月朗読劇、10月舞台、11月舞台と、1年前の自分では考えられないぐらいのボリュームで、1年のほぼ半分ぐらいの時間はお芝居づけの日々だったんですけど、自分で全然まだまだ足りないなと思って、もっと自分を磨かないといけないな、もっと集中したいなと思って、アイドルとの両立も難しいと思いましたので、このタイミングで卒業することを決めました。

「卒業しても多分私のことを応援してくれるんじゃいかなと思っているので心強いです」

――AKB48との両立が難しくなったので、お芝居のほうに絞ってやっていきたいっていう気持ちが強くなったということですね。

先ほどもお話した通り、本当は1年前に卒業を考えていたので、まさか自分がまだいるって思ってなかったんですけど、今年は舞台に7本も出たので本当にバタバタしていて、卒業を発表するタイミングがだんだんと遅くなっちゃって。AKB48の活動も楽しいですけど、楽しいだけじゃ駄目だよなって。お芝居の厳しい世界でもっと頑張りたい、成長しないといけない、甘えちゃいけないという気持ちになりました。

「デザインの勉強もしっかりしてがんばりたいなって思います」

――ファンは寂しがりますよね。AKB48のアイドルとして歌って踊る姿が好きだって思うファンも多いと思います。

もちろん、それはあると思います。でも最近気が付いたんですけど、SHOWROOM配信を結構やってるので、それで私のことを知ってくれて、新しいファンになった方も増えているような気がします。私のアイドルの姿を知らないファンの方も増えていて、卒業しても多分私のことを応援してくれるんじゃいかなと思っているので心強いです。

卒業してアイドルとしての活動は終わるんですけど、お芝居とかバラエティーとかも頑張りたいので、芸能界での活動は続きますので、むしろもっと幅広くできることもあるんじゃないかって思います。これまでと違う馬嘉伶を楽しみにしてほしいなって思ってます。

「改名を考えたきっかけは馬嘉伶が日本語の読み方ではないので、読めないからです」

――卒業されてから女優として本格的にやっていく、バラエティーにも挑戦したいということですが、ほかにもやりたいことはありますか。

デザイン関連のお仕事もやりたいと思っています。今年の4月に自分で作ったキャラクターをリリースしたんです。LINEスタンプだったり、グッズを出したりしてるんですけど、それだけではなくて、自分でデザインするお洋服のリメイクのブランドもこれから始めたいと思っています。

ファッションがすごく好きで、1年前にこんなお洋服があったらいいなと考えて、自分で完全にゼロからデザインして作ってみたんです。それよりもリメイクの方が目の前にある素材を組み合わせて作るので難しいんですけど、世の中に1着しかないものができあがるのがすごい楽しいです。今までデザインの勉強をちゃんとしたことはなかったんですけど、デザインの勉強もしっかりしてがんばりたいなって思います。

「AKB48に入るというのは一生叶わない夢だったんですけど、台湾オーディションがあって、まさか受かって」

――そして、「真楪伶」への改名も発表されました。新しい名前を名乗ろうと決めた理由を教えてください。

「真楪伶」への改名を考えたのは4、5年前からでした。最初のきっかけは「馬嘉伶」が日本語の読み方ではないので、私のことを知らない方は読めないからです。でも、「まちゃりん」という読み方を変えたくなかったので、当て字で調べてみたら、「ま」がたくさん出てきました。その中で「真実」「純真」「真っ直ぐ」の「真」が一番好きだったので、自分の中でピンときて決めました。

「ちゃ」の選択肢は3つしかなくて、「茶」「茗」「楪」の書き方の中で、1つ目と2つ目はしっくりこなくて、3つ目の「楪」がいいなと思ったのですが、書き方が難しいですし読める方もあまりいないと思うのですごい迷いましたが、調べてみたら「楪(ゆずりは)」という植物の花言葉に、「世代交代」という意味が含まれていて、今の自分の変わりたいという心境と同じだったので、「楪」にしました。

「オーディションで落ちたらもう二度とないんです。一生ないってわかっていたので本当に運命を感じました」

「りん」は変えるべきかどうか最後まで迷いました。3文字全部日本語読みにしたかったのですが、「伶」はお父さんが付けてくれた大切な名前ですし、自分も大事に使いたいと思って。「伶」を一文字だけ残すことで、これまでの名前の“原型”が少し残るので、「伶」にしてよかったと思っています。

新しい道に進みつつも、今まで頑張ってきた自分も変わらない!という意味も含めた書き方です。「真楪伶」に改名して、知名度や認知度は確実に下がるので不安な気持もありますし、苗字と名前の分け目がないので、少しややこしいとは思っています。結局、名前を読める書き方にしたいという気持ちは解消されず、読めない名前のままですが、「真楪伶」としての今後の活動が楽しみで仕方ないです。これからこの名前を大事に使いたいと思います。

「本当に自分にとってとても宝物のような8年間でした」

――卒業しても活躍する姿を見られるということで、ファンも安心しますね。最後にファンに向けてメッセージをお願いします。

AKB48のことが好きで私のこと好きになってくれた方がたくさんいらっしゃって、本当に自分にとってとても宝物のような8年間でした。これからももっと幅広く活動していきますので、新しい馬嘉伶を楽しみにしてください。

取材・文・撮影=野木原晃一

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