投資ブームの今こそ重要。心を整えてお金と健全に向き合う「ファイナンシャル・セラピー」

東京ウォーカー(全国版)

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「ファイナンシャル・セラピー」という言葉を聞いたことがあるだろうか。アメリカ発祥の「心理的側面からお金の問題を解決するサービス」を指すが、欧米投資銀行勤務を経てファイナンシャル・セラピーの研究と実践を行っている金融教育家である上原千華子さんは、その必要性は日本でも間違いなく高まっていくと語る。ファイナンシャル・セラピーの基本を教えてもらった。

金融教育家の上原千華子さんにインタビュー【撮影=藤巻祐介】


ファイナンシャル・セラピーの狙いは、お金の不安をやわらげること

金融教育家としての私が専門としているのは、「ファイナンシャル・セラピー」というものです。これは、お金の問題を心理的側面から解決するサービスのこと。金融に関するアドバイスのほか、心理カウンセリングや心理ワークを通じてお金の不安や恐れと向き合い、それらをやわらげていくことがその狙いです。

このファイナンシャル・セラピーは、アメリカ発祥のものです。日本で「セラピー」と聞くと、たとえばヘッドセラピーやアロマセラピーのように、「癒やしてくれるようなものなのかな?」と思う人も多いのではないでしょうか。でも、ファイナンシャル・セラピーにおけるセラピーとは、心理カウンセリングや心理ワークのことを指しています。

心理カウンセリングでは、カウンセラーの質問に対して回答することによって心のなかを整理することを目指します。また、心理ワークは、自身が直面しているお金の問題行動について詳しく振り返ることが基本となります。

続いて、カウンセラーと対話をしながらお金にまつわるこれまでの出来事やそのときの感情を振り返り、最後に、どうすれば現在直面しているお金の問題を改善できるのかを考えます。そうして、お金に関する健全な行動につなげていく。これらが、ファイナンシャル・セラピーの基本的な内容です。

ファイナンシャル・セラピーの基本的な内容について説明する上原千華子さん【撮影=藤巻祐介】

お金の問題と人の心理には強い関係が存在する

「お金の問題と心理に関係があるのか?」と思った人もいるかもしれません。でも、お金の問題と人の心理のあいだには、強い関係が間違いなく存在しています。

私自身を例に挙げてみましょう。私は銀行員だった父からお金の教育を受けて育ち、その後は欧米投資銀行に17年勤務し、個人投資家として26年の投資歴を持っています。そういうと、「お金のことなんてすべて自分でうまくできているのだろう」なんて思われるかもしれません。

でも、実際にはお金に関して人一倍大きな不安を抱えていた過去を持っています。大学時代に父が病気で急死したことで、「学費を払えなければ大学を中退しないといけない」「思い描いていた人生が180度変わってしまう」と、お金に関して強い不安を感じたことがあるのです。

その不安は、トラウマのように私の心のなかに残り続けることになりました。ただ、私自身はそのことに気づいていなかったのです。それに気づいたのは、まさにファイナンシャル・セラピーと出会い、その研究をしたからこそです。

当時の私はすでに社会人となって投資銀行に勤め、個人投資家としても安定して資産運用できていたにもかかわらず、いつまでたっても漠然としたお金の不安を抱えたままでした。その不安を払拭したいと、独立後に脳科学や心理学を学ぶうち、ファイナンシャル・セラピーに出会い、学生時代に父を亡くしたことによる不安が私のなかでトラウマになっていたことにようやく気づいたのです。

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