念願の作家デビュー!日本人K-POPアイドル・高田健太が語る生い立ち、苦悩、SNSとの向き合い方。「暴露本にはしたくなかったんです」
東京ウォーカー(全国版)

実は二度目のオファーで出版に。「今だ!今だったら書ける!」
――書籍内でも触れていますが、出版の経緯を教えてください。
昔から本を読むのが好きで、デビュー後すぐくらいから漠然と「本を出してみたい」という夢がありました。それからいろんなことを経験していくうちに、こういった経験を本という媒体で伝えられないかと思い始めたんです。その想いを色々なところで口に出していたら、ご連絡をいただいて。最初はびっくりでした。「え?」みたいな。まさか本当にいただけるなんて思ってなくて。
――でも、一度お断りされたと?
はい。本当にありがたいお話だったんですが、ちょうどそのとき、この道を諦めるのが正解なのか、次のステップに行くべきなのかという悩みがすごく大きくなってた時期で。そんな状態で本を書いても暴露本みたいな、ネガティブな感情だけを伝える本になってしまう気がしたんです。本を出すのが夢だからこそ今じゃないかもと思って。2022年に最後のステージにするつもりで日本でコンサートを開催したんですが、そのときに吹っ切れて「自分はここにいるべきなんだ」「サンギュンとこれからもずっとやっていくべきなんだ」って再確認できたんですよ。その後に再度オファーをいただいて、「今だ! 今だったら書ける!」と直感的に思いました。2回目のオファーがなかったら実現していないので、本当に感謝しています。

――本の構成はどのように決めていきましたか?
アイドルを目指す子たちの教科書になるような内容にしたい、K-POP関係者に対しても発信したい、生き方にちょっと悩んでいる人にも希望を与えられるようにしたいというベースがありました。分量が最初は今の倍以上あったんです。書きたいことがめちゃくちゃあって。伝えたいことを際立たせるためにも、削ぎ落として完成形になりました。対談を入れて違った角度からも楽しめるようにしましたし、撮り下ろしの写真はファンの方に喜んでもらえたらと差し込みました。

――執筆期間はどのくらい?
4カ月くらいでしょうか。でもそのうちの1カ月半くらいで書き上げました。僕、降りてくるのを待ちたいタイプで、無闇に絞り出して書くと納得するクオリティにできないって自分の経験上、思っていて。時間がなくてご迷惑をおかけしてるのは承知なんですけど、やっぱり僕の気持ち100%を伝えたいと思ったから、短期間で一気に仕上げました。一度提出したんですが、ちょっとモヤモヤしちゃって追加したエピソードもあります。「表現の宅配屋」(P.152)と「努力のその先」(P.156)。結果的に重要なパートになった気がします。
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