能登半島地震で救出された“もろみ”から生まれた日本酒「NOTO2024応援搾り(Saved by福光屋)」が販売開始!
東京ウォーカー(全国版)
KINMI Sake(日本酒応援団株式会社)は、能登半島地震で救出された“もろみ”から生まれた日本酒「NOTO 純米大吟醸 2024 応援搾り 無濾過生原酒 新酒(Saved by福光屋)」(3480円)の販売を開始した。
「NOTO2024応援搾り(Saved by福光屋)」とは?
日本酒「NOTO 純米大吟醸」は、KINMI Sakeと石川県能登町の「数馬酒造」とのパートナーシップで創られる日本酒ブランド。2024年1月に発生した能登半島地震により、数馬酒造もこれまでに経験したことのない大きな被害に直面した。しかし、日本酒「NOTO 純米大吟醸」のもろみのタンクは奇跡的に倒れることなく静かに生き残っていた。1月末の搾りの日が迫るなか、石川県金沢市の酒蔵「福光屋」からの支援を受け、救出されたもろみは日本酒として無事に完成。瓶やラベルはいつもとは異なるが、例年の「NOTO」と同様にメロンの香りとジューシーな旨みが感じられ、芳醇な味わいの純米大吟醸として仕上げられている。売上金の一部は能登地域全体の支援のために日本赤十字社へ寄付される。
酒蔵「数馬酒造」数馬嘉一郎さんからのメッセージ
本来であれば、酒蔵は活気に満ちあふれ、酒造りの最盛期を迎えているはずでした。150年来、蒸米のない冬は一度もありません。静かな冷蔵庫内で割れた酒瓶を手に取ったとき、こみ上げてくる感情を表す言葉が見つかりませんでした。能登半島地震で失ったものや、できなくなったことは確かに多くあります。ですが、残されたもの、できることに目を向けていきたいと思います。震災後、本当にたくさんの方からの温かいお心寄せをいただき、大きな励ましをいただきました。「能登を醸す」は、私たちが大切にしている経営理念です。一同心を合わせ互いに手を取り合い、この能登の地を必ず復興させていきます。能登の米、能登の水で醸す能登日本酒が、みなさまの心を和らげ励ますことを願っています。
特別協力の石川県金沢市「福光屋」一同からのメッセージ
寒仕込みのころ、今期の酒造りの最盛期に仲間である能登の酒蔵のみなさん、数馬酒造のみなさんが情熱的に精力的に仕事に邁進されていた最中の震災でした。胸が締め付けられる思いで、少しでも助けになりたい、石川県の酒蔵が一致団結して未来につなげるべく前に進んでいかなければならないと、石川県酒造組合連合会の主導のもと、可能な限り早い段階でもろみの救出や上槽・瓶詰めの支援をさせていただきました。能登は日本四大杜氏のひとつ「能登杜氏」を生み出した地です。石川県内外の多くの酒蔵にその高度な技が受け継がれています。これからも能登の風土と酒造りが守られ、数馬酒造さんの純粋でおいしい日本酒がみなさまの元に届きますよう、1日も早い復興を祈願するとともに、みなさまからの息の長い温かなご支援を心よりお願い申し上げます。
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