特別公開講座・横浜学「横浜とアート」が開催!
横浜ウォーカー
関東学院大学×横浜ウォーカーのコラボイベントとして開催されている特別公開講座「横浜学」。2017年9月3日、第26回となる講義が開催された。テーマは「横浜とアート」。

始めの登壇者は関東学院大学 人間共生学部教授の山崎(※)稔惠先生。1990年代以降の現代アートを語る上で重要なキーワードを3つのカテゴリーに分けてわかりやすく説明してくれた。さらに公立美術館の創設や「ヴェネツィア・ビエンナーレ」などの国際展の歴史を解説。最後には、これからの「地域とアート」の在り方と可能性にも言及して締めくくった。
続いて登壇したのは「さいたまトリエンナーレ2016」など数々のアートプロジェクトに携わるアートディレクター、芹沢高志先生。自身がキュレーターを務めた「横浜トリエンナーレ2005」での貴重な体験談を紹介してくれた。「開催前年の2004年、クリスマスイブに初めて運営陣が集まりました。残り10か月ほどで国際的な芸術祭を作りあげなければならないという、非常に大変な状況だったのを覚えています」と当時の心境を述懐し、展示作品について写真を交えて解説。さらに「芸術祭は地域振興の切り札になり得る」と、地域とアートプロジェクトの関係性と重要性を語った。
最後に横浜美術館副館長、柏木智雄先生が登壇。現在開催中の「ヨコハマトリエンナーレ2017」コ・ディレクターでもある柏木先生は、まず2001年に初開催された「横浜トリエンナーレ」の歴史を解説。「ヨコハマトリエンナーレ2017」のテーマやその裏に隠された思い、見どころについてもたっぷりと紹介してくれた。今回は横浜市内の施設や建造物を巡り、歴史に思いを馳せるプロジェクト「ヨコハマサイト」など、新しい試みも行っているという。
現代アートの動向を知り、「横浜トリエンナーレ」の歴史と魅力へと迫っていった今回の講座。「地域とアート」の繋がりについて、その可能性と重要性を改めて認識させてくれる内容になった。
次回は「横浜の水」をテーマに2017年10月下旬の予定だ。【横浜ウォーカー】
(※「崎」の正式なつくりは「大」ではなく「立」の下に「可」)
横浜ウォーカー編集部
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