熱田神宮と一緒に観光したい名古屋の最旬スポット「あつたnagAya」がついにオープン!気になるショップに突撃取材

東京ウォーカー(全国版)

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名鉄の神宮前駅は、三種の神器のひとつである草薙神剣をご神体として祀る名古屋随一のパワースポット「熱田神宮」の玄関口。再開発中の神宮前駅西街区に誕生した商業施設「あつたnagAya(あつたナガヤ)」が、2024年9月6日(金)にいよいよ第1期開業を迎える。

2024年9月6日(金)、神宮前駅西街区にオープンする「あつたnagAya」

建物は、長屋の屋根が波打つようなデザインが特徴的。道路側から見たときと、駅側から見たときと違った表情になるようにデザインされている。

弐の戸を東から見ると、また違った印象に!

第1期開業エリアは、神宮前駅を囲むように配置された壱の戸、弐の戸、参の戸の3エリア。現在も建設中の肆の戸は12月中の開業を予定している。

9月6日に13店舗とワゴン・キッチンカーがオープン

「地域で継がれる魅力を嗜み、再発見できる場所」を目指し、名古屋や熱田の歴史と文化を感じられる店舗が集結。中でも編集部が気になった店をピックアップして紹介する。

名古屋の老舗喫茶が出店!モーニング&あんかけスパ

クリーム珈琲(580円)と小倉トーストのBモーニング(+0円)

全国的に人気の高まるなごやめし。中でもモーニングやあんかけスパは、なごやめしの代表格だ。あんかけスパ・鉄板ナポリタンの「鯱ひげカフェ」は、名古屋の喫茶文化を楽しめるカフェ。1978年、名古屋市港区に喫茶店「ドン・キホーテ」を開業し、あんかけスパの人気店として地域に愛されてきた。

店内のアートデザインも名古屋を彷彿とさせる

朝7時から営業し、10時30分までモーニングを実施。ドリンク代+0円で利用できるモーニングサービスは、バターorジャムトースト、小倉トースト、はちみつシナモンの3種類があり、好きなドリンクと組み合わせができる。ホットドッグやパンサラダなどボリュームあるセットの有料モーニングも用意。

ホットコーヒーに生クリームを注ぐクリーム珈琲(580円)は、卓上で仕上げ

ランチやディナーには、自慢のあんかけスパを。20センチもの大海老フライが2匹トッピングされた鯱ひげキング(1848円)は見た目にもインパクト抜群だ。

鯱ひげキング(1848円)。麺の量が選べ、レギュラー200グラム(写真)とL300グラムは料金そのまま

手羽先の名店「風来坊」創業の味を復刻!

元祖手羽先唐揚げの「風来坊」。人気の秘密はタレにあり!

日本で初めて手羽先唐揚げを販売したと言われる元祖手羽先唐揚げの「風来坊」。手羽先唐揚げの原型は、タレを研究する中で生み出したターザン焼きだ。若鶏の半身を使用したターザン焼きをイメージして復刻させたもも焼き(770円)が味わえるのは、現在は神宮前店のみ。創業の味を、ぜひ堪能してほしい。

創業の味を復刻させたもも焼き(770円)

これぞ名古屋のたこ焼き!驚きの新メニューも‼

たこ焼き約20個分の生地を使用!

たこ焼きと言えば、外カリ中トロ、ソースがかかった大阪を代表する名物だが、名古屋焼き醤油専門の「さく蛸」は、名古屋で昔から食べられてきたたこ焼きにこだわっている。曰く、ひと口で食べられる小玉サイズで、ソースも醤油もかけない素焼き醤油味、具材にはキャベツを加えて焼き上げるのが名古屋たこ焼きだ。

特注の銅板で焼いていく。冷めてもうまいと評判だ

そのまま食べてももちろん美味だが、もうひとつユニークな食べ方がある。SNSでも話題を呼んだ、その名も「泳がせマヨネーズ」。たこ焼きが見えなくなるまでたっぷりとマヨネーズをかけている。これぞ名古屋のたこ焼き文化!

名古屋焼き醤油(奥、10個500円)と、自家製泳がせマヨネーズ(手前、10個600円)

「あつたnagAya」限定メニューも大注目。たこ焼きの生地をプレスして焼き上げる大判たこ焼きせんべい(800円)だ。中央に見えるイイダコが何ともかわいらしい。食べやすいサイズに割って、泳がせマヨネーズに使用するマヨネーズソースにディップして味わう。

1トンプレスで焼き上げる大判たこ焼きせんべい(800円)

泳がせマヨネーズをたっぷりディップして味わおう!

伊勢で人気の新感覚ご当地アイス「ジェラ餅」の新業態店

ジェラ餅二段(ダブル)は790円~。下段は上段よりもサイズが大きい

伊勢の新名物として話題の「ジェラ餅」を販売する「いもんね」は、新業態となる「いもんね cookie&coffee」と並んで出店。パティシエが作るクオリティの高いジェラートを、柔らかい餅に包んで仕上げる新感覚スイーツ。12月中旬まではプレオープン期間としており、メニューを絞って営業する。

写真左が「いもんね」、右が「いもんね cookie&coffee」

コーヒーは、オープンに合わせて考案されたオリジナルブレンド。コクがありつつもすっきりとしたあと味に仕上げている。キュートなクッキー 猫(400円)と一緒に味わいたい。

熱田コーヒー(550円)は、注文後に1杯ずつハンドドリップ。お湯を注ぎきってからしっかりと蒸らして抽出する

センスのいい名古屋土産はここでゲット

名鉄グループが愛知・岐阜の作り手たちと開発したオリジナル土産を販売する「名鉄商店」の2号店。新熱田名物として開発したあんバタ餅は、フルーツ大福ブームを巻き起こした「弁才天」の創業者が始めた和菓子店「オオノ商店」とのコラボ商品だ。

あんバタ餅(1パック1000円)は、「オオノ餅店」が監修

あんバタ餅は持ち帰り用だけでなく、食べ歩き用の生あんバタ餅も登場!目の前の鉄板で餅の表面を焼いてから、冷たいあんこの上にのせ、仕上げにバターホイップをオン。温×冷の温度差が味わい深い。

食べ歩き用の生あんバタ餅(500円)

地元熱田の米穀店がおにぎり専門店をオープン!

全国各地の米をシンボリックにディスプレイ

熱田で70年続く米穀店が、近年大ブームを呼んでいるおにぎり専門店に挑戦。米屋のこだわりおにぎりを販売する「和 ~NAGOMI~」では米のブランドから厳選し、土鍋でふっくら炊き上げたご飯をひとつずつ手で握っている。バラエティ豊かな具材も、米のおいしさを際立たせるものを厳選している。

京風まぜおにぎり(左260円)と、味噌天むす(右320円)

知っていると楽しさ倍増!?小ネタも随所に

最後に、「あつたnagAya」のトリビアを紹介!まずはロゴについて。Aが大文字になっているのは、波打つ長屋の屋根をイメージしている。さらに、「nagAya」が「nagoya」とも読めるように、Aの部分にoが隠れているデザインにした。

「あつたnagAya」のロゴデザイン

また、ワゴンショップやポップアップショップが出店する参の戸は、美しい木組みがデザインに取り入れられている。「あつたnagAya」は木造平屋建て3棟が集まった商業施設であり、使用されているのは愛知県産の木材。愛知県の「木の香る都市づくり事業」にも採択された。

参の戸の屋根。幾何学的な木組みが美しい

壱の戸と参の戸の間にある芝生広場には、キッチンカーが出店予定。座って休憩できるように用意された丸太のスツールやベンチは、名古屋鉄道が所有する「名鉄の森」で採取したものだ。

各店でテイクアウトした商品を食べたり、休憩したりできる場所として用意

看板やロゴを照らすスポットライトを配置したロックガーデンには、名鉄の線路の一部をあしらいに採用。役目を終えたアイテムを再活用している。

鉄道ファンにはたまらないポイント!

「あつたnagAya」は、熱田神宮が最も賑わう新年に向けて第2期開業も控えている。近隣には昔ながらのアーケードが残る熱田神宮前商店街や、昭和レトロな激渋エリア神宮小路があり、少し足を伸ばせば、東海道唯一の海路である七里の渡しの船着き場跡など歴史スポットも。注目の高まる神宮前エリアから、ますます目が離せない!

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