缶コーヒー開発者に聞いた!「キリン ファイア」味と香りのこだわりとは
東京ウォーカー(全国版)
いつでも手軽に飲める缶コーヒー。その味にこだわりを持つ缶コーヒー愛好家も多い。だが、商品ごとに異なる味の違いがどうやって作られているかはあまり知られていない。
それを教えてくれたのは、キリンビバレッジの商品開発研究所で飲料開発を担当する川上広太さん。「キリン ファイア」シリーズの味を作る川上さんは白衣を着こみ、いかにも研究者といった見た目だが、実は「J.C.Q.A認定 コーヒーインストラクター1級」の資格を持つコーヒーの達人だ。今回編集部にやってきた川上さんは、「キリン ファイア」こだわりの製法である直火仕上げで風味がどう変わるのか、同じ豆で直火仕上げをしたものとしていないものとをその場で淹れてくれた。

2つのコーヒーは、同じ豆だけあって見た目には違いが分からない。だが、漂う香りにはっとする。直火仕上げを施したコーヒーは、そうでないものよりもさらに香りに奥行きが増しているのだ。2つを味比べすると、その差はさらにはっきりとした。しっかりとしたコーヒーのコクとは裏腹に、後味がすっと抜けていくような味わいに仕上がっていたのだ。焙煎した同じコーヒーが直火で炙ることで深みを増すことに驚いて、思わず2つを何度も飲み比べてしまった。

このこだわりが表れているのが、10月3日(火)にフルリニューアル発売される「キリン ファイア」シリーズだ。今回のリニューアルのターゲットは、ずばりコーヒーのヘビーユーザー。味わいのしっかりとしたコーヒーは、1日に何度も飲むには重たく感じてしまいがち。そこで「キリン ファイア」は“焼き”にこだわり、香りを引き立て後味をすっきり感じるようなキレのある仕上がりに調整し、「もう1本飲みたい」と思ったときに手に取りやすい味を作り出している。
定番の「キリン ファイア 挽きたて微糖」をはじめ、自動販売機限定の「キリン ファイア オリジナルロースト モカブレンド」や「キリン ファイア オリジナルロースト ブラジルブレンド 微糖」など、幅広いラインアップで気分に合わせて味を選べるのもうれしい。

川上さんに缶コーヒー開発の現場についてたずねると、「ラボのようなイメージがあると思いますが、味を研究する時は手でコーヒーの量をはかり、手作業でコーヒーを淹れています。料理をしている感覚で作っているんです」とのこと。作り出した味も、実際にコーヒーを口に含みその味を評価するカップテストでひとつひとつ確かめているのだという。普段飲んでいる缶コーヒーも、実は“職人”のこだわりが生み出したものなのだ。

「豆の量、お湯の温度、蒸らし、挽き方、コーヒーにはさまざまなポイントがあります。その中から自分だけの魅力を見つけ出すのが楽しいんです」と語る川上さん。そんなコーヒーのプロフェッショナルが作り出した缶コーヒーの味と香りをぜひ確かめてほしい!【ウォーカープラス編集部/国分洋平】
国分洋平
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